【メギド72】ガギゾンのがんばりクロニクル

 ガギゾン。今や大半のソロモン王たちより古参(※2018年4月13日初登場)の未実装メギドです。
 以前は真時計に名前があったことから実装内定していることは有名ですが、そのほかイベント復刻修正などでどんどん有能になっている…わりに器の小ささは据え置きだったり、6章以前でメギドラル側にいる頭メギドラルなメギドとしてはほぼ唯一の名ありキャラ(他はウェパルキャラストのサルガタナスのみ…)としてメギドラルの事情をめちゃくちゃ説明してくれていたり…と考察勢的にはありがたいおもしれー男です。
 8章3節にいたり、ようやくガギゾン以外のフライナイツがメインストーリーに出てきたことで「おもしれー男…」が個人的記録を塗り替えたので、彼のこれまでの功績(研究成果とやらかしたこと)を考察していきたいと思います。
 当然8章3節までの内容に容赦なく触れますのでネタバレ注意です。

時系列順に並べてみよう

 今回のコンセプト。
 ガギゾンは8章3節現在、メインストーリーに直接登場したことが一度もありません。さらに登場するイベントやキャラストでも、登場シーンが過去回想であったりと、彼が行動した順番と我々プレイヤーが情報を受け取る順番がぐちゃぐちゃで、時系列が非常にわかりづらくなっています。なので周辺情報を交え、作中の時系列順に並べていきます。

1)Cカスピエルのキャラストーリー5話

 現在(私が)確認した限り、作中最も古いガギゾンの行動です。
 ガギゾンが(カスピエルの当時の上司であった)上位メギド、バルバリッサに取引を持ち掛ける(その現場をカスピが目撃する)という内容です。
 時系列はカスピエルの転生前。カスピエルの年齢(転生してからの年数)が不明ですがどんなに若く見ても20より下はないだろうこと、黒い犬としてメフィストたちと組んだのが「今から30年ぐらい前」ということから、20~30年前の間となります。(以降、時間の幅は長めに取っていきます)
 該当部分を引用すると長くなるのでまとめますと…

・ガギゾンがバルバリッサへ、「黒い犬の技術提供」を求めた。見返りは、「『ヴァイガルドでのメギド化』技術が完成すれば最優先でバルバリッサに提供する」こと。
ガギゾンは当時すでに、懲罰局に申し立てて数体のメギドを追放刑にしている。追放刑の件数がベルゼブフ派に偏ってしまっていることから、懲罰局に目を付けられている(バルバリッサ談)
・「ヴァイガルドでのメギド化」技術を必要とするバルバリッサは、技術の完成までガギゾンを保護するため、カムフラージュとしてサタン派からも追放者を出すようにすると約束(その犠牲になったのがカスピエル)
・可能な限り、バルバリッサが懲罰局とサタン派を抑え、ガギゾンが実験しやすい環境を整える

 バルバリッサは、黒い犬の指揮者であることからもわかる通り、サタン派の上位メギドです。つまり派閥違いの有力者に取引を持ち掛け、事実上のパトロンになってもらっていたと。…マジで手段を選ばないんだなお前!
 なお、バルバリッサはCカスピキャラスト内でアッサリ死んだので今後本編に出てくることはありません。が、イベントの過去回想などにちょいちょい出てはちょいちょい悪い事をしてくので、覚えておくと「てめえ…また!」という気持ちを味わえます。俺のこの手で殴りたかった…!!
 また個人的に気になる点ですがヴァイガルドでのメギド化技術に夢広がるバルバリッサに対してガギゾンくん

ガギゾン:…サタン派のヤツはヴァイガルドにご執心だな

 と、ちょっと他人事なコメントをしています。おや、ヴァイガルドにあまり興味ない? それともブラフ?

2)イベント:見習い女王と筋肉の悪魔

 おそらく多くのモンモンはここで初めてガギゾンを見たであろう、ハックに顔面を蹴られるの巻。
 このシーンはマルチネの追放前。マルチネの年齢がわかりませんが、まあ見た目的にざっくり12~17年前ぐらいでいいでしょう。このイベントは未常設かつガギゾンがらみはフワッとした書き方しかされていないのですが、復刻でも大きな修正がなかったので確度は高い情報として扱います。

・ガギゾンがハックのことを知らず迂闊に喧嘩を吹っかけ、ハックがそれを買い、ガギゾンを殺そうとした。それがきっかけでハックとマグナ・レギオの戦争になりかねなかったためマモンが仲裁に入り、ガギゾンを助けた
マモンがこれをガギゾンへの貸しとした
・誰でもいいから処刑者のメギド体が欲しい理術研究院からのせっつきを受けて、ガギゾンがハック軍団の処刑者の中から追放できる素質のあったマルチネをピックアップした。

 理術研究院は…8魔星の誰かがパトロンをしていて、今はコシチェイが所長らしいんですが…ここでは割愛! とにかくフライナイツとは全然別口の研究組織とだけ把握してください。
 8章3節現在で注目すべき点は、マモンがガギゾンに貸しを作っているという所でしょうか。
 ここからは個人的な考察になりますが、8章3節でのフライナイツーマモン間の情報の流れがどうにも見つけづらく、イヌーンは「懲罰局がらみじゃないか」と予想していましたが、ガギゾンの貸しによるラインかも…? と思っているところです。ただ、だからガギゾンがマモンに情報を流した…とはちょっと言い切れないとも思っています。というのもこのマモンの仲裁、単純にガギゾンの命を助けただけではなく、「マグナ・レギオの戦争を止めた」、もっと言うなら「ハックとベルゼブフの戦争を止めた」という側面があるためです。
 この貸しが「あなたのところのボウヤを助けてあげたわよ」という風な貸しだとすると、マモン―ガギゾン間の貸しではなくマモン―フライナイツ間、もしくはマモン―ベルゼブフ間の貸しになります。そうなると、ぶっちゃけガギゾンが口をはさむ余地がなくなります。
 しかし現状、この部分を詰める情報はありません。そもそもこの議会の重要度がわからん、なんでガギゾンが参加しているのかもよくわからん。
 ただ、ハックがガギゾンを「ベルゼブフの腰巾着」と呼び、「(戦争するなら)ベルゼブフも連れてきてええぞ」と煽ることから、ハックにとってガギゾンの上司は団長のエウリノームではなく創設者のベルゼブフ、という認識のようです。ガギゾンが頭ベルゼブフなのが有名なのか、あるいは案外ベルゼブフのお気に入り的ポジションなのか、単に当時はベルゼブフがフライナイツの団長だったのか。わからんわからん!
 その他気になる点は、なぜマルチネ追放の処置に懲罰局ではなくガギゾンが噛んでるのかでしょうか。「理術研究院に恩が売れる」という発言があるので、またスタンドプレーでねじ込んだ風ですが…。
 理術研…調べたくねえな…(情報が散り散りなので)

3)シャミハザのキャラトーリー

 8章3節現在一番(私の中で)ホットなメギドシャミハザ。カッコよくて強くてデータも簡単な雷ゴリラ、ミノソンと合わせれば雷ゴジラ、しかも常設イベントで無料のナイスガイ。推しです。
 さて、キャラストにガギゾンは直接登場していませんが、ここで重要なのはシャミハザの追放タイミングなのは言うまでもないでしょう。ガギゾンはその時点で、「理想的な転生」技術を得ていたことになります(本人的には失敗認識ですが…)
 キャラストはシャミハザ転生後にいろいろあって(ジルが)シトリーに弟子入りし共に旅に出て、免許皆伝し一人(二人)旅をするまでの話。この中で、シトリーの元で修業していた期間が2年間と明言されています。
 追放から弟子入りまでは長く見たとしても1カ月程度(キャラスト内だと数日)、8章3節内で10代斥候チームにジルベールが入っていたことから彼は最大でも19歳、さすがに10歳前後で旅立ちということはなかろう…など考慮し、シャミハザ転生は2~3年前、最大限長く見積もっても5年程度ではないでしょうか。
 今後重要になりそうなので、シャミハザの改造内容をまとめておきます。

・シャミハザは強化処置により追放前からヴァイガルドでも力が使えていた
・追放後もその効果が残っているため、ヴィータの身体でもメギドの力を使えている(とシャミハザは考えている)
・ジルベールの意思でもメギドの力が使える(ふしぎ!)
・肉体の主導権はジルベールの方が強い(8章3節、ジルベールが幻に囚われたときにシャミハザが強制交代できなかったことから相当の差がある?)

4)Cカスピエルのキャラストーリー7話

 Cカスピのキャラスト、ガギゾンがらみ以外にも時系列整理の点で考察勢にはめちゃくちゃありがたいですね。カスピが大好きになっちゃう。
 こちらにはガギゾンは直接出てきませんが、「メギド体にはなれねーが、ヴァイガルドに来られる…ただそれだけ」の処置が「最近完成し」、「完璧を実証するため」処置を受けたインキュバスとメフィストがヴァイガルドを訪れています。同じCカスピのキャラスト内の内容ですので、ガギゾンの技術提供によるもので間違いないでしょう。
 ちなみにこの時、追放されたカスピエルは二人と再会し、それをきっかけにメギドの記憶を取り戻します。そして二人と共にメギドラルへ帰還、バルバリッサ配下に復帰…という流れ。そのため、ソロモン誘拐事件より前なのは確定です。
 シャミハザキャラスト、後述する復讐の白百合のプルフラス改造とどの位置になるかは悩みどころだったのですが

①2年以上前にメギド体封印技術が実験段階まで来ていたなら、赤い月までにバルバリッサが実用化に踏み切らないのが不自然(のような気がする)
②バルバリッサとの密約があるため、完全外部のプルフラスよりバルバリッサ直属の三馬鹿(二馬鹿)方が先ではないか

 …という推定でこの位置に入れています。メギド体化の前に、まずヴァイガルドに行く処置を試したいから実験体を貸せ、という感じでしょうか。
 この推定が正しい場合、ヴァイガルドで「力」を使えるメギドを作れることを伏せ札として持ちつつ、バルバリッサからの援助を受け続けていたことになります。

5)イベント:プルフラス復讐の白百合
6)メインストーリー2章

 ついに本編時間軸。この二つは同時進行なので、ガギゾン絡みも同時になります。忙しいね、ちゃんと休めてる?
 といってもここでは表に出てこないので内容は簡単に。

・ガギゾンがプルフラスに、メギド体封印処置を施した(点穴などの固有の能力は使用可能)
・王都攻略戦用にエリミネーターを作り、門を開けさせる作戦の指揮を執った

 復讐の白百合の本編中では、「フライナイツのメギドから聞いて処置してもらった」としか言及がありませんが、6章3節でプルフラスが「恨むならボクらに(ヴァイガルドでも指輪なしで戦える)処置をしたガギゾンを恨むんだ」と言っているので、ガギゾンの仕事で確定です。
 ひとつ前の項目でも書きましたが、プルフラスは「サタン派寄りの無派閥中小軍団」(カカオの森イベで同軍団が黒い犬を受け入れていたことから)というガギゾン―バルバリッサ間とは関係のない部外者です。が、ガギゾンが情報隠蔽に暗躍していないことから、プルフラスへの改造内容は「すでに外部に知られてもいい状態」まで進んでいると思われます。実用化目前?
 ちなみに、研究分野が似てるせいか勘違いされていたのを見たことがありますが、サタナキアの研究を邪魔していたのはガギゾンではなく、異世界侵攻作戦総指揮者のプルトンです。これ以上はうちの軍団にサタナキアがいないのでわかりません。
 王都攻略戦でのガギゾンについては過去の記事で詳しくまとめております。マグナ・レギオの仕事している貴重な姿だ!

7)イベント:ソロモン誘拐事件 悪夢編・逃走編

 上記と同じくガギゾンはどちらにも直接出ていませんが、Cカスピエルキャラストの内容を受けると、三人娘チームが受けたメギド体封印処置も、ガギゾンの技術がバルバリッサへ優先的に提供されたものと考えられます。
 なお、どちらのイベントボスも「サキュバス暴走体(夢の中での暴走)」と「黒躰インキュバス(遺物での不完全変身)」なので、まだヴァイガルドで幻獣体になる技術はできていません。
 なお、時系列は2章後3章前。つまり赤い月よりも前。メギドがヴィータ体でもいいからヴァイガルドに渡れたら、赤い月作戦すっごい楽だったのにな~~~~!(なぜか侵略者視点)

8)イベント:上書きされた忠義

 やっと本番、カッコよくてかわいい真面目少女騎士風ダメージカット盾メギド・ブニちゃん登場&ブネさんが超カッコいいイベント、ついでにガギゾンがメインで悪い事をする話です。この記事はガギゾンの話なのでブニちゃんブネさんがいかにサイコーなのかはイベントを読んでください。
 時系列は3章後、4章前。重要ポイントが多いのでイベント概要と、細かな補足情報を以下にざっくりまとめます。

ストーリー概要(常設版・ガギゾン関連のみ)
8魔星のベルゼブフは、現在非常に容体が悪化している。これはかつて彼の主治医であったユフィールが解任されてからである。
「猫」の情報でユフィールがヴァイガルドにいることを知ったガギゾンは、ベルゼブフの現状を好転させる情報を得るためユフィールの拘束を計画。実行担当として改造メギドのブニをヴァイガルドへ送り込む。またユフィールがソロモン一行に加わっている可能性に備え自らもヴァイガルドへ赴く。
最終的にソロモン一行の活躍によりブニが洗脳から目覚め戦力を失ったため、ガギゾンはユフィールの拘束およびソロモンの殺害の双方を諦め撤退。しかし、洗脳からブニが目覚めた=純正メギドがヴァイガルドで自我を取り戻したことを、真の目的の「完全なる条件」かもしれないと考察する。

その他補足情報(洗脳器官のことなど)
・ブニはベルゼブフの盾として改造したが、彼の容体悪化により用途が消えた。そのため、ガギゾンにとって使い道のない駒である(ホントに!?)
・ブニの幻獣体は未完成。
・洗脳器官は、専用の調教幻獣からフォトンを送り込むことで、埋め込まれたメギドの精神を支配できる
・ブニの洗脳器官はデータベースとしても機能し、組織の情報や任務の内容、さらには帰還地点へのナビゲート機能まで搭載
・洗脳器官を通じ、ヴァイガルドでのブニの行動をメギドラルから把握できる
洗脳器官を通じての意思疎通が可能。洗脳器官を埋めたメギドは、同じく器官をうめた幻獣を意思だけで幻獣を操作できる
・器官への負荷が大きくなりすぎると落ち(処理できず強制終了する)てしまい、洗脳が解けてしまう欠点がある。特に幻獣操作の負荷が高い。
・洗脳器官を埋めていなくても(?)調教幻獣を通して、洗脳器官を埋めたメギドと通信ができる
・ガギゾンは調教幻獣を起点にして、遠隔地に声を届けることができる(?)

 長い。箇条書き部分で(?)と記載しているのは、私の推測と、どういう理屈なのかいまいちわからないけど何かそうなってる部分です。
 注目したいポイントは間違いなく完全なる条件なんですが、これは推測に推測を重ねる形の考察になります。この記事は一応、記載された情報の整理の面が強いものですので、別記事にしたいと思います。この記事、ここまでで既に6000字あるし…。
 まず、洗脳器官について。
 この器官、そもそもの名称やストーリーテーマ、洗脳ブニの口調が面白すぎるなどの点から洗脳以外が見過ごされがちですが、付加機能が明らかにチートです。初期のイベントストーリーなので設定が大味なんだろうな…と思ってこれまでスルーしていたんですが、常設化でめちゃくちゃ書き直されたのに洗脳器官の設定は全部残ったどころか若干アッパー調整されました。ほんとに通していいのかこれ?
 どれをとってもヤバいブツですが、特に「異世界間での行動を把握可能」と「遠隔通信」がヤバい。
 夢見の者を通さずヴァイガルドの現状を断片的にでも知ることができるのは、8章3節のマモンが情報戦で致命的な遅れをとったことを思えばどれほどのアドバンテージでしょうか。また遠隔通信は異世界をまたいでできるのかは不明ですが、イベストの描写的に最低でも数十~数百メートル、へたしたらキロ単位での距離の通信が可能のようです。ミュトスで伝令してるレベルの世界ですよ。こんなもんが実用化されたら戦争の常識が変わる。むしろ、このすさまじい付加機能を搭載したメギドが裏切らないようにするために洗脳機能を積んだといわれた方が納得できるレベルです。ガギゾン、技術面では本当に天才なんか?
 それと、これはすごく些細なところなのですが、気になっている点がありまして…ガギゾンと洗脳幻獣(アースウィーゼルみたいなやつ)の間の以下のようなやり取り。

ガギゾン:うるさいな…わかってる、今は作戦中だ。だが時間は有効に使うべきだ
調教幻獣:ギ…
ガギゾン:しつこいぞ オマエ調教幻獣の分際で生意気だな、殺すか?
調教幻獣:…………
ガギゾン:ん? オレのほうからブニに近づかないのかだと?
調教幻獣:ギュン、ギュン…

 めっちゃ会話…してない?
 調教幻獣がガギゾンの言うことを聞くのは、肉体構造上人語が喋れないだけのプーパと思えば不思議ではなく、またもともとガギゾンがペットにめちゃくちゃ話しかける独り言の多いタイプの人なのでスルーしてしまっていましたが、さすがにこの流れは独り言じゃなくない? 独り言だとしたらさすがに怖くない? ダックコーディングに類する何かでいいの?
 独り言だとするとかなり怖いので、洗脳器官か類似の何かを自分にも埋め込んで意思疎通ができるか、あるいはガギゾン固有の「力」によるものと考えるのが妥当でしょうか…。前者はガギゾンは安全性が確認できていないものを自分に埋め込むタイプか? というところにあまり自信がないんですが、後者はさすがに突飛なような気もする。わかりません。気になりすぎる。マジで独り言だったらどうしよう。

9)イベント:二つの魂を宿した少年

 8章3節現在一番(以下略)、シャミハザをよろしくお願いします。
 有名な出裁判。長らく復刻常設がなかったので誤解が蔓延したり、実際に常設されたらほぼ書き直しなし(ソロモンたちのセリフは結構変わっていましたが)で逆にびっくりしたりしました。
 ガギゾンくんの仕事は次の通りです。

・ソロモン王との内通疑惑により裁判にかけられる。実際に内通が疑われていたわけではなく、彼の行動を危ぶんだ検察官が彼をフライナイツから引き離そうとした策略だった(ガギゾンはそれをサタン派のゆさぶりと認識したが、実際は中立である検察官の意思)
・ガギゾンはこの時点で、ヴァイガルドに侵入するメギドの改造レシピを広く公開したことで評価されている(ただし幻獣化は未完成と思われる)。
・裁判は8魔星の許可のもと行われたが、ベルゼブフの意思によりフライナイツからは切られなかった
・証拠不十分で無罪となったが、懲罰局のアラストールにシャミハザの暗殺を依頼し、幻獣化手術を施した。
・幻獣化手術の際必要なリミッターをつけず、精神まで幻獣化するように仕向けた
・シャミハザの記憶によれば、ガギゾンは護界憲章の「判断基準」といかにして「接触する」かについてを調べていた。
・最終的にアラストールがシャミハザ暗殺に失敗したことを知ったが、これ以上懲罰局に借りを作ることを嫌ってシャミハザの殺害を保留。
・彼の目的は「あの世界のすべてを得て、ベルゼブフ様に捧げる」こと

 とにかくシャミハザが邪魔で殺したいガギゾン君。とにかくシャミハザを殺したい以外のことが実はよくわからない! シャミハザもアラストールもその辺に興味がなさすぎる。フリアエさんが大回転です。
 盛りだくさんすぎて収拾がつかないので、事実ベースで考察します。
 まずアラストールに特別な切り札と称して幻獣化を施していることから「この時点でメギド体封印手術は一般化したが、幻獣体は未完成」と考えるのが妥当でしょう。ブニの件を受けて、自我を弄ってみる段階に入ったようです。段階踏まずここの研究から始めたサタナキアのマッドさが光るな…。
 そして少々メタな考察になりますが、フライナイツ団長はエウリノームであるという情報が出る8章3節直前の常設化であるにも関わらず、ガギゾンがフライナイツから切られなかった件についてフリアエが「(8魔星かつフライナイツ団長のエウリノームではなく)ベルゼブフの考えることはよくわからん」と口にしている所から、ガギゾンを切らなかったのはエウリノームではなくベルゼブフであるのは確定でいいかと思います。これが蛆の意思なのか、ベルゼブフの意思なのかはわかりませんが…。
 それと、これは時系列順に並べて気付いたところなのですが、この時点で赤い月の失敗によりバルバリッサが失脚しています。おそらくガギゾンが裁判の際に「サタン派の揺さぶり」と思ったのは、バルバリッサの保護が無くなったからでしょう。細か~!

10)メインストーリー6章

 ついに幻獣化技術が完成しました。おわり。
 いや、本人が全然出てこないので実はガギゾンじゃない人がやった可能性もゼロではないですが、ここにきて全く知らん人は来ないでしょうという感覚で。8章3節のモブフライナイツさんの発言を見る限り、おこられは発生してそうですがフライナイツを切られたりはしてなさそうだし…?

おわりに

 後半、明らかに疲れてきた感じになってしまっていますが、とりあえず本編でやったことに関しては一通りツッコミ終わったかと…思います…。ぬけがあったらnoteコメントかTwitterリプをいただければ…ツイステの話とかしてても気にしなくていいんで…。

ちなみに

Q.傀儡の王と操られた花嫁は?
A.過去記事にも書きましたが、情報が少ないので今は入れていません。
 ガギゾンが過去にティアマトと面識があること、メギドラル由来の洗脳技術が利用されていることから、確かにガギゾン関与の可能性はありますが、Cカスピストーリーからのソロモン誘拐事件ほどの決定打がなく状況証拠にとどまっているため除外ました。もしガギゾン絡みであるば、時系列としては7.5の位置に入ります。

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