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せっかくシンプルにした顧客セグメントを複雑化しようとしてくる人たちに放ちたい、偉人の名言集

この記事はなにか

こんにちは Hikaru Kashidaです。
僕が誰かというと、2018年時点ではざっくりこういう者です。
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タイトルにあるような場面で、ガツンと言ってやると効果的かもしれない、偉人たちの名言をご紹介します。

背景

僕はなんでもシンプルな方が良いと思うし、そもそも複雑なものって大抵の人間が適切に扱えない気がしています。

しかし悲しいかな、時として人々は物事を好んで複雑化・困難化しようとしがちです。あなたの上司や同僚などもその例外ではありません。

その理由になるのが、シンプルな物事に対して

『もっと正確にできるのはないか』
『もっと詳細な方が正しいのではないか』

などと言った、(誤っているとまでは言わないまでも)愚かな考え方です。
こういったたぐいの主張は、『より正確に』と言った、一見魅力的な提案を含んでいるとも言えるため、真っ向から抗うのが難しいときがあります。

そうして貴方の(そして僕の)愛するシンプルさは侵され複雑化して病んで行きます。

そうならないため、そういった上司や同僚からシンプルさの花園を保つために、いざというときに放ってやりたい偉人たちの名言を覚えておきましょう。

シンプル万歳!


誰にでも使いやすい万能の名言

まずは泣く子も黙るあの人です。経営に造詣が深い人から、ミーハーな啓蒙本Loverまで、幅広い相手に使えることでしょう。

『あの伝説的な起業家もこう言ってるんだけど....』と控えめに言うだけで、相手は涙目でぐぬぬすること間違いないでしょう。

Simple can be harder than complex. You have to work hard to get your thinking clean to make it simple.

シンプルであることは、複雑であることよりもむずかしいときがある。物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。

- Steve Jobs 

もう少し渋く行きたい場合の名言

もし、ジョブズはあまりにミーハーっぽい、もう少しどっしりとした感じで行きたいというときには、日本を代表するこの方の名言が良いでしょう。

若い人が引用すると、クラシックな経営スタイルも勉強している感が出て、渋くて良いと思います。年配の上司も貴方を見直すことでしょう。
この名言を前に『いや、でも自分は複雑な方でいきたい』などと言える人間がいるでしょうか?

バカな奴は単純なことを複雑に考える。普通の奴は複雑なことを複雑に考える。賢い奴は複雑なことを単純に考える。

- 稲盛和夫

もう少しグローバルな感じでいきたい場合の名言

相手が『ぐろーばるしこう』で稲森さんよりも海外の偉人のほうが琴線に触れそうだ...そんな時はこの方がいいかもしれません。

アメリカ史上おそらく最強の銀行家、現在も残る巨大金融機関 J.P.モルガンの創始者の一言は、すべての薄っぺらい主張を人睨みで吹き飛ばすことでしょう。

No problem can be solved until it is reduced to some simple form
シンプルな形態に落とし込まなければ、問題は解決できない 

- ジョン・ピアンカレ・モルガン(J.P. Morgan)

彼は写真の威圧感も抜群なので、自分のPCにモルガン氏の胸像を表示しながら、相手を飲む勢いで行きましょう。

JPモルガンが、あのJPモルガンががこう言っているんですよ?彼に解けない問題をあなたが解けるんですかねぇ?シンプルにしないと無理ですよねぇ?なんせ貴方含め、僕たちは彼の足元にも及ばない存在なんですからねぇ、、

ビジネスマンの言葉では納得できない相手への名言

相手が手強く、さらに格式高く行きたい場合はビジネスの世界を離れ、アカデミックや歴史の世界の叡智を借りましょう。

ビジネスにどっぷりと使った現代人の多くは、アカデミアの世界の偉人や遠く過去に生きる歴史的人物の意見に弱いことが多いです。(※個人の感想)

まず、知名度で言えば日本の義務教育過程を出ている人のほぼ大多数が知っていると思われる、あの最強の物理学者の名言を紹介しましょう。

Everything should be made as simple as possible, but not simpler.
ものごとはできるかぎりシンプルにすべきだ。
しかし、シンプルすぎてもいけない。

- Albert Einstein(アインシュタイン)

『シンプルすぎてもいけない』と、警告を発しているところがリアルです。
これだけをポツンというと、ちょっと謎めいた感じになっていい感じかもしれません。

また、聡明なるアインシュタイン博士は"シンプルであること"について次のような別の格言も残しています。

Intelligent fool, you tend to complicate things. In order to proceed in the opposite direction from that, it requires a lot of courage and a little bit of talent.

知的な馬鹿は、物事を複雑にする傾向があります。
それとは反対の方向に進むためには、少しの才能と多くの勇気が必要です。

- Albert Einstein(アインシュタイン)

『知的なバカ』というのはなかなかのパワーワードですね。
安易に使うと相手と喧嘩になってしまう可能性がありますが、どうしてもわかってもらえない時や、恐るべきほどの『複雑にしたがり屋』に相対したいときに、逆転の一手として放ちたい一言です。

クラシック of クラシック でいきたい時

アインシュタイン博士やJPモルガン氏などは、20世紀のレジェンドとも言える存在であり、その偉大さには一部の疑う余地もありません。

しかし、この長い人類の歴史において、更に時代を遡り、遙かなる賢人の言葉を借りることでより一層の説得力を獲得しうるシーンもあるでしょう。

そんな場面では、この人のお言葉を拝借しましょう。
なにせ、2500年前に生きたクラシック中のクラシックと言える格言です。

A wise man considers a complicated thing simply.
賢者は複雑なことをシンプルに考える。

- ソクラテス

もし相手がソクラテスを知らない場合(しかしこの格言をどうしても使いたい場合)は『古くて偉いギリシャの哲学の人』の言葉とでも言っておきましょう。

また、『紀元前は古すぎる』という人のためにはこの方をオススメします。名前だけなら知名度も抜群です。

Simplicity is the ultimate sophistication
シンプルさは究極の洗練である 

- レオナルド・ダ・ヴィンチ


ダ・ヴィンチは画家としての顔が高名ですが、ご承知の通り彼は絵を書くために馬を分解してその筋肉構造を研究するほどの医学知識を持ち、また彫刻などのために材料を研究する物理学者であり、数多くの構造物設計図を残した発明家でもありますよね。

ところで皆さん、『ダヴィンチ・コード』はみましたか?
私は特に見ていないですが。

まとめ

顧客セグメントをシンプルに保ちたかっただけなのですが、なにやら少し遠いところまで来てしまったような気がします。

最後に、現代に生きるある人物の言葉を引用して終わりたいと思います。

Mark Zuckerbergは『Done is better than perfect』と言った。
そして今は『Simple is better than accurate』の時代さ。


- Hikaru Kashida

『Hikaru Kashidaって誰だよ?』というごもっともな反論を頂戴した場合には『何者でもありませんよ...ふふ....』と意味深に言っておいて下さい。


さて、実のところなんでこんな記事を書いているのかと言うと、別に職場にガツンと言いたい上司がいるとかそういう話ではなく、今度『セグメントをシンプルにすることが重要』と言う内容で登壇しようと思っていてその下調べをしているうちに、いっそ記事にしてしまおう、となっただけでした。

日本の各職場でここで挙げたような格言によって、すべての物事がなるべくシンプル(かつ意味がある)な形で居続けられることを望みます。

注:『Done is better than perfect』はFacebook社のスローガンとして有名であり、ザッカーバーグの写真とともに使われることが多いが、実際のb提唱者はザッカーバーグではないらしい。ただ、わかりやすさのためにマーク・ザッカーバーグの発言であるかのように扱うことが多い。

わかりやすければ、多少正確で無くてもいいのだ。

読んでくださってありがとうございます。
次の記事でまたお会いしましょう。


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