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ToshIミニライブ@地元のショッピングモール

昨日は、地元のショッピングモール(ラザウォーク)へ、ThoshIさんのミニライブに行ってきました。そう、X JAPANの。最近ではワイモバイルのCMを見て、「あれっ!Toshi!」と思った方も多いのでは。(ちなみに今はIが大文字のよう。)

2週間くらい前買い物に行った時に、このポスターを見て、びっくりしました!

うーむ。あのToshiがなぜここに?!でも、絶対観たい!!と思って、ラザウォークのサイトを見ると、開店の10時から握手券付きCDの販売と、優先観覧場所入場券配布とのこと。

まあ、9時頃に行けばわりと早い番号になるのかなと思い、祝日で道路が空いていたので8:40頃に着いたら既に長蛇の列!私は265番目でした。ですよね。東京とかからもお客さん来ますよね。意気込みが違いました。

・ライブ内容

今回は昨年11/28にリリースされたアルバム『I AM A SINGER』のプロモーションのイベントだったわけです。このCDは10曲すべてカバー曲なんですが、X~X JAPAN全盛期に10代~20代だった人が今日まで絶対耳にしてきたヒットソング集みたいな感じなんですね。『I LOVE YOU』から『365日の紙飛行機』まで。

ライブ自体は、軽快なトークありつつ、歌は時間にして思っていたよりも短かったけれど、あの歌声は健在で圧倒されました!

2曲目の直前に、2曲目の間だけ撮影可なので是非拡散してくださいという司会のアナウンスが入り、一斉にみんなスマホをかざす。もちろん私も。(今はこういったプロモーションだったら拡散してもらったほうがいいですよね。)

終演後はそのまま握手会に。数秒でしたが間近で見たToshIさんはすっごく白くて細身で人形のようでした。なんだか幻のような時間でしたね。。。

・ショッピングモールでのイベント運営陣のすごさ

今回ほんとうにすごいなあと思ったのは運営(イベント会社?)です。ショッピングモールって、だいたいどこでも上が吹き抜けになっているエリアにイベントスペースがあって、仮設のステージがあって、椅子が並べられていて・・・みたいな感じですよね。

今回は、100番までは椅子席、その後ろに立ち見400人のエリアを、優先観覧エリアとして、きっちりパーテーションでくぎって、その500人分のエリア入場券を、(実質的には)握手券付きCDと抱き合わせで販売という形だったんですよね。ちなみに、優先観覧場所入場券500枚(たぶん9:30くらいには配布終了)に間に合わなかった人も、握手券付きCDは買えました。

モールの駐車場は朝6時から開いていたようで、そこから500人を混乱無く並ばせて、(店がオープンしてからは一般客のいる中で、)20人ぐらいずつ区切りながら、順番に店内の特設レジまで誘導します。(たぶん500人分のCD販売&整理券配布が終えたのは12時くらいだったのでは。)

会計後に握手券と整理券を混乱なく500人に配布し、次は13時からのライブに向けて、優先エリアへ500人を1から500まで1人ずつ番号順に正確に入場させるのです。(10人ずつとかじゃなく。)更に、2階や優先エリア周囲で観覧者も溢れているわけです。

これを既存のライブハウスとかじゃなく、一般客も多数いるショッピングモールでやるってほんとうにすごいなと思いました。これらが混乱なく行われる工夫が随所にされていたのですが、完璧すぎました。こういうイベント運営の会社のスタッフって様々な場所で見かけていると思うのですが、普段あまりライブが行われない場所で見ていると、その技術がほんとうに光りますね。

今年、このモールは10周年なんですが、昨日がなんと、開店以来一番の来客数だったそうです!(ToshIさんのブログに書いてありました。)そんななかでよくぞ、と運営サイドのプロフェッショナルさを改めて実感しました。

・ToshIさんて

今は「龍玄とし」という名前でも活動しているんですよね。兄の影響でX JAPANがXだった頃から好きだった私。まあ、Xもいろいろあったし、Toshiさん自身もいろいろあって、乗り越えてからのX JAPAN再結成、からもたぶんいろいろあっての今、とにかくあの歌声は健在で、ライブもトークもすごく楽しそうでした。

今のバラエティ路線とかカバーアルバムとか、昔のXからは考えられない境地ですが、いろいろなことを乗り越えて、こうしてまたその音楽を聴けるということは、本当に嬉しいなあと思います。この人の音楽聴きたいけどもう聴けない、という人もたくさんいますもんね。

ToshIさんクラスの人がショッピングモールでイベントをやるということが、あまりピンとこなかったのですが、ToshIさんサイドもお客さんもモールも3方よしみたいな、情緒のない言い方をすると、それぞれの経済効果がMAXに組み合わさる絶妙なバランスだなあとも思いました。(実際、このモール開店以来最多のお客さんだったということで、運営としてはとても大変なお仕事だったと思いますが。)

ライブはもちろん楽しかったのですが、アーティストとしての息の長い生き方や、好きなことで生きるということ、運営のプロフェッショナルさ、この時代の音楽業界についてなど、いろいろなことを考えた一日でもありました。行ってよかったなあ。

いろいろな方にインタビューをして、それをフリーマガジンにまとめて自費で発行しています。サポートをいただけたら、次回の取材とマガジン作成の費用に使わせていただきます。