【メギド72】8章3節 各陣営状況まとめ

 魔機デカラビア超カッケェ!! オーブ実装してほしい!!(挨拶)
 ダラダラしているうちにもう8章4節目前になってしまったので慌てて3節の状況を(自分用に)まとめました。
 8章3節、陣営が最終的に5つぐらいまで出てくるのに、各陣営がバラバラの目的と情報を持っていて、状況をすべて把握している陣営はひとつもないというめちゃくちゃな状況なので、復習のお供にしていただければ幸いです。

項目について

 同目的、同方針で動いているチームをざっくり区分けして「陣営」とし、8章3節終了時点での短期的な目的などを以下のようにまとめます。(場合によっては項目を省略していることもあります)

目的:その陣営が掲げている目的、(本人たちが認識している)勝利条件。
方針:目的達成のためどのような手段を取っているか。
現状:目的・方針にそって現在どのように行動しているか。
問題点:このまま目的を達成した場合、(主にソロモン/ヴァイガルド視点で)どんな不利益があるのか。
認識の誤り:その陣営が実際と違う、勘違いしている事柄。または持っていない情報など。
備考:その他補足項目
メモ:
筆者の感想コメント。読み飛ばしていいです。

ソロモン陣営

 主に軍団・メギド72のメギドラル遠征隊(ソロモンがいるところ)のこと。イヌーンはここに含む。

目的:エクソダス計画および、成り損ないがヴァイガルドに来る事態を止める。
方針:マモン陣営とヴィータとの間で「落としどころ」を見つけることが理想。そのための手段として戦争をすることは厭わない。
現状:マモン陣営が根本的にヴィータを「取るに足らないもの」として見ており、まともな「交渉」が成立せず、戦争状態に入る。
 マモンの支配領域へ侵攻し、渡河に成功。マモン陣営には一見、全滅したかのように見せかけることにも成功した(ただし、バレるのは時間の問題)
問題点:マモン陣営と争うことで、彼女の押さえている魂の炉の防備が薄くなり、フライナイツに奪われる可能性が高くなる。特にこのままマモンに勝利した場合、魂の炉がフリーになってしまうため、蛆との闘いはほぼ負け確定となる。
認識の誤り:
・フライナイツの暗躍や、魂の炉の存在を知らず、マモンを止めればエクソダスも止まるものとして見ている。
・マモン陣営は成り損ない事件のことを既に知っていると思っているため、マモン陣営にとってのシャミハザの重要度を、実際より高く見ている。
・交渉役のインガセクトと因縁あるメンバー(エリゴス)がいたこと、マモン陣営が幻覚の霧を使いシャミハザの誘拐をもくろんだと思っていることなどから、彼女らの印象が非常に悪い
・ソロモンが見たフォルネウスのことを幻だと思っている。
備考:
・グリマルキンがフォルネウスに気付いている。
・シャミハザとバルバトスが、幻覚の霧の件に関してマモン陣営の動きに違和感を持っている。
メモ:
 これまで「勝算」を導いてきた観察力と論理的思考を重ねるスタイル、情に厚い気風、ソロモンのカリスマ性のすべてが裏目に出てしまっているという、状況を整理すると過去最高のピンチです。他陣営に比べ持っている情報レイヤーが低く(※他が高すぎる)、自力で上位の情報にたどり着く手段もないため、ソロモン陣営だけではどう動いても負けます。勝つためには他陣営(主にフォルネウス)の動きに期待するしかない…というのは、負け混んでいる自覚があり、なんだかんだ自力でアクションを起こせるマモン陣営よりもある意味マズい状態と言えます。
 普通にやると主人公が今までの美点を逆手に取られて負けフラグを踏みまくるってものすごいストレスフルなシナリオだと思うんですが、そう感じさせないシナリオ構成、本当に見事ですね…。

マモン陣営

 マモンや彼女の配下のインガセクトなど。ラストで配下が変な動きをしているが、3節終了時点では誤差範囲のため同陣営とする。

目的:エクソダス計画を実行する
方針:「完全なる転生」の発見により議会で追放刑が中止になる前に、突貫でエクソダスを実行し、できる限りの魂をヴァイガルドへ逃がす。
 当初(完全なる転生の発見前)はメギド72を配下として組み込む想定だったためイヌーンを派遣したが、現状はエクソダスそのものの実行の方が優先度が高い。
現状:第一次エクソダスを実行し、現在は第二次エクソダスの準備中。
 想定に反してメギド72との交渉が決裂し戦争状態に入ったため、イヌーンやシトリー、不死者たちを切り捨て殲滅し、指輪の回収を試みる。
 ソロモンたちとの交渉の場で、第一次エクソダス失敗の可能性が浮上したため、状況確認を急いでいる。
問題点:エクソダス計画がそのまま進行する。ヴァイガルドのヴィータが成り損ないにはならなかったとしても、メギドと完全に入れ替わってしまう。
認識の誤り:
・成り損ない事件を知らず、エクソダス計画は秘密裏に進行できている前提で動いている。
・インガセクトとメギド72の交渉の際に、フライナイツが幻覚の霧を使った工作をしたことを知らない。
・メギド72は全滅した(ソロモンも死亡した)と思っている。
備考:
・魂の炉の所有者。魂の炉の技術を応用し、追放刑を提案した。
・転生と魂の炉に関する秘密を継承しており、完全に成功する転生を実行できる。おそらく、任意で「完全なる転生」「不死者化」も可能。メギド72に所属する不死者は、マモンが蛆の支配から逃れさせるために選んだメギドである。
・サタン派ではあるが、ハルマゲドンには内心賛成していない。メギドを守りたいと考え、蛆とは明確に敵対している。
メモ:
 主観的にも客観的にもうまく行ってない陣営。主観でのうまく行ってなさと客観でのうまく行ってなさの乖離が3節時点ではなかなかひどく、かなり負けこんでいる印象になっています。
 地味にソロモン陣営の負けこみもすごいので、マモンだけを残念萌えキャラ扱いはしたくないなあ、という立場なのですが、前例のない大規模作戦を実行したわりには結果確認がのんびりしている(ヴァイガルド情報の入手手段に黒い犬のような独自ルートがなく、夢見の者頼り)のは確か。
 机上でうまくいくから大丈夫という認識は、後方で陰謀を企てるのが得意な反面陣頭指揮経験が薄いというキャラなのか、大罪同盟のメンバーにとって「秘密」はそれだけの信頼に値するものなのか、気になるところです。

フォルネウス

フォルネウス+ヴァイガルドの集合意識体。フォルネウスと集合意識体で微妙に意識にズレがあるが集合意識体は能動的に動けないので同陣営、ラストでサタンと合流するが目的は全く別なのでサタンとは別陣営とする。

目的:エクソダス計画および、それが蛆に利用される(ヴァイガルドに成り損ないが送られる)事態を根本的に止める。誰にも魂の炉を利用できないようにすることがベスト。
方針:ソロモンに蛆や魂の炉の情報を渡し、目標をマモンから魂の炉へ変更させる。
現状:ソロモンに召喚されようとしたが失敗。3節終了時点でメギドラルのソロモン王(以下、メギモン)に召喚されたため方針を微調整。蛆がエクソダスを乗っ取ろうとしている情報を提供してサタンの協力を取り付け、まずマモンとソロモンの戦争を止めさせる口実でソロモンとの接触を図る。
認識の誤り:
・魂の炉と蛆の狙い以外の現状認識はソロモンとほぼ同じで、マモン陣営の情報が少ない。
・マモンとの戦争に突入して以降のメギド72の動向は知らない(全滅偽装など)
備考:
・フライナイツに存在自体把握されていない。
・フォルネウスにサタンの目的や性格といった情報が少ないが、サタンにもフォルネウスの情報がない。例えば、フォルネウスがソロモンと全く連携が取れていない事などをサタンは知らない。
・魂の炉や8魔星の関係などの情報は集合意識体が断片情報から推測したものであるため、細かな部分に誤りがある場合がある。例えば、集合意識体は「追放刑の提案者は蛆側=ベルゼブフであり、カトルスへの情報隠蔽のためベリアルを追放した」と言ったが、実際はベリアルを不死者として保護するためにあえてマモンが提案している。
メモ:
 致命的な情報は残らず持っているものの、自力で動けないという極端な陣営。フォルネウスの口八丁にソロモン陣営、ひいてはヴァイガルドの命運がすべてかかっている状態です。フォルネウスは天才なのでそうそう下手は打たないと思いますが、ヒリつく情報戦が見れそうなところです。メギモンがあほの子なのをうまく利用できたらいいですね(悪役みたいな発想)
 そのほか、今の状況には直接関係ない8魔星などの情報が山盛りなので、何度か読み返しておくとよさそうです。回収されるのたぶん早くて半年後とかだから…。結局特別な仲なのは誰と誰なんだよーッ!

フライナイツ

 頭に蛆がわいてるフライナイツのモブメギド。蛆の意思で動いている。

目的:魂の炉を奪い、ヴァイガルドに成り損ないを大量に送り込む
方針:情報工作を行い、ソロモンとマモンに戦争をさせる。マモンが疲弊したところで魂の炉を奪う。
現状:シャミハザの件を知り、エクソダスの全容を把握。「完全なる転生を懲罰局が知った」という情報をマモンに流すことでエクソダスを誘発させ、魂の炉の場所を割り出した。また、ソロモンとマモン陣営の交渉の場に幻覚の霧を仕掛け、マモン陣営のふりをしてシャミハザを攫うそぶりを見せ、ソロモン陣営をマモン陣営との戦争に誘導する。
問題点:ソロモンの完全敗北条件=彼らの勝利条件であるため、すべてが問題。
認識の誤り:
・フォルネウス陣営の動きを全く把握していない。ひいては、サタンが絡んでくる想定をしていない。
備考:
・エクソダス計画自体はカソグサを捕えたときに知り、フライナイツ全体(隊長格以上?)で共有している。
・シャミハザを作り出した張本人のガギゾンもフライナイツ所属だが、ここまで作戦が実行されなかったのは、ガギゾンがシャミハザを「大して気に留めていなかった」ため。
メモ:
 今一番勝ってる陣営。こいつをみんなでボコれればハッピーエンドですが簡単に殴れそうにないのが問題です。名無しのモブとは思えぬ情報戦の強さ。特に幻覚の霧を使った工作で、追放メギドの多いメギド72全体の怒りのツボを突いて小さな不整合点を見逃させたのは舌を巻きました。
 まとめの短さからもわかる通り、最小の手間でこれを実現しています。実に見事、教科書に載せたいお手本のような暗躍ぶりです。いやだって普通、これだけ周りを意図通りに動かすやつ、「やることが…やることが多い…」ってなるよ…。

サタン陣営

ラストにのみ登場したサタン。メギモンも一応同陣営とする。8章3節時点ではほぼ情報がない。

目的:不明
方針:フォルネウスの誘いに乗り、ソロモン陣営へ助力する。
問題点:情報、力、本物の指輪などほとんどの面で優位に立たれており、頼りすぎれば取り込まれる可能性が高い。彼本人の目的が不明であるため、見返りに何を求められるかも不明瞭。
認識の誤りなど:
・フォルネウスの特殊な事情を知らず、メギド72の別働隊のようなものと認識している
・ソロモンとマモンの戦争自体を知らなかった。成り損ない事件も知らない可能性が高い。
備考:
・蛆によるエクソダス計画乗っ取りを止めることが「目的」に対して利益になる。
・サタンとメギモンの間に認識の齟齬があるものの、メギモンはサタンには素直に従う。
・理由は不明だが、議会の開始を延期させてまでサタンは秘密裏に単独行動をしていた。
メモ:
 ラストで突然出てきたので不明点が多いサタン様。マモンとは対照的に、持っている情報自体は少ない(なにせ今まで部外者だったので…)ものの、クリティカルな部分を拾っており、美味しいとこを持っていきそうです。この状況がソロモンにとって吉と出るか凶と出るかはサタンの動きにかかっています。…微妙に面白い性格なせいで逆に行動が読めん!!
 メギモンが付け入る隙なのか、大穴なのかも未知数です。…いやてっきり、強化人間とか最悪脳だけ水槽に浮いてるとかだと思っていたので、メギド流ながら普通に育ててたっぽいの衝撃的なんですが…さすが8魔星で一番メギドができている男だぜ…。

キュバ吉

独自に動きすぎのインキュバスに期待を込めてソロモン陣営から独立。

目的:女が多いところに行く
方針:アスモデウス隊の方が女が多いのでそっちに行く
現状:道に迷って行き倒れていた所をインガセクトに拾われ、マモンの軍団(女だらけ)の捕虜(?)になった。何故かかわいがられているのでそれなりに満足している。
問題点:とりあえずいろんな人にめちゃくちゃ怒られる。うっかりマモン陣営にソロモンの話をする可能性がある。
認識の誤り:
・成り損ない事件を知らない。
・ソロモンとマモンが戦争状態に入ったことを知らない。
・だいたい何もかもおかしい
備考:
・マモンは現状インキュバスのことを知らない。親衛隊が隠れて可愛がっている。
メモ:
 女ばかりの軍団に潜入したインキュバス(男性夢魔)という無双シチュ。フォルネウスと同じく8魔星の懐に入り込んだ獅子身中の虫。何も起こらないはずもなく…もないかもしれん…わからん…。
 いや、さすがにこれだけ強調されて別行動したんだから何かするだろう、するよね? すると思う…のでここにいるよとまとめましたが、キュバ吉なので何もせず酒呑んでるだけとかも…ありえます。何をするんだ!
 しかし、「元サタン派の黒い犬が無断で軍団を離れた」のにサタナキアからすら迷子の心配しかされてないのは、キュバ吉にしかできない芸当です。サレオスやイヌーンは疑われてるんだぞ!!

おわり

 以上、ザーッとですがまとめでした。
 直前に3節を読み返して書いていますが、誤りがあればご指摘いただけると助かります。やや一般よりマモン様擁護寄りな自覚はあります。

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