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読書記録

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私が読んだ本の記録です。
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#佐々木典士

佐々木典士著 『ぼくたちに、もうモノは必要ない。[増補版]』

いきなり全然違う人の話をするけれど、先週福岡に行って『途中でやめる』というファッションブランドを手がけている山下陽光さんに会ってきた。そして山下さんと話をしているなかで、改めて実感したことがある。 人が、物や思想や映像など誰かが手がけた何かに対して「あ、いいな!」と感じる理由は多くの場合、物体そのものの後ろに超絶なバックボーンがあるからなのだと思う。(当たり前だけれど。そして、そうじゃないこともたまにあるけど。「なんでこれ流行った?」みたいな。) 山下さんの服は、世界的メ

『夢を叶えるゾウ』を久々に読み返して。(後編)

先日こんな記事を書きました。 ガネーシャの教え、続きを振り返ってみます。 ・自分が一番得意なことを人に聞く。 これも、改めて聞いたことはないかも。ちょっと恥ずかしいですけど、近々誰かに聞いてみようと思います。 ・自分の苦手なことを人に聞く。 普段から言われているような気がしますが、上と一緒に「改めて聞く」という状態で聞くと、ちゃんと心に響く気がしますね。 ・夢を楽しく想像する 昔持っていたワクワク感というものは、なくなってしまったなあという気がします。ワクワク感と現実

『夢をかなえるゾウ』を久々に読み返して(前編)

最近メルカリでは、発売したばかりの本なら、ほぼ定価で売れていたりするんですよね。 たとえば、1,500円の本を発売1ヶ月以内にメルカリで見てみると、1,400円とか1,200円とかで売れていたりするんですよね。 中には定価そのままで売れているものもあったり。 いや、定価のままならAmazonや楽天で買ったらいいでしょって思うんですけど、メルカリは使うけどAmazonや楽天は使わないっていう人が一定数いるのかなあとか。 いつも代引だけど、メルカリなら送料込で買えるからお

佐々木典士著『ぼくたちは習慣で、できている。』

ワニブックスさんのレビューキャンペーンに応募して、6/14発売『ぼくたちは習慣で、できている。』を一足先にいただきましたので、早速この本を読んで思ったことを綴っていきたいと思います。 最初にこの本の冒頭から、内容の簡単なまとめの部分を抜粋します。 才能というのは天から与えられるようなものではないし、努力は歯を食いしばるような苦しみのことでもない。それを「習慣」というテーマで明らかにしてみたい。そうして才能や努力を、もっと普通の人に取り戻したい。それは限られた人にしかできな

とみさわ昭仁 著『無限の本棚~手放す時代の蒐集論~』

山下陽光さんのこの記事を読んで、キンドルで読みました。 『無限の本棚』と『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』 さらっとタイトルを読んだら真逆の意味のようでいて、たくさんリンクする場面がありました。 とみさわさんは、ライター業などの傍ら、古本屋『マニタ書房』を経営されています。そこでは、とみさわさんが全国の古本屋を訪ねてまわって見つけてきた変な本だけを並べているそう。 元々とみさわさんはコレクターであり、多くのコレクターがはまるように、切手,テレカ,ジッポーライター,野

高村友也著『スモールハウス』

私も、いつか自分で家を建てることはできないだろうかということは、去年からちょっと思っていて、『小さなキットハウス超入門』という本を買っていた。また、自作とはちょっと違うけれど、トレーラーハウスのことを調べたりもした。(思っていたより安かった。) 10㎡くらいのキットなら、誰かに手伝ってもらって恐らく2日くらいできる。キットの価格は70万ほど。これ以上大きくなると、難易度が飛躍的に上がる。(DIY大好きな人が、時間をかけて楽しんで作れるレベルではあると思う。私にはできない気が