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ひたすら思い出の話

思い出話なのでほんとつまらないと思うのですが、ここをひっそり見ていて当時の私とつながりがある人がもしもいたら、またいつか会いたいです。いろいろ話したいです。

16年前に自分が好きなインディーズのバンドについて書いたホームページを作っていて、もうそのホームページはないのだけれど、それらを印刷したものはどこかにあるはず、という話を一年ほど前山下陽光さんにしたら「それ見たい!」と言われて、探して実は見つけたのだけれど「うわこれ全然見せられないわ」と思うような恥ずかしい内容で、そのままその話はなかったことにしていたのだけれど、最近山下陽光さんのメルマガを読んでいたらやっぱり見てもらいたいなあという気持ちが出てきて、勇気を出してもう一度読んでみたら一年前より恥ずかしくない。この気持ちはなんだろう。一年でだいぶ大人になった。良い意味でどうでもいいことは増えていく。

ついでに古いパソコンを出してきて、当時好きだった音楽を今聴きまくっている。ええ、めちゃくちゃいいじゃんか。ほんとうにいい曲ばっかり。どう考えても私がはまるしかない曲ばかり。今どこにもない曲ばかり。

今webでだいたいのことができる気がしていて、もう聴きたい音楽はほとんど有料サービスの中にあるし、そこには今自分の好きなバンドの新譜もだいたい追加されるしYouTubeにも観きれない映像がたくさんあって、検索すれば欲しているだいたいのことにたどり着けるとか思っていたけど20代にほんとうに好きだった音楽の殆どにはもうたどりつけなかったのだった。

当時出会ったたくさんのバンド、同じ形態で今も活動している人はゼロじゃないけどごくわずかで、違うバンドで活動しているっていう人も知っている限りは少なくて、全然違う仕事で会社を作った人、お店をやっている人、消息は全然わからない人など、様々だけれどとにかく自分が好きだった音楽って改めてほんとうに良かったなあと思う。これわたし、どう転んでもはまるだろ。これずっとすごい頻度で生で聴いていたのか。もんのすごい楽しかっただろうな。

当時の日記のいろいろ飾っている感じと、それなのに勘違いな上から目線な感じと、少し前ならもう死にたくなって全然読み進められなくて当時関わった人の記憶から全て自分の部分だけ消し去りたい衝動にかられていたはずなんだけど、もうそれらもどうでもよくて、なんかしょうがなかったよねという気持ちになる。(迷惑かけていた人はごめんなさい。)

当時の古い写真がこのパソコンにも残っていたので貼ってみます。(写真はパソコン3台引き継いだんだなあ。)

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ガラケーの写真。どこだろうこれ。。。

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これは墨田区のマンションに住んでいたときにベランダから撮ったんだと思う。

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好きなバンドの新譜の記事がフリーペーパーに載ったのを撮ったんだけど小さくてわからない。adewかな。

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これはアウトブレイクのマンスリーだ。写真はpegmap。

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adewのCD

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当時アイコンに使ってたぬいぐるみ『はんぺん』

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syrup16gのステッカー

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渋公。たぶん椎名林檎見にいったとき。

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数年飛ぶけどなぜかこれ同じフォルダに入ってた。あと月の魚に出てもらった。すごい楽しかったな~。よく覚えてる。

今、あってもいいはずの写真ないなあ...という気持ちになっています。

そうか、今はほんとなんでも写真に残してるんだなあ。写真を撮る習慣がない時代も生きてきたんだなあと不思議な気持ちになります。

昔のことを「昔」とくくってしまうけど、特に「幼かったなあ」とか「頭わるかったなあ」とかそんな思い出ばかりだと、黒歴史みたいに閉じてしまうけれど、当時の自分も自分なりにすごく考えてどうにかこうにか生きていたんだからそんな言い方もかわいそうじゃないかと今の自分に思う。あと音楽のセンスはよかったと思うよ。生き方のセンスなかったけれど。

hap circle.というバンドに出会ってライブハウスに通い始めて、それがなかったらたぶん今音楽関係で知り合った人全部知らなかったんだと思うともうすっごいありえない。音楽は好きだったから、メジャーなバンドの大きな会場でやるライブには行っていたと思うけれど、ライブハウスに通うことが習慣にはならなかっただろうなあ。

ふつうの生き方からだいぶ外れるきっかけだと思っていたときもあるけれど、今なら、ふつうになろうとしてめちゃくちゃ生きづらかった自分が救われてやっと今人生で一番生きやすさを感じられるようになったんだなあと思う。無駄も失望も楽しさも、全部通ってきてよかったなあと思う。

いろいろな方にインタビューをして、それをフリーマガジンにまとめて自費で発行しています。サポートをいただけたら、次回の取材とマガジン作成の費用に使わせていただきます。