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大人の姿勢を子供は感じる

教育には大人の日頃の言動を通じて学ぶ機会というものもあるのではないかと思います。
そしてそれは教えられるもの以上に子供達の心の奥底に刻まれるのではないでしょうか。

個人的にも情報モラル教育や情報リテラシー教育の末席で関与する機会があり、現場の苦悩は良く分かります。
が、自らの体験や思想に基づかない口先だけの話、知識詰め込み型が機能しにくい中で、いかに情報モラルや情報リテラシー教育を行うか。

様々な試行錯誤をして行き着いたところは、意識への働きかけです。

あくまでも本人が気がつくかどうかの世界ですが、その気づきのきっかけとなることを自らの言葉で語りかける、道化師になりきり思いを伝えるくらいしかできないのが現実です。

昨今の殺伐とした教育現場においては乾いた砂漠に水を撒くような教育が多いように感じます。
教職員は教育現場で水を撒き、肥料を与える役割は果たしたよと。しかし、その先どうなろうと知らんという姿勢では相手も本気にはなれません。

植物も毎日語りかけたり、音楽を聴かせると成長が変わると言われています。心があり、頭で考えることができる人であれば日々触れ合うことに影響を受けないわけがありません。

本気になるスイッチがは何か?
大人が真摯に向き合うことから始まるのではないでしょうか。

中身ではなく思いと思いに基づく言動が人を動かすのではないでしょうか。

著者:原田光久(ひかりば 代表 / コミュニケーション・プランナー) ●社会問題解決アドバイザー、新規事業開発・地域創生・経営支援 ●行政・教育機関・民間企業で研修・講演・IT推進をサポート ●連絡先:harada@hikariba.com