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何があれば楽しいのか

今、様々な娯楽が溢れていて、安価で場合によってはほぼ無制限にそれらを享受できるけど、だからって毎日それらを観たり読んだり聴いたりするわけでもない。

そのことを、娯楽が溢れすぎていると逆にありがたみがなくなってしまうというように考えていたけれど、ふと、娯楽を享受するだけじゃ、やっぱり人間は満たされないんだよなと思った。

やっぱり、自分で何かを発信したり、存在そのものに良い評価をしてもらえて、初めて満たされる部分があって、その部分は自分が好きな娯楽を享受するとかそういうことでは代替できないんだなあと思った。

娯楽を享受するというのは、言い換えればインプットを楽しむということで、自分が何か良い評価をもらうというのは、アウトプットを褒められる喜びということだ。

ちなみにアウトプットを褒められるというのは、例えば何か作品を作ってそれを褒められるという大掛かりなことだけじゃなく、会社で仕事を評価されたり、友達がいるとか恋人が居るとか、人間として好かれたり頼りにされたり、SNSにアップした写真にイイネをもらったりとかそんなこともあてはまると思う。

インプットしているだけだと飽きてしまうし、アウトプットにはやはりインプットが必要だから、どちらかだけではやっぱり人は満たされないんじゃないかと、ふと思った。どっちもあることで、人生はたぶんより楽しくて幸せじゃないかと思う。

だからSNSに何かをアップしてイイネをもらうって、自分の気持ちを上げるのに一番手軽で理にかなっているなあと思うし、今の時代にすごく自然なツールの使い方だなあと思う。めちゃくちゃいいツールなはずなのに、いろいろな人の思いが交差するととんでもなく難しいものになってしまう。Instagramは思想が交差する余地が狭いので、手軽にアウトプットを褒めてもらって気分を上げるのには一番合っていると思う。

私も読んでくれる人がずっと0だったらnoteなんて書かないし、何かしらの反応がもらえた嬉しさって、好きな漫画ひたすら読んでめちゃくちゃ楽しすぎることでも全然代替できないから、やっぱりどこまでもインプットとアウトプットを繰り返していくんだと思う。

映画が見放題でも本や漫画が読み放題でも、旅行がめちゃくちゃ安くても、それらに使える時間とお金がすごくあっても、インプットだけでは楽しく生きていけないんだろうなと思った。

いろいろな方にインタビューをして、それをフリーマガジンにまとめて自費で発行しています。サポートをいただけたら、次回の取材とマガジン作成の費用に使わせていただきます。