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生活が乱れすぎて体外離脱した話②ついに金縛り&体外離脱

前回のnoteで自分は大学時代かなり生活が乱れていた事を書きました。
もう生活は乱れに乱れ悪い習慣のオンパレード、クスリとギャンブル以外の悪い習慣は全て網羅していたといっても過言ではありません。

さらに夜更かしのし過ぎで完全に昼夜逆転状態に陥っていので、なにより睡眠リズムがガタガタでした、そんな生活が続きもはや廃人のようになり大学の友達も大半が離れていきました(そもそも大学にほとんどいってませんでしたが)。


そんな最低な状態の自分についにおかしな現象が起こるようになっていました。


それが金縛りです。


睡眠リズムが乱れていたので毎日寝る時間はばらばらでしたが金縛りになるのは大抵寝入りばなでした。で、これは何回も経験した人ならわかると思うんですが、あっ今日は金縛り来るなっていうのが解るんですよね、なんか頭の中に変な違和感がある感じで。

そしてその違和感のままに寝ようとすると約束通り金縛りに襲われます、まず寝入りばなにうとうとした時点でキーンという耳鳴りがしてきます、そして次に音が聞こえてきて”ごーー!!”という結構凄まじい轟音がしてきます、まるでなにかのエネルギーの渦の中に入ったような感じです。


そしてその轟音というのがけっこうホントにすごいので、かなりの恐怖を感じます。その轟音の中はいろんな音が渦巻いていて、これは少し後になって気づいた事なのですがこの時に怖がったりすると轟音の中の音が人の悲鳴になったり怖い音楽になり余計怖くなります。

反対に金縛り来たぞやっほー!という気持ちであれば(何故そんな気持ちになったかは最後の方に述べます 笑)。この轟音の中の音楽がカッコいいメロディーに変化します、自分が聴いたのは今まで聞いた事がないようなカッコいいHIPHOPの歌が流れていました。

まあつまりはその時の心境によってこの轟音の中身が変わるんですな、そして音楽だけではなく人の話声やざわざわした感じのものも聞こえます。


そしてその幻聴の途中や後、気づいた時には身体が全く動きません、その状態で目だけは動かせて部屋の中をある程度見渡せます。そしてその時にいろんなモノを見てしまうこともしばしば。

自分はよくある髪の長い女の人がっていうのは無かったですけど、暗闇の中でさらにそれより黒い巨大なずんぐりした身体とそれに赤い目が二つついたモンスターのようなモノや、半分透けてるスキンヘッドの外国人、人の手だけ(足や手を引っ張られた、結構温かい手だった)といったものを目撃しました。また自分の寝ている真上に光の文字列がザーと流れていった事もありました、何か重要な事が書かれていたのかもしれませんが流れるのが早すぎて読めませんでした。

さらにドアの所にパンツいっちょの女の人が立っていたり、部屋の天井や壁一面にピカソが書いたような顔がびっしりと映っていた?事もありました。

とまあいろんなモノを見てしまうんですが、最初の頃は霊現象だと思ってましたし、寝るたびに怖い轟音を聴いたりや妙なモノを見てしまうのでかなりビビッていました。もう寝る時でも部屋の電気つけてましたね、それも良くなかったと思いますが。笑

しかしインターネットで調べてみるとそれらは入眠時幻覚というもので睡眠障害の一つらしい事が解りました。

これでかなりの恐怖は払拭されました今までは霊現象だと思ってたから怖かったのであってただの幻聴&幻覚だと思えば怖くない、いやむしろ万が一霊現象でも幻覚という事にしよう、だって怖いですもの。笑


そしてさらに調べると興味深い事を発見しました、あの怖くて煩わしいばかりと思っていた金縛りは実はチャンスだと。何のチャンスかというと何と幽体離脱するチャンスだというのです。

幽体離脱というと自分の身体から抜け出して色んなところに自由に飛んで行ったりできる・・自分のイメージではそんな感じでした。
ただ自分が調べたところに書いてあったのはこれはあくまで幻覚であり、いわばリアルな夢みたいなものだという事。つまりニュアンス的には体外離脱ですな。


しかし現実と見まがうほどのリアルさで、しかも自分の意識を完全に保ったままの夢なのでその世界では何でも自由にできると。行ってみたら超自由度の高いVRの世界に飛び込めるという感じでしょうか。ちなみにネットの世界では体外離脱して行ける世界の事を名倉といいます。これからは現実の世界をリアル世界、体外離脱先の世界を名倉と言う事にします。


この当時かなりリアルでうまくいってなかった自分は名倉に大変興味をそそられました、よっしゃこれはチャンスだ!やってやるぞと。


そしてネットの情報をみて何度か試行錯誤した後についに体外離脱に成功しました、自分がやったやり方はローリング方というやり方にやや近い方法でしたが金縛りの時に強引に寝てる身体から動いて出るというものでした。

ローリング方では横に転がって抜けるのですが、自分はなぜかベッドの下にずり落ちるという方法で成功しました。


初めて成功した時の事は今でもよく覚えています、金縛りになってから強引に身体から抜け出ましたが、その時は意識ははっきりしていましたが視界がはっきりしません、まだ体外離脱の身体になれていなかったのでしょう。

しかし通常の夢とは違って、凄いリアルな感じがありますし自分の身体から抜け出たという感覚がしっかりとあります。


そしてだんだん視界ははっきりしてきました、自分の部屋がはっきりと見えます。そして普通だと寝てる自分の姿見るものなのですが、そこにはあんまり興味がなかったのと早くこの体外離脱した世界・名倉をみて見たいという好奇心、そしてまたはやく自分の身体から離れないとすぐ引き戻されると聞いていたのですぐに部屋を出ました。確かに自分の寝てる身体に近い所ではゴムに引っ張られてるような感じで動きづらかったです。


部屋にはもちろんドアがあるのですがこれ出来るかなと思って壁抜けをしてみたら出来ました、ちなみに壁抜けは出来る時出来ない時があり不思議でした、こっちが出来ると確信をもっていても出来ない時は出来ませんでした。


そして階段を下に降りていきます。その時気づいたのですがこの世界・名倉というのは重力がかなり小さくてまるで水の中、あるいは宇宙にいるようにふわふわしてるのです、これは体外離脱した身体が軽いからなのかもしれません、ただ慣れるまで大変でした。

またもう一つ、この世界・名倉は脳が作り出した幻覚という事ですが、かなり精密にリアルにできていました、壁の模様や床の木目といった細部までリアルの世界とまるで同じように出来ていました、そしてみようと思えば木の板の繊維一本一本まで顕微鏡を使ったように見る事が可能でした。リアル世界ではそんな事不可能なんですが、名倉では可能でした。

ただ後になって戻って見比べてみると、机の上の物の配置が違ったり部屋が妙にかたずいていたりなどの違いはありました。また凄くでたらめな所もあり、例えばうちの家は隣の家とものすごく近くて窓をあけると目の前が隣の家の壁なのですが、名倉で家の窓を開けるとなぜかそこは居酒屋になっていて大勢の人が酒を飲んでいました。

さっきの続きです、階段を降り一階にある台所に行きました、するとそこにはその当時飼っていた猫がいました、そこで自分は何を思ったかこんな事もできるかなと指をちょいっと動かしいわばイメージで猫を水平に真っ二つにカットしてみました、するとイメージ通りに猫の下半身と上半身が分かれ切れたというよりそのまま上半身が横にスーとスライドして行きました。

うわ!ほんとうに切れちゃったよ!と驚いた自分はすぐに戻れとイメージし指をまた逆方向にちょいちょいと動かすと何事もなかったように元にもどりました、。このように名倉の世界ではイメージ一つでいろんな事ができます、自分はこの後もイメージで人を出現させたり、空を飛んだり、建物を爆破してみたりしてみました。

その後台所の奥に進むとまた猫がいましたが、それがリアルではありえない所にいました、なんというか難しいのですけど壁の上の方に木の梁のようなものが通っているのですがその上に壁にめり込むようにしているのです、もちろん顔と前足は出ているのですがそれ以外は壁に入っちゃってる感じです。

なんじゃこりゃと思いましたが、後にリアル世界で猫がめりこんでいた所を確認して見るとなんとそこにはお札が貼ってありました、そのときは若干オカルトなものを感じました。

その後外に出てみました、その時天気は快晴でした。ちなみに名倉の天気はランダムで晴れだったり曇りだったり、でも雨の時はなかったように記憶しています。また昼だったり夜だったり時間帯もバラバラです。そして名倉の天気や時間帯とリアル世界とはまったく関連していませんでした。

そして外には人がけっこういましたが何かロボットみたいな感じの人ばかりでした。しゃべったりしませんでしたし。ただだいぶ後に明晰夢でガイドという案内者のような存在を召喚した際は普通にしゃべっていました。そんなこんなしてるうちに時間切れ?で現実の世界に引き戻されました。

そしてこの体外離脱初成功を機にその後毎日体外離脱にチャレンジするようになります。怖く煩わしかった金縛りはエキサイティングな世界の入り口へと変貌し(この頃は金縛りに慣れていたし逆に楽しくなっていた)不思議な名倉の世界にますます引き込まれて行きました。

長くなったので続きはまた今度書きたいと思います。


最後まで見て頂いてありがとうございました!

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