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ひとりの月がみえる前

2020年の10月7日より個展を開催します。場所は六本木にあるギャラリーカフェCAMELISHさんです。ここでの展示は二度目になりました。お声がけくださったオーナーさんに心から感謝します。

CAMELISHさんHP http://www.camelish.jp/

前回CAMELISHさんで、「はちがつの休符」という名前の展示を開催し、季節を意識した作品を並べました。今回もテーマは季節です。

誰にとっても今年は特別な年だと思います。お花見も水浴びもできない年でした。個人的な話をするなら「衝動的にひとりで遠くへ行って、ぼーっと海を眺める」みたいなことができず、容赦のない天候と気温の中で季節をどう受け受け止めたらいいかわかりませんでした。

10月は日が短くなり昼間が恋しくなる時です。けれど十五夜の次に美しいと言われる十三夜は晴れることが多く”十三夜に曇りなし”という言葉があります。その美しい月も、ひとりで見上げるのが今年なのです。いつもと違う形で誰かとつながり、いつもと違う環境で季節を感じることに寂しさを覚えるかもしれません。そうじゃなくても日が短くなる物悲しさがこの季節にはあります。けれども日が沈んだあとの月を、少しだけ楽しみにいければと願いを込めて描きました。

※今年の十五夜は10月1日、十三夜は10月29日で展示期間にはかぶりませんが・・・

まだまだ、積極的なお出かけがしづらいことと思います。ですがCAMELISHさんではできる限りの感染対策をしつつ営業をしてくださっていますので、安心して展示と美味しい食事を楽しんでいただきたいなと思います。

私はこれからも絵を描きますし展示もします。(2月にもやります!)どうか無理のない範囲で、見守っていただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

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