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カムカムエヴリバディ公開鑑定〜るい編〜

こんにちは!
壬萃(じんすい)です。



最終週に向けて伏線回収しまくっている、
カムカムエヴリバディ。


昨日からヒロインの公開鑑定を始めました。
安子編はこちらからどうぞ。




さぁ、今日はるい編。
いってみましょう!



二代目ヒロイン「雉間るい」の命式


Wikipediaより、深津絵里さん演じる
雉真るいの生年月日は1944年9月14日。

安子の娘として雉真家に生まれ18歳まで岡山で育つ。とある理由から”自分らしく自由に生きていきたい”と願い、岡山を飛び出し大阪へ。テキパキと仕事をこなす働き者で、すぐに店の看板娘となる。一度こうと決めたら曲げない性格は、母・安子譲り。(公式HPより)



ここから命式を出してみると…こんな感じ!



るいの本質


るいの本質(ピンク色の囲み)は
かのと=宝石。


命式に宝石を持つ人は、繊細で傷つきやすいので
一度ダメージを受けると立ち直るのに時間がかかります。

また、人の評価を気にするので
内向的になりやすいところもあります。

自分自身を磨きたい願望があり
我慢強く、努力家。

人生においても、自分ではコントロール出来ない試練を受けやすいとされます。


長い前髪で隠していますが
るいの額には、大きな傷跡があります。
祖父からは、
傷跡を目立たなくする手術を勧められましたが
雉真家に縛られるのが嫌で
かたくなに拒み続けたそう。

若い頃のるいは、
毎日この傷を見るたびに母を思い出し、
複雑な感情を抱き続けています。


また、命式表の黄色の囲みに
生年中殺せいねんちゅうさつとあります。
生年中殺の人は、両親との関係に学びを得る人。
両親が離婚、死別しているケースが多いです。
親元を離れて独立すると開運する、といわれています。



父は戦死、母は小学校入学前に生き別れになり、
その影を背負ったまま、成長してきたるい。
裕福な叔父夫婦に育てられ、感謝しているものの
自分の本当の居場所とは思えなかったのでしょう。


るいは、祖父の死をきっかけに、
岡山を飛び出し、
カバン一つで大阪へ旅立ちます。
これぞまさに、生年中殺の生き方!
ここから、物語のるい編が始まるのです。




るいの家庭運・仕事運



真ん中の月柱げっちゅうは、仕事や家庭運を表す柱。
青枠で囲まれた比肩建禄ひけんけんろく

「一度決めたら曲げない性格は、母・安子譲り」

と公式HPに載っていましたが
まさに、ここは安子と同じ並びになっています!



比肩ひけんは自分看板の星。
職人気質で頑固なところがあり、マイペース。
人に頼ったり甘えたりするのが苦手です。

建禄けんろくは王子様の星であり
常に前を見てコツコツ努力する、という特徴が。


住み込みでクリーニング屋で働くことになったるい。
育った環境の影響もあり、
人に甘えることが極端に苦手でしたが
クリーニング店の竹村夫妻に
愛を持って叱られたり、励まされたり…
どんどん表情が明るくなっていきました。

染み抜きやアイロンの技術も習得し
看板娘として素早く、
丁寧に仕事をこなしていきます。

ほんと深津絵里さん素敵すぎる!




また、錠一郎と結婚後は、
京都で回転焼き屋さんを始めるのですが
幼い頃の記憶を頼りに小豆を炊き、
ひとつひとつ丁寧に作って手売りしています。
この辺りも職人気質ですよね!


あんこのおまじないは
ちゃんとるいの中にも残っていて
50代になった今も毎朝唱えています。

小豆の声を聴け。
時計に頼るな。目を離すな。
何ゅうしてほしいか、小豆が教えてくれる。
食べる人の、幸せそうな顔を 思い浮かべえ。
おいしゅうなれ。おいしゅうなれ。
おいしゅうなれ。
その気持ちが、小豆に乗り移る。
うんとおいしゅうなってくれる。 
あめえあんこが、出来上がる。

疲れていたり、悩んでいたりしても
甘いものを食べると
人はみんな笑顔になって元気になる。
その顔を見るのが嬉しくて
日々小豆を炊いている…

そんな思いも、祖父・金太や母・安子から
るいと、その娘ひなたに受け継がれています。


また、子ども時代のひなたが投げ出した
ラジオ英語講座も、
るいはその後17年(!)もの間、毎朝継続し、
日常会話を話せるレベルになったのも
建禄ならではのエピソード!



ちなみに、この比肩建禄の上の食神しょくじん
仕事のスタイルを表すところにあります。
食神は、衣食住を表しますので
クリーニング屋(衣)も回転焼き屋(食)も、
るいにぴったりの職業!


また、食神には歌や踊り、
芸術的な表現
という意味も。
大阪編では、時々ミュージカルっぽい演出があり
想像力豊かなるいのイメージにもぴったりです!



才能あふれるトランペッターであった
夫の錠一郎は
デビュー間近に病気になってしまい、
その立ち直りをるいが献身的に支えます。


トランペット以外の仕事に関しては
本当に不器用な錠一郎に代わり、
生計の全てをるいが担うことになるのですが
(この辺りもさすが、かのと&生月中殺)
るいの強みを表した円グラフがこちら!

るいは、自立心・遊び心・人脈・知性を持っていて、半分以上が自立心!



るいの日柱の劫財ごうざいも自立の星であり、
自立心の割合も高め。

夫が稼ぎ、妻が家を支えるという
普通の夫婦関係ではなく
妻であるるいが大黒柱になるのも、納得。

劫財には経営者という意味もあるので
るいは、職人気質の比肩と経営目線の劫財の
両方の星を活かしていると感じます。



るいと錠一郎の関係について

るいは錠一郎と結婚して、大月るいになりました。



四柱推命には守護神という相性があり
守護神の人は自分に足りないものを補ってくれる存在。
キーパーソンでもあり、
一緒にいると新たな魅力を見つけてくれたり、
可能性を広げてくれたりします。


るいの守護神は「みずのえ」=海の人なのですが
るいの夫、錠一郎の本質が「みずのえなのです!


るいが働くクリーニング店に客として訪れる、謎の男。名前も住所もわからず、すぐ消える。いつもシャツには同じ汚れをつけており、背広から下着まで大量の洗濯物を置いていく。錠一郎の掴みどころのない言動や行動が、るいを戸惑わせる。やがて錠一郎との出会いが、るいの運命を動かしていく。(公式HPより)



公式HPの紹介にもあるように
るいにとって、錠一郎との出会いは
これまでの人生を大きく変える出来事でした。


るいの額の傷(に象徴される、
るいの複雑な人生全て)を受け入れ
るい自身の心の扉を開いてくれたキーパーソンが
命式上でも錠一郎だった
というのが、
占い師としては悶絶ポイント!!

みずのえは、十干じっかんで一番大きなスケールであり、
人や物事のそのままをまるっと受け入れる、
包容力のあるエレメントです)


普段、様々な人の
誕生日と人生を掛け合わせているのだけど



四柱推命ってやっぱりすごいなぁ!!

と思わずにはいられませんでした。
(制作サイドに四柱推命鑑定師がいるんじゃないかとひそかに思っています…)




るいのベースにあるもの


一番右の柱、年柱ねんちゅう
幼少期〜20代頃までを表しています。
正財せいざいはお金・人脈の星で
年柱にある場合、
お金をかけて育ててもらっている
という見方があり
裕福な雉真家で
何不自由なく育ててもらったことを表していると言えます。

また、正財は蓄財の星でもあるため、
本屋さんでのアルバイトを貯めて
大阪行きの資金を作り出したり
錠一郎の治療費を貯めたりもしています。


るいはお金に対して堅実で、贅沢をせず、
身の丈に合わせてつましい生活を通したのも
幼少期の体験と、正財が効いていると感じます。

(ちなみに、安子は商売人の星
「偏財」の持ち主。
偏財の人はお金を回転財として捉えます。
大きく稼ごうとして母子共に大怪我をしたり、
たちばなを再建しようと貯めたお金を
実の兄に持ち逃げされてしまいました。)




その下にある印綬いんじゅは知性の星。
るいは本をたくさん読んでいて、
O.ヘンリーの話がきっかけに
弁護士の卵の男性との恋愛話が進んだこともありましたね!


また、印綬には母性、お母さんという意味もあります。
年柱に印綬を持って生まれて来た人は
特に母親との縁が深く、
母親との関係を改めて見直したり
産んでくれたことに感謝できると
レベルアップ出来る
と言われているのです!


病気の夫を支え、娘のひなたと桃太郎を産み
年齢を重ねていく中で
自身の人生と向き合い続ける、るい。
ひなた編に入ってからも、
幼少期からの伏線がどんどん回収され
るい自身の人生の葛藤も統合されています。
(傷跡を隠していた前髪も随分、短くなりましたよね!)

一視聴者としては、
るいが母・安子と分かり合い、
再び笑える日が来ることを祈るばかりです。



…ということで3000字越えの長編になってしまいましたが
るい編はここまで!


次回、ひなた編に続きます〜!


お読みいただきありがとうございました。


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