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旅日記|山梨県『昇仙峡』

ドライブするなら昼でも夜でも甲府!というほどかなりの頻度で山梨に行っている私だが、
今回は山梨県で一度も行ったことのなかった「昇仙峡」へ行ってきた。

昇仙峡へ

東京から車で向かうと、私の好きなフルーツ公園やほったらかし温泉より少し奥側に昇仙峡は位置している。
車で山を上っていき長潭橋を渡り左に曲がる。川沿いをぐんぐん進むとだんだん川の石が大きくなってきた。

車窓から。
川が落ちている箇所は近くを通るだけで涼しい。

昇仙峡ロープウェイ

昇仙峡ロープウェイ向かうバスに乗るため、グリーンライン県営駐車場に車を停める。
バスは満員で、滝上バス停へ到着するまでの道のりで時々運転手さんが速度を落として渓谷の説明をしてくれた。
滝上バス停からロープウェイの乗り場までは徒歩約5分。通りには天然石の店がいくつも並ぶ。

ロープウェイ乗り場に到着。小さな池があり黄金の色をした鯉が泳いでいた。
ロープウェイの乗車チケットはサービスエリアで事前に購入していたので順番待ちの列にすぐに並ぶことができた。

ロープウェイのチケット。
チケット大人往復1300円。
ネットやサービスエリアで事前購入すると1200円。

夏休みで混雑していてロープウェイ内は満員だった。
解説のアナウンスを聴きながら頂上に到着。
降り場からは荒川ダムを見ることができた。

右奥に小さく見えるのが荒川ダム。

頂上・展望台

頂上では和合権現や八雲神社にお参りすることができる。
黄金鈴のハートをめがけて幸せ鈴投げ、うまく入ると即念願成就するという鈴投げ広場の横を通り、5分ほど歩き展望台へ。
思いのほか白砂の岩場は険しく、登るのにひと苦労だった。

白い砂の岩場が広がる。
枝が横広がる松の姿が美しい。
奥に見えるのが展望台。
展望台からの景色。
甲府盆地が望める。

あまりにも綺麗な景色だったので私もそれっぽい写真を撮ってもらった。

弟に撮ってもらいました。

影絵の森美術館

山頂を楽しんだところで再びロープウェイで下山。
バス停近くにあった「影絵の森美術館」で山下清さんの作品が展示されているとのことだったので、アイスクリームを食べて涼んでから向かった。

自然とアイス。

「影絵の森美術館」は影絵の藤城清治さんの作品を主に、山下清さん、竹久夢二さん、安井康二さん、内海桂子さんなど錚々たる面々の作品が展示されている。
残念ながら館内は撮影禁止であったので代わりにパンフレットと購入したグッズを。

藤城清治「月の砂漠」のポストカードと
山下清「長岡の花火」のクリアファイルを購入。

影絵の森美術館を後にし、県営駐車場へ戻るコースを歩く。

仙娥滝(せんがたき)

小さな商店街を抜けて下っていくと「仙娥滝(せんがたき)」が現れる。
写真では伝わりづらいが、実際に見ると大きな滝で激しく上がる水飛沫に目を奪われた。

仙娥滝。

昇仙橋

昇仙橋を渡って、見たこともないほど高い岩山に左右を挟まれながら川沿いの遊歩道を歩く。
川の流れは意外と緩やかで、川の穏やかさと岩の険しさが良い緩急になりその美しさを互いに際立たせ合っているように思える。

昇仙橋の上からの景色。
渡ってきた昇仙橋を遊歩道から望む。

覚円峰(かくえんぽう)

しばらく歩くと先ほどまで近すぎて木々に隠れていた岩山が良く見えてくる。昇仙峡の主峰である「覚円峰(かくえんぽう)」だ。
かつて澤庵禅師の弟子である僧侶覚円が頂上で修行したことに由来しているらしい。

近づいてきた覚円峰。
真下から見る覚円峰。

石門

川辺にも岩山にも面白い形の岩ばかりなのでキョロキョロしながら遊歩道をしばらく歩くと「石門」にたどり着く。

続いていく遊歩道。
石門。
残念ながらブレブレの写真しかありませんでした…。

石門は花崗岩でできた天然橋、つまり人の手が加わらず自然とできた橋だそう。
下をくぐるだけで自然の壮大さを感じられた。

所々「落石注意」の看板が建てられていたのだが、あちらこちらに落ちている大きな岩は苔むしているものからピカピカの岩まであり、想像しているよりも頻繁に落石があるのかな…などと考えたりした。

岩壁。
大きな岩がせり出ている。

駐車場到着!

歩き続けているとだんだんと雲行きが怪しくなっていき、どこからか雷鳴が聞こえ始めてきた…というところで無事に車を停めていた駐車場に到着。
雨にも濡れず、昇仙峡の旅これにて終了である。

日本一の渓谷美といわれる山梨県「昇仙峡」は写真で見るよりもずっと美しく、自然の力強さを感じさせてくれた。
今回は夏の姿だったが、また秋にでも紅葉を見に向かいたいと思う。

駐車場目前…というところで見えた雲。
この後雨が降ってきました。

おまけ

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