Hey! Say! JUMPの薮宏太くんが主演を務めるミュージカル「SHE LOVES ME」を観劇してきました。そして、全43公演(約1ヶ月半)の本作が本日無事に大千穐楽を迎えました。

初日に感想はまとめていたのですが、結局6回ほど行ってしまい、見れば見るほど感じ方や考え方が変わっていきました。
正直なところ、初見ではジョージやアマリアの感情が理解できず、「？？？」となるシーンも多かったです。けれど、何回か見ていくうちに、徐々に理解が深まっていって。そこも含めて面白いミュージカルでした。そこで、今は改めての感想を書き連ねています。

はじめに

まず全体の雰囲気としては、「少し古めかしい雰囲気のミュージカルらしいミュージカル」だったなという感じです。舞台の時代背景のこともありますが、激しいダンスシーンなども少なく、曲もトリッキーなものはほぼない、落ち着いていて安心感のある古風なミュージカルでした。
翻訳や演出を担当された萩田さんも仰っていましたが、本当にシーラヴは「恋というよりは愛の物語」でしたね。ジョージとアマリアの関係はもちろんですが、ジョージの周りの友人や同僚たち、そんな周りの人間たちの関係を含めた愛の物語でした。

「舞台はナマモノ」と呼ばれることがありますが、このシーラヴもそうでした。基本的な流れはもちろん変わりはしないですし、演者さんの声量や声のトーンやダンスのキレが違うのもありますが…
アドリブの多さに驚きました(特にシーポスさん)し、客席からも割と大きめの笑いが起こる様子も多々見られました。
ストーリーや登場人物のやり取りを含め、古風なだけでないコミカルで楽しいミュージカルでしたね。

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キャラクターについて

○ジョージ･ノワック(薮宏太)
文通相手に想いを寄せる本作の主人公。
割と素直で、割と感情が顔に出やすい。
同僚との関係は基本的に良好だが、アマリアとだけは犬猿の仲で口喧嘩ばかり。

○アマリア･バラッシュ(綺咲愛里)
文通相手に想いを寄せる本作のヒロイン。
素直な性格だが、興奮すると周りが見えなくなる一面もある、少し変わり者の女の子。
ジョージとは犬猿の仲でいつも喧嘩ばかり。

○イローナ･リッター(宮澤佐江)
恋人のコダリーにいつも振り回されており、なんだかんだコダリーに絆されがち。
アルパッドのことも可愛がっている。

○アルパッド･ラズロー(竹内將人)
明るく元気で前向きな男の子。
配達員として店を手伝いながら、マラチェック店の店員になることを夢見ている。

○スティーブン･コダリー(岡田亮輔)
イローナと交際中。
かなりの遊び人で、イローナ以外にもたくさんの女性と関係を持っている。
勤務態度はそれなりに真面目。

○ミスター･マラチェック(岸祐二)
香水店の社長。
少し口うるさいところもあるが、気さくで面倒見のいい性格。
でも、妻の不倫を疑っていて…？？

○ラディスラフ･シーポス(坂元健児)
言葉選びなどもユニークな楽しいおじさま。
ジョージとは特に仲が良い。
少し小ずるいところも。
妻子持ち。

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楽曲について

♪GOOD MORNING, GOOD DAY
物語のキャラクター達が次々と登場。
爽やかで、開幕から心を掴まれちゃう曲。
あと、この時点で登場人物みんな、結構個性的だな？？って感じでしたね🤣
個人的なお気に入りポイントなのですが、この曲中のアルパッドが非常に可愛らしい。
まだ配達員なのにも関わらず、お客様の目を意識してお店にふさわしいように振舞おうとしているのが本当に健気で可愛らしくて。
お掃除などの細々としたお仕事もこなしていて、素晴らしい働きぶりです👏
そして最後の「ああ ピクニック…」の時にハットを取る薮くん、めちゃかっこいい…🤦‍♀️

♪SOUNDS WHILE SELLING
主要キャストのみなさんはもちろんなのですが、お買い物をしにいらしたマダム達の歌声も本当に美しい…！あと、この時代らしいお化粧に衣装も魅力的です✨
そしてここでみんな大好き「サンキュー マダム またお待ちしております マダム⤴︎︎︎」が初登場！これが本当に大好きで！ダメだけど、一緒に歌いたくなっちゃいます！笑
キャストさんの声の重なりも美しい上、それぞれのキャラクターのニコリとした笑顔もとても可愛らしいですよね。ここはマジで、それぞれの登場人物の表情を双眼鏡でロックオンポイントです👀

♪DAYS GONE BY
この曲はジョージの下手くそダンスが可愛いのと、イローナの軽やかなダンスがとても美しくて…！もちろん、マラチェックさんの深みのある歌声もだいすきです☺️✨
マラチェックさんに「ダンスは凄く苦手で…」と話すジョージは言葉通り、めちゃくちゃダンス下手でしたね。手足がとにかくモタモタしてて。ダンス慣れしてるイローナとの対比が凄かったです🤣
あと、ここのコダリーの「ほら行ってこい」みたいな背中を押す仕草と、上手く踊れなかったジョージの背中をポンと叩く仕草がとても好きで。何気に優しいコダリーさん。

♪NO MORE CANDY
ここでついに！ヒロインのアマリアが登場！
初登場シーンから、なんか変わり者だな！？と感じさせて心を掴ませる、綺咲愛里さんの演技力に心を掴まれました。
ここでも、サンキューマダムを歌うのですが、まだ仕事も決まってないのにスタッフと一緒に勝手に「サンキューマダム〜…」をこっそりやってるアマリアが可愛いですよね☺️
そんなもの売れないだろ…といった面持ちのジョージ達の驚きの表情！ジョージは悔しがり、イローナやコダリーはルンルン顔！笑
ジョージが「くっそ〜…」と言いながらマラチェックさんに嫌々掛け金払ってるのが可愛かった🤣

♪THREE LETTERS - SUMMER
ジョージがお手紙について歌うシーンがあったのですが、大千穐楽にしてようやく手紙に文字が書いてあるのを見られました！ずっと気になっていて！
便箋いっぱい文字が書いてある訳じゃなくて、割と余白がある感じでした。文字は英語っぽい感じだった思います。違うかな…？
そして、相変わらずなジョージとアマリア。ジョージが出勤してきたアマリアに「今日は時間通りですね？驚いた、みたいな？」なんて嫌味を言ってみたり。でもこの後、2人でジョージの時計を見ながら、ああだこうだ話してる姿がなんだか可愛くて🤭
で、ここで凄いのがシーポス！この二人めちゃくちゃ仲悪いね…とはならずに、互いにすごく好きなんだとアルパッドに教えていました。既婚者の勘なのでしょうか…？こんなの絶対わかんないよ！笑

♪THREE LETTERS - WINTER
真っ赤で華やかなお洋服を来たアマリアと、白スーツでキメたジョージが登場✨
それぞれ文通相手と会うためにおめかししてるのですが、とにかく衣装がかわいい＆かっこいい！特別な相手に会うためにしてると思うとより可愛らしいですよね🤭
でも自信の無いジョージ。手紙にはちょっと盛って自分のことを書いていたのです。好きな人だからちょっぴり大袈裟に言いたくなるのは分かるけどね。そんな姿が情けなくてちょっと可愛かったです笑

♪TONIGHT AT EIGHT
今夜せっかく彼女と会えるのに、不安と期待でいっぱいのジョージ。シーポスに心情を吐露してます。「いや、大丈夫だよ！？」って言ってあげたくなりますよね😌
この曲中にシーポスがオルゴール箱を開けるのですが、ジョージはアマリアの事もあってかオルゴールがトラウマになってました笑
「それやめて〜…」という弱々しい演技が可哀想ではあったのですが、なんだか情けなくて可愛かったです💭
ジョージが「あと10時間と3分2秒！」と会うまでの時間を話してくれるのですが、秒数まできっちり数えてるのがなんとも可愛らしい。緊張が伝わってきますね！笑

♪l DON’T KNOW HIS NAME
イローナに彼について色々と突っ込まれるのですが、上手くごまかせなくてモゴモゴしちゃうアマリアがすごく可愛かったです♡
「名前も知らない彼だけど
心の内に触れた
2人見ているものは同じ
全ては書き連ねた文字に現れて
教えてくれた 雄弁に」
というここの歌詞がとってもロマンチストなアマリアを感じさせてくれて。かなりお気に入りの歌詞です🤭💕
この曲は途中からイローナも歌い出すのですが、イローナは文通相手に対して否定的な言葉を、アマリアは肯定的な言葉を歌います。イローナの方をよく聞いたら「歯ぎしりが〜…」とか言ってて笑ってしまいました🤣

♪PERSPECTIVE
ジョージに上手く生きる術を語って聞かせるシーポス。 平和に暮らしたいというか、事なかれ主義だなぁって感じでしたね💭
誰だって揉め事は嫌だし、シーポスの気持ちもわかるなぁって思いながらこの曲を聞いていました。それにシーポスは奥さんも子供もいるからね、守るものもあるだろうし。
「でも 胃薬忘れずに！」って言うのが、なんだか人間らしくて。少しクスッときました😌
そして圧巻の歌声ですよね！歌詞はちょっと面白いけれど、坂本さんの強弱のしっかりした声量や歌声に感動しました。

♪GOOD BYE, GEORG
シーポスの制止も虚しく、店を辞めることになったジョージ。スタッフの1人1人と軽くお別れを交わしていきます。
シーポスやイローナはかなり落ち込んでいて。イローナをアルパッドが慰めていたりするのですが、ここのコダリー氏、お別れの仕方が超あっさり。「まあどっかでうまくやれよ」くらいのあっさりした感じで送り出してるのがコダリーらしいですよね。
アマリアも声をかけますが、ジョージはそれにも嫌味を。それにしても「自分の後任のためにもお前はとっとと結婚してここから出ていけ」というニュアンスの嫌味を言うの、割りと性格悪いですよね笑
でも、ああだこうだ言ってても、アマリアは別にジョージの不幸を願ったりはしていないんですよ。きっと彼から受けたものに言い返す形になってしまっていただけで…
「サンキュー マダム またお待ちしております マダム」のメロディーで「また会いましょう また 」って店員みんなで言ってるのがなんだか切なくて。胸がキュッとなりました😢

♪WILL HE LIKE ME?
ここで、アマリアも文通相手について考えます。相手が想像していたよりも、自分を騒がしいと思ってしまったら…？なんてマイナスなことを考えていました。
でもジョージとは違って「伝えたいのは愛、会ってみましょう」「考えても仕方ない」となれる、思い切りがいい所がアマリアの素敵なところですよね😌
あとやっぱりここの衣装めちゃくちゃかわいくて大好き。結構派手なデザインですが、綺咲愛里ちゃんだからこそ着こなせるのかも？可愛らしいお顔によく似合ってますよね♥️

♪ILONA
絶賛喧嘩中のコダリーとイローナ。
コダリーの言動にうんざりしてツンケンしていたイローナでしたが、なんだかんだコダリーを許しちゃうところが良くないですね😵‍💫
ここのコダリーのダンス、鳥みたいですごく好きなんですよね。コダリー担なので、ここで毎回大興奮していました！笑笑
そしてここで発覚したのですが、コダリーお前！ご飯割り勘もしくは奢らせてたんかい！というね？ここ結構衝撃でしたね🤷
遊び人なんだからせめて飯くらい女性に奢ってあげなよ！と思いましたが、それを感じさせずに割り勘で済ませられるくらいの技量がコダリーにはあるから何とかなってるのか…？とか考えちゃいましたよね笑

♪I RESOLVE
ラスケラーに行こうと約束したのに、またしてもコダリーに裏切られたイローナ。今から自分を変える！！と決めた、気持ちの籠った力強い1曲ですね。
ここ、心の中で「いいぞイローナ！そんな男捨てちまえ！もっといい男が待ってるからな！」って応援しながら聞いてました🤣
あとここ、イローナの後ろでアルパッドが踊っているのですが、イローナを操ってるみたいな演出で、それも面白くて好きでした。
曲の序盤ではまだコダリーが居残っているのですが、その時に歌詞に合わせて動くのも大好きで。特に「たとえ天使の矢が〜…」というところで、ニコニコで弓を引く仕草をしてるコダリーが可愛すぎました🥰

♪A ROMANTIC ATMOSPHERE
カフェ「インペリアル」の開店です！
ジョージとアマリア、それぞれの待ち合わせの場所でもありますね。レトロな雰囲気ながらも、ここのシーンはかなり激しいダンスかも見られます。ここのダンス＆音楽がたまらなく最高で、毎回目を奪われてしまいます😆👍
特に注目しているのがウェイターのおじさま。話し方から身のこなし(声やダンス含む)まで本当に素晴らしく。大好きです。登場したらいつも絶対双眼鏡で覗いてました。
「ロマンチックな くう〜〜〜…」▶︎拍手▶︎「き」という流れもすごく好きで。クソデカ拍手でいつも応援してました。最高🥳
でもエビのフードメニューやっぱり何回見てもやっぱり気持ち悪いよ🤣

♪MR.NOWACK, WILL YOU PLEASE
アマリアがアンナ・カレーニナの本と薔薇を持ってカフェで文通相手をまっている間、ジョージはシーポスを使ってなんとか自分が相手に会わずに済む方法を考えていました。
それでもジョージに自分で確認させたいシーポスに説得されて相手のお顔を見ることに。
ここの説得の言葉が毎回アドリブまみれで！本当に坂本さんは笑いのセンスの塊ですよね！毎回面白すぎました🤣
そしてここの、ジョージがアマリアに話しかける時の「あら〜！バラッシュさん！」がなんかおばちゃんみたいで笑っちゃいました。かわいいね😆
あと、薮くんのワインがぶ飲みしてあからさまに酔ってる感じの、悪い男！みたいな演技が最高でした！笑
そりゃあアマリアもあんなことをされたら、「利己的で尊大でちっぽけな王様」なんて悪口も出ちゃうよね。でもちゃんと悪いと思ったらすぐ謝るアマリアちゃん。えらい👏

♪DEAR FRIEND
お店や食器は綺麗だし、きらめくロウソクをゆらす気の利いた音楽も素敵だけれど。それが余計に自分を悲しくさせると歌うアマリア。
自分が想いを寄せる、運命をかけた相手を2時間も待って、それでも最後まで会えなくて。本当に可哀想で可哀想で…。ここ、初見の時可哀想でしくしくしてしまいました😢
でも、「絶妙な間隔のテーブル」という謎の着眼点なのちょっと面白くてクスッときてしました。ごめんね。
そしてここのウェイターのおじさまの心遣いが最高でした。さすがはロマンを愛するお店。ジョージが落として行ったバラを拾い上げてジャケットに隠す仕草大好きでした🥺💕

♪TRY ME
頑張り屋さんのアルパッドを応援したくなるこちらの1曲！贔屓にしたくなるね👍
マラチェック店の店員になりたくて、2年間も配達員しながら下積みしてお店の色んなことを覚えたの、本当に偉すぎますね😭
その成果を見せるためにマラチェックさんの前で接客ロールプレイングをしてみせるアルパッド。返品に対してしれっと新作紹介してるのが抜け目なくて素晴らしいです👏
マラチェックさんも少し笑いながらそれを聞いているのがなんとも微笑ましい空間。でも釣り銭ごまかしたのはバレてるのよな🤣
ここ、5/13のソワレで、ジョージがマラチェックさんの足元に靴を置くシーンで逆に置いてしまっていました。
「逆だなこれな… 笑」とマラチェックさんがアドリブで話して笑いに変えていました。こういったところからもカンパニーの仲良さが伝わってきますよね。素敵です✨

♪WHERE’S MY SHOE?
ずる休みだと思われたくなくて出勤しようとするアマリアＶＳそれを止めたいジョージの掛け合いが楽しい1曲です。
ここ、昨日まで敬語だったのに、急にタメ語で話しかけるジョージにびっくりしました。「近くまで来たので…体調あまり良くないんだよね…？」と。マジで別人だな？心変わりの薬飲んだ…？と初見時は思いましたが…笑
でもここ、ジョージの必死な感じが可愛かったですね。「今すぐ横になるべきだ」「大人しく横にならなきゃ」「多分熱がある」「お願いですから」「落ち着いてお願いだから」と必死でお願いしていました。
ここの2人のやりとり、なんだか可愛かったですよね。「このアイスクリーム少し変？塩味？」と訊ねるアマリアに「当たり前だよ、涙が入っている」と答えるジョージ。詩的な言葉選びが好きなの、ちょっと小説オタクっぽさポロリしてるよね😌
でもなジョージ？「だいたいなんで泣くの？」は無くないか？サイコパスか？？あんなんされたら誰だって泣くやろがい😡

♪VANILLA ICE CREAM
「昨夜はごめんなさい まるで悪夢のよう」
と手紙を書き出すアマリアでしたが、文通相手からジョージに心を少しずつ持っていかれているのが伝わってくる曲ですよね。
初見時は本当にこれが理解できなくて、アマリアも感情ジェットコースターやないか！って正直なところ思ってしました笑
けれど、最初からお互いに何か特別なものを感じていたからこその心変わりなんですよね。
昨日までは最悪だったけれど、お見舞いに来てくれた今日のジョージは昨夜までと全く違って見えるからこそ、より魅力的に見えて気持ちを奪われてしまったのかなぁって、回を重ねる事に思うようになりました💭

♪SHE VOVES ME
本作のタイトルでもあるこの楽曲。
どんな曲なのかは予習しないで公演に臨んだのですが、頭に残るとても素敵な曲でした。
アマリアから好意を向けられ、自分も変わろう！と決意するジョージ。想いが溢れだして抱きしめたい！でもまだ文通相手という事は告げられない！というジョージの葛藤やこれからへの期待が溢れた素敵な楽曲でした。
そして、ハットをアマリアに見立てて歌い踊るジョージがめちゃめちゃ最高です。天才。家で真似してしまうよね🤣
この曲、大千穐楽のマチソワは特に力強く、そして想いがこもっているように感じられて。感動して少し涙が出てしまいました。

♪TRIP TO THE LIBRARY
図書館で運命的な出会いをしたイローナ。
ポールという素敵な男性に出会ってしまったんですよね。良かったね、ステキな人と出会えて。安心しました。
でも、本の事とかあんまりよく分からなくて「肉体の悪魔(本のタイトル)」と言われてポールに殴りかかった話が面白すぎました🤣
とにかく、コダリーに振り回されっぱなしだったイローナが幸せな1歩を踏み出せたようで勝手に嬉しくなったし、すっごく安心しました。

♪GRAND KNOWING YOU
マラチェックさんの指示でお店から追い出されるコダリー。これは仕方ない。
1人1人に声をかけるも、とにかくみんな冷めた目で見てて。「泣かないで辛かろうとも」と声をかけてるのに、誰1人悲しんでないのが面白すぎましたね🤣
でも、コダリーは女性関係でトラブルを起こしつつも要領は良さそうだし、あの自己肯定感の高さもあるし、なんだかんだどこでもやっていけそうですよね😌
そういえばここ、手拍子が加わっていたんです！私はコダリー担なのでずっとこっそり拍手をして送り出してたのですが、大千穐楽行ったら客席から手拍子が起こってて！すごく興奮しました！(東京終盤くらいからだったらしいです)
私もクソデカ手拍子＆拍手を盛大に送りました。新天地でがんばれよ、コダリーさん！！

♪CHRISTMAS SEQUENCE
多分みんなだいすきなこの曲〜！！
客席から手拍子が巻き起こる、とってもたのしい楽曲です！マラチェック香水店のみんなはすごく大変そうなんだけどね…笑
あまりにも目まぐるしい日々に、みんなウンザリ顔でサンキューマダムしてましたね。シーポスに至っては謎に足がぐにゃんぐにゃんになってました🤣
その忙しい中でも53人の接客したよ！ってちゃんと数えて報告してくるアルパッドの頑張り屋さんなところに花丸あげたくなるね💮
そして、本の貸し借りをしてたり、帰りにコーヒーを飲みに行ったり、とちゃっかり進展してたジョージとアマリア…🤭
あとここ、2人のことをぜ〜んぶ知ってるシーポスだけがニヤニヤして見つめてくるのがたまりません。シーポスお茶目すぎるな？

FINALE
オルゴールの音色を聞くジョージに「それ嫌いでしょ…」と声をかけるアマリア。それに対して「前ほど嫌いじゃない」と答えるジョージ。
あんなに嫌がっていたのに、アマリアに思いを寄せるようになってから嫌いじゃなくなったんだね…って思うとなんか胸がキュンとしました。かわいい…🥺
そしてここで正体を打ち明ける時に
「昨夜はごめんなさい まるで悪夢のよう」とアマリアが書いていた手紙の冒頭を歌うのが最高すぎて…なんか涙出た…😭
幸せになるんだよ…2人とも…！！！
あと、ここの初登場時のアマリアの「且つ、機能的〜！」のモノマネをするジョージが可愛くて大好きでした！毎回ちょっと違うのずるすぎますよね💚

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個人的注目ポイント

ここからは楽曲意外で気になったことについて、箇条書きにはなりますが少しまとめておきたいと思います。

☆衣装チェンジ
さすが香水店の店員さんたちと思ったのが、衣装チェンジの多さです。
シーズンやシーンに合わせて、主要キャラクターの様々な衣装替えが見られました。
スーツやコート、ハットの色も何もかもガラッと変わるので、かなりキャラクターの雰囲気の変化が感じられて楽しいです✨

☆女性に不慣れなジョージ
マラチェックさんに女性関係を心配されてる時には少しオドオドとしており、困ったような表情がとても良かったです。
また、イローナと曲中にダンスをするも、イローナの腰にも触らないようにしてるのが女遊びの激しいコダリーとは対照的で。ジョージは女性に耐性がなさそうな感じの仕草が多かったですね💭

☆可愛いおじさんシーポス
文通相手から届いたお手紙に大興奮のジョージ。シーポスにウキウキで報告してるのがとても可愛らしかったですね。
文字すらも愛おしいのか、「わぁ〜！丁寧な字！」と文字まで絶賛していました。
そしてこの報告を聞かされるシーポスなのですが、恋バナ大好きな女子高生かよ！と思うくらいキャッキャしながらジョージのお話を聞いているんですよね。かわおじすぎて🤣

☆犬猿の仲
晴れてマラチェックの新人店員となったアマリアでしたが、ジョージとの仲はとにかく最悪。顔を合わせればとにかく言い合いをする日々です。
ジョージは直接嫌味ったらしい言い方でアマリアを責め、アマリアは周りにジョージの悪口を言いふらす、といった具合です。
ただ、この行動を取るのはお互いにだけであり、2人ともほかの店員とは問題なく接している様子。萩田さんも仰っていましたが、やはりこの2人は似たもの同士なのでしょうね。
だから気に食わなかったのかも知れません。この時からお互いに特別な感情を持ち合わせてはいたんですね。

☆ジョージの退職
「やめちゃダメ〜！」というシーポスの説得に一度は納得したものの、マラチェックさんからのあまりの扱いに、ジョージはついに仕事を辞めることになってしまいました。
「クリスマスの飾り付けはしたのか？」とジョージに問い詰めるマラチェックさん。明日か明後日にでも相談しようと…と話すジョージを「君なしでも上手くいく！」と突き放します
ここでジョージも流石に我慢の限界です。「僕のせい？15年間ずっと我慢してきたってこと？」と。15年もあのように真面目に仕事をして、理由も分からず、上司にあんな態度を取られるのはしんどいだろうな、と勝手に悲しくなりました🌀
ジョージが店を出ていく時、シーポスやイローナをはじめ、店員達も落ち込んだ様子を見せていました。信頼され、大切に思われていたのでしょうね。ジョージのそんな姿が何だかやるせなくて、すごくモヤモヤしたシーンでした。

☆自殺未遂
カフェでの出来事と時を同じくしてマラチェック店店内では、マラチェックさんの奥さまの不倫相手が発覚。しかし、調査によって不倫相手がジョージでは無かったことが分かりました。不倫相手だと誤解したあまり、ジョージに酷いことをしてしまったと悔いるマラチェックさん…
お子さんでしょうか？電話をするシーンもありましたね。しかしそこでも多くは語らず。
「お前か…ああ…聞いてるよ…今夜も遅くなる…わかった…彼女によろしくな…先に休むよ……それと…じゃあな…」と。何を思って話をしていたのでしょうね…
電話の後に薬指から指輪を外して、テーブルに置いていました。そしてピストルで…😢

☆ついに結ばれる2人
12月に突入し、世はクリスマス商戦。マラチェック香水店もそれは同じです。
クリスマスまでの目まぐるし日々にヘトヘトになりながら、ジョージがアマリアとの距離を縮めていきます。バス停まで一緒に向かったり、途中のカフェにお誘いしたり。意外と積極的なジョージ。アマリアも嬉しそうでした♡
そしてクリスマスイブにアマリア宅への招待を受けるジョージ。けれど、それは文通相手込みのお誘いでした。ここでついに、自分がアマリアの文通相手だと告げます。存在を明かすときに、あの日の手紙の内容を歌って見せたジョージに、何だかうるうる来てしまいました。
でもここ１個だけ言いたいのですが、もっと二人のイチャコラ見たかったです。チューしたら幕がおりてきて、「まって！？お家でパーティーするんでしょ！？見せてよお😭」と私の心の中のジョアマ担が泣いてました。

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おわりに

休憩時間も含めて約3時間の公演だったのですが、本当にあっという間の3時間でした。
ジョージやアマリアはもちろんですが、ほかの登場人物達も人間味溢れる素敵なキャラクターばかりで。自然と愛着が湧いてきました。また、歌唱力や演技力に関してもレベルが高く、そういった面でもめちゃくちゃ見応えのあるミュージカルでした。
ストーリーに関しても、古めかしい設定ではあるけれど、たくさんの方に長く愛され続けているのが分かる作品だと感じました。正直なところ恋愛ものはちょっと苦手なのですが、普通に楽しんで見ちゃいましたね😌

劇中で「好きになっちゃいそうなくらい、出会った時から気になってた！」と最後にアマリアが話してくれていましたが、やっぱり2人は似たもの同士だったんだなと。
ジョージもアマリアも普段温厚なのに、お互いに対してだけは最初から感情をむき出しにしていましたし。お互い、最初からどこかしら意識はしていたのでしょうね。
そんな2人が文通をきっかけに、傷つけ合い、何度もすれ違いながらも結ばれる、そんな愛の物語でしたね。

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大千穐楽おめでとうございました。
誰1人欠けることなく完走できて本当に良かったです。誰一人かけても、こんなに最高なミュージカルはできませんからね。
キャストさん含め、関係者の皆さま、素敵な時間をありがとう。そしてお疲れ様でした！
またこの素晴らしい「SHE LOVES ME」という作品が再演されることを切に願っております。