昨日ちきりんさんの『ゆるく考えよう』を読んでいて、人の欲望について書かれている部分がありました。自分は現代社会における企業側のマーケティング戦略に対して、ものを買うときは結構厳選して買っているし、そもそもそんなに買えないし、そんなに左右されてないんじゃないかなあと思っていました。

でも、そういえば買えないことに対して、もっとお金があればなあと思うことは結構あるなあと思い、その感情って自分発信なのか、持っていない自分が周りから遅れているという気持ちなのか考えると、自分も企業のマーケティング戦略には十分はまっているよなあと思いました。

でも、本当は今でも十分すぎる物を持っているんですよね。持ちすぎていると言ってもいいと思います。

スマホもパソコンも、中に入っているソフトやアプリも、月額制のサービスも、平均すると使用可能な範囲の10%くらいしか使いこなしていないと思うんですよね。ああ、カメラもそうですね。

これって、何か勉強を始めようと思って、今の自分の能力でスルスルっとできるところまではやるけれど、努力が必要になったらやめてしまって、もっと分かりやすい参考書や本ってないのかなあと探してしまう時に似ているなあと思いました。

映画見放題、音楽聴き放題でも活用しきれていないし、本も安く、もしくは無料で読める環境もあるし、ほかにもあらゆるエンタテインメントが、すでに消費しきれていないのだけれど、気持ちはしょっちゅう持っていないものに向いてしまうなあと思います。

何かをちゃんと掘り下げることで、自分が本当に欲しいものって見えてくる気がします。今手元にあるものを、もっと活用したり大事にしたいですね。

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