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おとぎの国!?静岡のファンタジースポット【ぬくもりの森】に行ってきた!


浜松駅北口からバスに揺られること40分。

「すじかい橋」で下車し、歩いて5分…今回の目的地である「ぬくもりの森」へ到着した。

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『おお、私はついにおとぎの国に来てしまったのね…。』

ぬくもりの森とは1983年、故 佐々木茂良が自身の建築事務所兼家具工房である「ぬくもり工房」を設立。1993年、現在のぬくもりの森の場所に「佐々木茂良建築デザインアトリエ」を建築。翌年自らの建築とのトータルコーディネートを提案する雑貨店として「雑貨ショップ・ぬくもり工房をオープン」…

独自の建築スタイルを追求する建築家 佐々木茂良が、こんな場所があったら…とコツコツ創り上げてきた場所だ。

建物全てに「角」が無い。
緩やかな曲線を描いた、絵本の世界のお家が並んでいる。

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(お気に入りのワンピースを着てくればよかったという後悔と鬼ダサポーズ)

看板から照明、ステンドグラスなど目にするものすべてに癒され、その愛らしさに顔の筋肉が全ゆるみしてしまう。

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もはやなんとなくの位置しかわからないけど、手の込んだ案内にときめいてしまう。うーん、細かいなあ。世界観。

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(実際のきのこみたいな小屋はもっとかわいい)

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何年か前に、同じ職場の先輩から1枚の写真を見せてもらった。

先輩は新婚ほやっほやで、とある場所でフォトウェディングをしたらしい。

その、とある場所というのがこのぬくもりの森で、写真の中の2人はちょっと照れた感じで、それがまた可愛らしくとても幸せそうな顔をしていた。

まるで妖精のような2人。木こりとかのレベルじゃない。

「え!こんな場所があるんですね!」

見せてもらった写真の世界観のクオリティに興奮し、質問攻めしてしまった。

そして何年越しかにぬくもりの森に私は来る事ができたのだ。

ぬくもりの森ではとにかく写真を撮りたくなってしまう。

スマホ→カメラ→スマホ…のエンドレス撮影大会だ。

ガチカメラを持ってる人もちらほら。

外観撮影大会をしていたら、奥にふくろうのお店を発見した。

これは行くしかねえ…。

表看板の写真にふくろうたちの名前も書かれていた。みんな歴史上の人物で、とても覚えやすい。

一番最初に触らせてくれた家康くん…初めてのふくろうタッチだ。

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これは今まで味わった事のない感触。

ぼわぽわしたからだ、まんまるおめめ、癒しパワー絶大すぎる。

私は家康くんのそばから離れられなくなってしまった。

んんんん、家康くんの隣をキープしていたい…と、欲望の塊になりそうだったけど あまりずっといるのも家康くんがかわいそうかな、と思い近くにいた秀吉くんの所へ行くことにした。

秀吉くんの羽はこげ茶色で、静かでちょっと渋め。影を背負ってる系だ。

たぶん人間だったらめっちゃ好きになってしまうタイプ。

私は秀吉くんの不思議な魅力にどんどん引き込まれていった。


ふくろうセラピー…デトックス…。万歳。

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ぬくもりの森にあるカフェ「お菓子の森」でちょっと休憩する事にした。

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お外のテラス席も素敵だったけれど、この日は暑く、汗をだらだらかきながらケーキを食べるなんてシュールすぎるので涼しい室内でケーキとアイスティーをいただくことにした。

チーズケーキ、ブリュレ系のケーキ、レモンケーキと最高のメンツがお皿の上に揃った。

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『うーん、甘さもちょうどよくて大きさもちょうどよい。』

カフェの他にも、フレンチ創作料理のコースとワインを楽しめるレストランもある。

こちらのレストランは二部制で、人気なので必ず事前に予約が必要だ。

私は予約をしていなかったので完全撃沈してしまった。

かわいらしい建物では、様々な商品や作品が楽しめる。

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(レザーのお店 ライトシャイン)

作家さんの手作り作品や雑貨、オリジナルのレザーグッズ、アロマ、ポーランドとドイツから輸入したハンドペイント陶器など ついつい長居してしまいそうな素敵なお店たち。

2階にある雑貨屋さんへ行く途中に見つけた、もこもこしたキッチン。

全粒粉のパンとクリームシチューが似合うキッチンだ。

ここで竹岡式ラーメンのカップ麺にお湯は注げない。

そんな気持ちになってしまう位、ほっこりまぶしいキッチン。

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塗り壁との相性、古材の棚…きゅんきゅんが詰まっている空間だった。

ここでの(勝手に)禁句ワードは「現実的に・・・」だ。

そんな事関係ない。

理想を追い求めるんだ。この建物たちは作品である。

小さいころに絵本で見た世界、『いつか大きくなったら…』と想い続けていることが一つや二つあるだろう。

私もアリエッティの家かムーミンの家にできることならいますぐ住んでみたい。

ぬくもりの森、ぬくもり工房の建物はそんな憧れに対し、希望が持てる場所だと私は思う。


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