カリフォルニア州のPre-SLP Program

アメリカにおいて、Speech Language pathologist (略してSLP、日本語で言うところの言語聴覚士)になるためには、アメリカでは修士を修了する必要があります。

学士を持っている場合でも、それがCommunication Disorderに関係ない場合、修士準備として、最低30単位、大学でSpeech Language Pathologyに関連する科目の講義を受講して、単位習得しなければいけません。修士準備課程として2年ー3年の準備プログラム(Pre-SLP Program)をまあまあ色々な大学が提供しています。

私が出願したPre-SLP Programは、
1. California State University Northridge (CSUN)
2. California State University Dominguez Hills(CSUDH)

でした。CSUNは大学として、言語系が優秀の大学だそうです。こちらのPre -SLPはが全てオンライン。予定通り日本からアメリカに来れるかどうか、出願時点(プログラムが始まる一年前)では不確定だったので、これは大きなメリットでした。また、CSUNには修士プログラムもあり、 PreーSLPを一定以上の成績で終えるとその修士プログラムでの席が自動確保されるという利点もありました。しかしながら、出願した結果、こちらは弾かれました。

第二候補のCSUDHは、アメリカで住む予定の家(夫の実家)から車で10分の好都合の立地という理由だけで出願。この大学には修士プログラムがないため、こちらのPre-SLPを終えた後は、他の大学の修士プログラムを探さなくてはいけません。こちらは合格。現在通っています。こちらはほぼザルのような受け入れ具合と感じました。(TOEFLのスコア、Recommendation letterもなし、Statement of Intentもの要求が一切なかったにも関わらず合格通知。)二校しか出願しておらず、片方は落ちたのでこちらに行かざるを得なかったんですが、クラスメイトと仲良くなれたり、in-personの講義だからこそ学べると感じる点が多数あったため(特にPhoneticsの講義)、結果的にはこちらに来てよかったな、と思っています。
ただし、この大学の、このプログラムのウェブサイトは雑であまり参考にならず、プログラム責任者 兼 one of 教授(coordinator)が、責任感がなく、全く頼りになりません。具体的にいうと、学生のメール無視、質問に答えない、講義がパワーポイントの音読オンリー、全てにおいて仕事が非常に遅い等。。(2022年12月時点)



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