龍騎初見感想(1〜26話)
今、龍騎が面白い!!!!
2022年は仮面ライダー龍騎20周年。それを記念して、東映のyoutubeチャンネルで毎週2話ずつ無料公開されている。気になっていた作品だったのでこれ幸いと視聴し、まあハマった。日中でも
「あ〜続きどうなるんだよ〜」
「北岡弁護士……」
「また新しいライダー来そうだな〜」
「北岡弁護士……」
と、思考の3割は龍騎に割く有様。
せっかくなので11月16日現在で公開されている範囲(1〜26話)の感想を書くことにした。一区切りついたので……。(公式的には28話までで一区切りらしいけど)
全体的な感想 → キャラごとの感想の流れで書くので、視聴済人は初見の感想にニヤニヤしたりするといいんじゃないかな! いくぞ!!
全体感想
バトロワ群像劇最高〜!
仮面ライダーが「生き残った奴の願いが叶う」バトロワしたらそりゃ面白いよね〜〜
ミラーワールドという異世界から出てくるミラーモンスター(怪人)を倒すことも大事なのだが、割と添え物……。とにかく戦い!交錯する各々の思惑!正義!emotion…とバトロワ群像劇で見たいものをお見せしてくれるので満足度が高い。龍騎に影響を受けたと言われがちなFate/zeroや未来日記は視聴済なので「これが大元か……」という感動を味わうこともできる。
めくるめく大謎小謎
「ゲームマスター神崎士郎は、何故ライダーに殺し合いをさせているのか?」
今のところ龍騎の物語で一番大きな謎はこれであり、ライダーバトルの合間にこの謎を解く物語も展開される。しかしそれだけではなく、
「この人は何で殺し合いに参加してるの?」
「ミラーワールドはどう生まれた?」
「こいつがこんな性格になった理由は?」
といった疑問が次々に提示され、短いスパンで回収される。大きな謎でずーっと引っ張るんじゃなくて、小謎の提示→解決……を繰り返す。ここに新キャラ登場、キャラ退場、陣営の変化、etcが加わるので常に話が動いているし、次回へのヒキも強い! そりゃ面白いですわ。平成2期の作品ばっかり見ていたので、そもそもエピソードが前後編構成じゃないことにもびっくりした。
たまに脚本のパワープレイで、キャラの掘り下げの為に蓮が記憶喪失になって次の話で治ったりするけど……。「これ、今後の話で大事なやつ!?」と身構えた浅倉の過去話とか25話で終わったしね!
キャラの所感
城戸真司
主役。「ライダーになるのはモンスター倒して人を守る為だ!」「ライダー同士の殺し合いを止めるんだ!」等ちゃんと言う。この手のキャラ、加齢に伴って、理想論でもこういうことを言う奴って必要だよな〜と思えてきたけど、子供にはウケが悪そう。でも真司の長所は、どんな相手でも(前科まみれの凶悪犯でも)話し合ってみなければわからないと言って正面から向き合う所だな……。真司の目標が達成されるビジョンが見えないけど、頑張ってほしい。見習い記者なんだけど序盤はモンスターとの戦闘で取材を中断→上司に怒られる展開が多くて可哀想。ヒーローは無職じゃないとダメかも。
秋山蓮
ザ・ライバル、ザ・2号ライダー。未だに画面に映ると「顔かっけ〜」って思っちゃう。BLEACHみたいな黒いロングコート着て似合う顔面って相当だよ。他に実写でアレを着こなしてるの「神と共に」しかない。
最初は冷たい態度を取るけど、徐々に成長する主人公の真っ直ぐさに絆されていくのって何度見てもいいんだから……。しかし、真司より先に強化フォームをお披露目するとは思わなかった。
須藤雅史
「仮面ライダーは善人とは限らないぞ」、「負けたらマジで死ぬぞ」という説明のために5話で登場して6話で死んだひと。カードデッキが弱すぎるので生き残ったとて……という残念さ。蟹モチーフのシザースに変身するので、聖闘士星矢のイメージがデカすぎる「蟹は雑魚」の言説にちゃんと該当するキャラでもある。
手塚海之
海之!? 名前の印象ないな……。
初登場時と退場時で最も印象が変わったキャラ。最初は真司と思想被ってるし、占い師キャラって信用できねぇ〜(偏見)と思ってたけど、友人の敵討ちという要素が出た途端グッと手塚という人間が立ち上がって驚いた。蓮にサバイブを託し、真司に運命を変える意志を託して死ぬのも格好いい。デッキに入ってるカードにトリッキーなものがあるのもいい。というか、エイモチーフの仮面ライダーなんていたんだね……。
優衣と共に神崎士郎について調べてたけど、得た情報を抱えたまま死んだ気がするので、それが後々展開に響きそうで心配。
芝浦淳
ゲームを盛り上げようと全ライダー集めたら浅倉に盾にされて死んだ。社長のボンボンで性格が悪いやつだったけど、振り返ると調子に乗れた時期があまりにも短くて気の毒。契約モンスターも寝取られるし(NTRではない)。「近くにいた、お前が悪い……」これに尽きる。
仮面ライダーガイの見た目がお気に入り。サイモチーフのライダーはパワフルで格好いい。
浅倉威
凶悪犯だってライダーになれるぜ! バトル≒龍騎のシナリオを引っ掻き回し、牽引しているひと。顔つきがずっとキンキンですごい。あと脱獄後、逃走用の服にヘビ柄のシャツをチョイスすることある?
火事で家族を失った過去を話し出した時はハラハラしたけど、それが弟を呼び出してモンスターに食わせるためだったのは嬉しかった。特に悲しき事情もなく邪悪な男最高〜!(悲しき過去悪人も好きだよ!)
北岡秀一
カリスマ弁護士。龍騎の人たちは警察にお世話になることが多いので、自然に出番が増えてライダー達と面識ができる美味しいポジションだ。
わかりやすく嫌なやつかと思ったら、不治の病持ちであり、戦う理由が切実であることがわかった時点で憎めなくなってしまった。というか秘書であるガタイのいいピアスつけた男性を「吾郎ちゃん!」とか親しげに呼んでる時点で「そこの関係何!?!?!!?!?」とめちゃくちゃになってしまった。
吾郎ちゃんが北岡を先生と呼んで慕う理由、長らくよくわからなかったんだけど、25話で明かされたんだよね。
ちょっと25話見返していいですか? ありがとう。
.
.
.
「傷害事件に巻き込まれた俺を、先生は弁護してくれた。そのせいで検査が遅れて……。もっと早く病気がわかっていれば……」
吾郎ちゃん、北岡弁護士に恩があったんだな……。
「吾郎ちゃん」
「もういいよ。俺のそばにいてくれなくても」
!?
キーン
キーン
キーン(オタクミラーモンスター)
「先生! ……俺、恩だけじゃありません」
「先生のそばにいたいんです」
!!
「吾郎ちゃん……」
「今日の晩飯、さっぱりした懐石料理が食べたいな」
!!!!!!!!!!!!
WOW WOW WOW WOW WOW WOWW
WOW WOW WOW WOW WOW WOW…
この関係性がすごい2002(当時)
優勝!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
龍騎、23話あたりからずっと濃度がすごいですね。26話もあんないい感じの共闘回見れるとは思わなくて「一生この距離感でいてくれ~」と願ってしまいました。でも次回からまた新しいライダーが登場しそうなので楽しみにしています。途中参加のライダーの死亡率かなり高いから……がんばってほしい。
また感想書くかもしれませんがその時はよろしくお願いします。すみませんでした。
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