大人になることの葛藤

24歳の誕生日を迎えた先週、とうとう年齢という数字をストレスに感じるようになった。

あぁ、自分がもっと若ければ。

あぁ、もう若くないんだから現実を見ないと。

なんて思う事が増えてしまった。

それはきっとわたしが日本社会から外れた生き方を選んだからだ。

わたしはこれまでに一度も就職した経験がなく、短大を卒業すると同時にオーストリアワーキングホリデーに出かけた。

それから海外生活の魅力に取り憑かれ、海外を転々とする日々。

しかし24歳になった今、ふと将来に不安がよぎるようになった。

将来自分はどこで何をしているのだろう?

日本で就職しなければならないのか?

大好きな服やコスメに囲まれた生活がしたい。

日本で就職をしてお金に余裕を持たせたい。

結婚が見据えられる交際がしたい。

今まで自由と引き換えに置いてきぼりにした欲も感じるようにもなった。

一方で今現在の世界を旅したいという野望も捨てがたい。

自分がまだ18歳だったらと思う日々。

真っ白だったキャンバスは赤青黄色で塗りつぶされている。

もう余白は無いのだろうか。

人は大人になるたびにお金と引き換えに自由が制限されていく。

年齢が上がるにつれて新しく何かを始める事も躊躇うようになってしまった。

24歳こそお年頃なのかもしれない。


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