2023年9月。47年の人生でも稀に見るような、何も出来ない日々だった。８月から通い始めた、就労継続支援Ｂ型事業所へ向かう開幕ブーストを使い果たしたのか、帰宅後は無気力に沈没。追い打ちをかけるようなインフルエンザ罹患で通うことすらままならず。

「家に居るなら、好きなことをすれば良いじゃないの？」

と、マリー・アントワネットのように言われても、何もやる気が起きない。無の極地な状況で阪神タイガースの”アレ”を見届け、ここ10年程ファンクラブに入ってまで応援していたオリックス・バファローズのパ・リーグ三連覇の瞬間も盛り上がることなく。時間の関係からラグビーワールドカップも生中継は観られず。新日本プロレスも、なんだか熱中できず。こうしてnoteを書くことも、眠れない丑三つ時が為せる技。

10月の下旬には京都へラブライブ！コラボ試合へ行く予定。レンタカーとはいえ、一年半ぶりぐらいに車を運転するので、それなりの緊張感。寄り道する場所がまあまあ山の中なので、頭文字Ｄしないよう、気をつけないと。

そうですよ！ラブライブ！といえば、８月末に行われたＪリーグコラボ試合に行ったのでした。ヨドコウ桜スタジアムで行われたセレッソ大阪 - 名古屋グランパスエイト戦。今は”エイト”まで言わないのね。ベルマーレ平塚、東京ヴェルディ1969、ジェフユナイテッド市原、京都パープルサンガ、ロッソ熊本、ブランメル仙台……むむっ！ブランメル仙台って、最高のクラブ名だよね。”伊達男”ですよ。商標の関係で変更したとか。残念。

本題。朝香果林役の久保田未夢さんが来られる上、ハーフタイムにセレッソ大阪の酒本憲幸アンバサダーと組んで、クラブマスコット(ロビー・マダム・ロビーナ親子)と徒競走をするという謎イベントを楽しみに会場へ。というか、長いことセレッソの右サイドバックといえばシャケというイメージがあったのですが、wikiっただけでもめっちゃ面白いね。現監督の小菊昭雄にスカウトされてセレッソ入りはよくある事なのですが(例：香川真司)、素行に問題があって、キャンプに参加せず寺で修行とかなんやねん！しかも、それが2005年シーズン。確か、最終節を前に首位だったんだよね。で、満員の長居スタジアム(ヤンマースタジアム長居)でFC東京と戦って、後半アディショナルタイムに同点ゴールを奪われて引き分け。最終順位は５位になってしまった上、優勝をかっさらったのは……これ以上話したらセレサポが息しなくなるわ。その試合後に知らん人だらけのセレサポ飲み会へ巻き込まれたんだけど、本当にお通夜。いたたまれなくなるわ。こちとら(神戸サポ)、ぶっちぎりで降格よ！そらそうよ。おーん。

また話が変な方向へ。スタジアム最寄りの阪和線鶴ケ丘駅を出て、ピンク色の人波に導かれながら長居公園へ。それにしても雲行きが怪しい。試合云々では無く、文字通り天候が。スタグルだけで夕食にしようとすると、お値段的に高いので、近所の京都王将で弁当を仕入れる。長居公園は、近くに路面の飲食店が揃っているが強いですね。しかもチェーン店。子連れには、色々と安心だわ。好きなジャンルのお店に行って、「好みの味じゃない」と言われ、食べなかった時の絶望感よ……。

本当は新築されたメインスタンドで試合(主に久保田未夢さん)を観ようと思ったのですが、価格的に断念。メインミックス指定席6,000円台って何!?３人で行ったら、下手なテーマパークより高くなるねん。そんなわけで、1980年代に建築されたものを何度も改装しているバックスタンドです。これでも、キンチョウスタジアム時代はメインスタンドだったんだよ！ボロいけど。

そんなバックスタンドのミックス自由席へ開門直後に滑り込み、中華弁当を食べながら「久保田さん、フォークリフトに乗って登場しないかなぁ？セレッソの母体はヤンマーだから無理かぁ……。」と、アホな事を妄想していたら、試合前のラブライブ！コーナーが始まりました。

サッカー生観戦歴20年以上、この距離感は想定内です。ビジョンの映像を元に、メインスタンドの良い席へ魂を飛ばして眼の前で観ているような感覚を味わうなんて容易なことです。色々とこじらせたキモオタは、自らの魂すら自在に操る。

セレッソといえば池田愛恵里さん。甲子園球場でビールを売りまくった伝説の売り子さんにして、かれこれ10年以上の間、試合中継レポーターやら応援番組のMCを務めている、リビングレジェンド。今年からWEリーグに参入するセレッソ大阪ヤンマーレディースのスタジアムMCまで担当するという……。どこまで愛恵里のＧカップに頼るんだ！セレッソ大阪！大阪でＧといえば、北摂のガ(ry

これまたセレッソのリビングレジェンド。20年以上セレッソのスタジアムMCを務める西川大介氏と３人でトーク。何時ぞや、日本橋のとあるメイド喫茶で結構ガチ目な「紅茶の淹れ方講習会」があり、女性だらけの中を参加したのですが、声優志望(だったはず)な同席の方から「専門学校の講師が西川大介さん」と聴いておったまげた記憶。人間、50年近く生きると色々と経験するもんですよ。

チャント練習や配布物の宣伝の後、キッズチアの女の子たちが朝香果林ソロ楽曲である「Starlight」に併せて踊っていると、荒ぶる予兆を見せていた空が本領を発揮。雷鳴が轟き、突風が吹き荒れる。見る必要もないけれど、スマホアプリの雨雲レーダーは真っ赤である。この夏、空の急変多すぎやろ！この間も出掛けている間に自宅周辺がゲリラ豪雨にあって洗濯し直すハメになりました。雷は危ないので、素直にスタンド内通路へ避難。

雨が降ってるから無茶苦茶暑いし、人が密集しているから無茶苦茶暑いし、風通しも悪いから無茶苦茶暑いし。三重苦。更にバックスタンドは施設内に放送設備が無いので、現状がわからない。こちとら、Ｘでフォローしてないセレッソ大阪公式アカウントを検索して、いつまで軟禁状態かチェックですよ。チェックだチェック！(結局30分遅れで試合開始)

再度、座席を確保した後、場外のフードパークで妻氏熱望の「鶴心の唐揚げ」を購入。それなりに各地のスタグルを食べてきた私もオススメする、唐揚げ界のキング・オブ・キングス。You're King of Kings。

暗転して、選手紹介からセレッソ名物の「POWER AND THE GLORY ～我がCEREZOに弥栄あれ！～」→「セレッソアンセム」の連打を喰らい選手入場へ。両曲と勝利時に流れる「Cerezo(さくら)満開」を素で覚えているのは内緒です。吹田某所へ出禁になるのでw

去年の夏までＪ３のアスルクラロ沼津でセミプロ生活をしていたはずが、あれよあれよと出世して、フランスの強豪パリ・サンジェルマンと試合してアシストまで決めてしまう渡邉りょう選手。

選手紹介ページに、詳細なインタビューを差し込んで愛着を湧かせたり、沼への導線を作るセレッソさん上手い。インタビューに出てきたプロデビュー戦。当たり前のように現地でした。2019年のＪ３開幕戦。

大卒とはいえルーキーなのに、「アスルクラロ沼津に加入した『わたなべ』選手」という理由で作られた個人チャント(原曲はAqoursの渡辺曜ちゃんがセンターの『恋になりたいAQUARIUM』)を、嬉々として歌う沼津サポーターが印象的でした……って、あんたやろ！

そんな感じで、セレッソ大阪のラブライブ！コラボマッチでした。関西圏ではこの後に神戸で平安名すみれ役のペイトン尚美さんが、京都で桜小路きな子役の鈴原希実さんが来場予定です……って、平安名の試合は終わったやろ！なんか乃木坂の子がメインすぎて、端っこでモーヴィと記念撮影してたやん。可哀想やん、普通。いや、すみれのキャラ的にはアリなの？

試合を楽しむはずが、イベント盛りだくさん(主に天候)で、ハーフタイムの徒競走で”シャケみゆ”という新ジャンルが生まれたのを見届け、後半15分頃に退場。初スタメンの選手が予定通りに交代する時間ですね。Ｊリーグあるある。まぁ、息子氏が飽きた上に私も体調不良になったからなんですけど。

おまけ

メアリー・ブレアすぎて、Ｄ社からクレームが来そうな壁画。

明らかにVAR案件ですわ。いや、リクエストでも、チャレンジでも、T.M.O.でもいいけど。どちらにせよOFRだよ。