そこに「あなたへ」という想いはあるのか。

「どうして保育士のひかちゃんが、編集やライターの仕事をしてるの?」

2年前に、書くこと、届けることも仕事にし始めてから、もう何十回も聞かれている気がする。

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きっかけは、なんだったのか。

書くということを始めたばかりの時に書いた、初々しい文章を見つけてしまったので、自ら(笑)一部を公開しようと思う。

カナダでも保育士をし、生活をするなかで、「社会や大人の在り方が、子ども達の姿や未来に大きく影響している」という気付きを得たわたしは、「子ども」から「家族」へ大切にしたい対象が変わっていきました。そして日本に帰国してからは、園で働くという選択肢を取らず、さまざまなアプローチで「家族」に関わる活動をしています。
“言葉を綴る”ということも、そのひとつ。
実際に会って手を差し伸べることは出来なくても、綴ることで遠くにいるあなたまで届けることが出来る。そう信じています。

…随分、恥ずかしいことを言っているな、わたし。

でも、最後の一文で、「“あなた”まで届ける」と言っているところは、我ながら良い心持ちなんじゃないかなぁ、と思う。

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話がちょっと逸れるが、わたしは SUPER BEABER というアーティストがすごく好きだ。

何が好きかって、彼らの歌のなかには、「“わたし”に言ってくれてる」と感じる一節が、もうそりゃあ山のようにでてきて、がつんがつんと心に響いてくるのだ。

それこそ一昨日、ZEPP TOKYOに彼らのライブを見に行ったのだけど、約3000人のお客さんに対して歌っているのに、「わたしに届けてくれてる」と感じる瞬間が幾度とあった。

何度も涙を流し、一緒に声をあげ、たくさんのメッセージを受け取る。

もう今から来年一年頑張れるくらいのパワーをもらったのだけど、そんな風に受け取れるのはなぜなのか考えてみたら、そこには、とてもシンプルな答えがあるんじゃないかなと思えた。

それは、「あなた」へ届けよう、としてるから。

ボーカルの渋谷龍太さんもMCのなかで、こんなようなことを言っていた。

「俺たちは、あなたたちじゃなくて、“あなた”に届けているんです。」

そう、彼らの音楽にはそこに必ず、「あなたへ」という気持ちがあるのだ。(実際、彼らの歌には「あなた」という言葉がたくさんでてくるし、「あなた」というタイトルの曲もある)

なに、青臭いこと言ってるんだ、と思う人もいるかもしれない。

冷静に考えて、彼らが“三輪ひかり”という存在を意識して曲を作ったり、ライブでパフォーマンスすることもないだろう。

でも、それでも、わたしは彼らの「あなたに伝えたい」という思いに、ぐっと胸を熱くして、励まされることが、本当にたくさんあるのだ。
(ライブでよくファンが「あっ、今わたしに向かって手を振った!」と思う現象も、アーティストが“あなたへ”を意識してくれているからこそ感じるものなんじゃないかと、まぁ都合の良い解釈かもしれないけど、わたしは思う)

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話を戻すが、これは今わたしが行なっている編集やコノビーサロンの運営の中でも同じことが言えると思う。

「あなたたち」とか「そこの誰か」ではなく、
「あなた」に届けたい、届けようとする意識。

それがあると、文章が優しくなる。
コンテンツに愛がこもる。

もうなんかどこまでも甘ちゃんな考え方なのかもしれないけど、結局私たち人間は、どこまでいっても「わたし」と「あなた」の繋がりかたで始まると、わたしは2年前から進歩もなく、信じてるのだ。(これはたぶん、保育の現場で個と集団どちらで子どもを捉えるか、みたいなことを考えることで持ち始めた想いだと思う。それについてはまた別のnoteで書こうかな)

もちろん、そこに技術的なテクニックが乗っかることで、より多くのあなたに届いたり、あなたに深く響いていく。

だから、技術も磨いていかないといけないし、そこは怠ってはいけない。

でも、この「あなた」に届けるという目に見えない想いを、1対1でいくつ自分のなかに持つことができるか、ということを、わたしは今日も忘れずにいたい、とそう思うのだ。

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三輪 ひかり

ハグの人 (編集者 / ライター / 保育者) 『その人がより、その人らしく生きる』ことを想い描きながら、ワークショップデザイン、企画・編集、執筆をする傍ら、保育園で子どもたちとのんびり暮らしています。

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