路形(みちなり)

「路形(みちなり)」

悔し涙が今日もまた 頬を伝い落ちて
うまく(賢く)やれないもどかしさに
ついに負けそうだ

信じる事はあきらめないが 信じた先に運がなくて
いいやつ面して愛なんて� 俺にはまだ歌えないよ

騙し続けた心の終末は 自分探しの放浪者
心だけは騙すなよ 見栄を捨てて 胸をはれ
本当の最後には ちゃんと笑っていたい
この路の上

もうずいぶん遠くまで 一人歩いてきたけれど
夢破れた優しさなんて 今さら歌えるわけないさ
もうずいぶん遠くまで 流れ流れてきたけれど
涙のあとの静かな夜に くちづさむ歌だけは 変わらないよ

笑っていられる場所が増えても 寂しさからは逃れらない
振り向けばだた路がある 俺が歩いた路がある

目を背けたくなるほど残酷な 明日がもし訪れても
人並みに媚びるなと 俺の路が示すだろう
立ち止まってまた進む そう俺がゆくのは
この一本路だ

もうずいぶん遠くまで 一人歩いてきたけれど
悪くないなって思えたときに 本当の愛に泣くのだろう

もうずいぶん遠くまで 流れ流れてきたけれど
涙のあとの静かな夜に くちづさむ歌だけは変わらないよ

もうずいぶん遠くまで 一人歩いてきたけれど
負けて 転んで そして踏み立ち上がり
この路は強(ふと)くなる

俺がゆく路 俺がなす路へ
響け、響け、歌声
この路形に


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