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生活が乱れすぎて体外離脱した話③名倉の世界

前回のnoteでついに金縛りから体外離脱に成功した事を書きました。

そこで体外離脱後の世界を体験するわけですが、その世界の事をネットでは名倉と呼ぶという事は以前にも書きました。ここで少しその名倉の世界の様子を整理してみたいと思います。


★名倉(体外離脱後の世界)について

・基本的には金縛り→離脱で行ける。
・すごい臨場感&自身の意識ははっきりしている。
・見かけはリアル世界とほぼそっくりに出来ている。
・重力がかなり弱い。というか身体が軽い?
・練習すれば空も飛べる。
・壁抜けも出来る時は出来る。
・リアル世界ではできない超能力的な事も出来る。
・イメージでほぼ何でもできる。
・天気や昼夜はランダム。気温はあまり感じない。
・人や動物がいる事もある。


とまあこんな感じでしょうか、意識ははっきりしていてまた今でいう所のVRのようなリアリティプラス自分の想ったイメージの具現化が可能な世界。そして水の中や月面にいるようにふわふわして重力が弱いのも特徴の一つです。

その重力が弱いという点で最初は移動に苦労しました、なぜならリアル世界ではある程度の重力があるので足が地面にしっかりと着いていて、そのおかげでしっかりと歩いたり走ったりできます。

しかし名倉の世界ではまるで月面のようにふわふわしてるのですぐ上の方に浮かんでしまうので、歩きにくい事この上なしでした。むろん走る事など不可能です。まあ歩けるっちゃ歩けるんですが結局名倉の世界では歩くや走るといった事はあまり適してない感じでした。ではどうするか?、飛べばいいのです!。

名倉の世界ではイメージ力がものをいいます。そのイメージ力を使って空中を飛びます。しかし当り前ですがリアル世界で飛んだ体験はありませんのでなかなかイメージがわきません。


そこで子供の時にやっていたゲームのスーパーマリオワールドの羽根をとったマントマリオをイメージしてみました。マントマリオはムササビのように滑空し下降と上昇を繰り返し空を飛びます。その要領でイメージを使い何度か練習すると飛べるようになりました、そしてそれ以降名倉での移動は飛行がメインになりました。


そして名倉あるある?なのですが、重力が弱く飛行も可能なので名倉の世界では家から外に出る時はリアル世界のように階段を下りて玄関から出るなんて事はしません。直接窓やベランダから飛びます。そっちのほうが断然早いし楽しいです。


ただ少し危険だなと思うのはそれが癖になってリアル世界で寝ぼけて同じ事をしてしまうと落ちて死んでしまうという事です。実際自分はリアル世界と名倉がよくわからなくなっていた時期にそれをしかけた事がありました、もう少しで動機不明の謎の飛び降り自殺をするところでした(笑)。


そんなアホなと思われる方もいるかもしれませんが、体外離脱の世界では気を付けるべき事として、名倉とリアル世界(渡辺という)を間違えてはいけないという事は注意事項のひとつとして知られています。それほど名倉の世界もリアルなのです。


ちなみにこれとは逆に名倉を現実と思い込んで普通に起きてトイレにいったり顔洗ったりしてるうちにリアル世界に引き戻されてやっと気づく、これを偽りの目覚めといいます。これは結構経験した人も多いのではないでしょうか?。これほど名倉と現実は見分けがつきにくいのです。ほんとに冗談じゃなく寝起きの時にこれはどっちの世界だ?みたいになるんですよ!。みなさんももし体外離脱を頻繁に体験した場合はお気をつけくださいませ。


それはさておき飛行も覚えたところでだいぶ名倉世界で自由に遊べるようになりました、名倉の世界はすごくリアルかつ不思議な世界で正直かなり楽しかったです。前にもいったように細部まですごい精密にできていてだいたいはリアル世界と一緒ですがところどころ違ってたりするのも面白かったです。


同じ町でも変な店や施設ができていたり、記憶があいまいな所だったからなのかなぜか建物にアルファベットの文字が描いてある巨大なパネルがはってあったりとか、家の階段の踊り場の床にモザイクで作ったようなキリスト?の絵が描かれていたり。また単なる河川敷の土手にエレベーターが設置されていたり。そんな違ったところも面白かったですし、普通に飛びながら名倉の世界を探検できる事自体凄く面白くエキサイティングでした。


そして名倉世界の人や動物ですが動物は初めて離脱した時にいたうちの猫以外は見ていなかったと思いますたぶん・・いや、それ以外の野良猫もいたかな?猿か小鬼(ゴブリン)みたいなものもみたような?なにぶんもうかなり前だし不思議な所だったんであまり記憶がさだかではないです。


ただ、人はけっこういっぱいいましたし普通に通りを歩いていました。ですが前にも書いた通りあんまり意志をもってるようには感じられずロボットみたいな感じでしたし、ちょっと時間が経つと顔や性別までも変わっていたり人形みたいになっていたりとよくわからない存在でした。


ちなみにこれについては体外離脱する人というか、行った先の名倉によって違うようです、まれですがちゃんと人格をもっている場合もあり会話もしっかり成立したり場合によっては当人が知らない事も教えてくれる事もあるようです。


またこの時はしなかったのですがパートナーやガイドといった名倉の案内人のような存在も召喚できるようで、そういった存在は割りとしっかり会話できる模様。


自分はこの時ではなくごく最近の事なのですが夢の中で夢と気づいた時(つまり明晰夢)に思いついて召喚してみたらその瞬間に現れました。どうせ自分みたいなのにはひげはやした仙人みたいなのが現れるんだろうなと思っていたら、妖精とスチュワーデスを足して2で割ったような前衛的な緑色の衣装をまとった若い女性が飛んできてびっくりしました、しかもふたりもやってきたので2重の驚きでした。


ちなみに顔は一人はハーフっぽい顔立ち、もう一人はなぜか明石家さんまの娘IMALUさんでした(笑)。けっこう自分の好みが反映されてるのかな?笑。挨拶したかは覚えてませんがハーフっぽい方はすぐどっかに飛んで行き、IMARUさんの方について行き明晰夢の世界を少し案内してもらいました。もし体外離脱や明晰夢を体験したらパートナーやガイドを召喚してみるのもいいかもしれません。


このガイドの召喚もいわばイメージの力です、そして先に述べた空を飛ぶのもイメージ力がモノを言うのですがこの名倉の世界ではイメージ力さえあれば魔法も使えたりします。自分は町の至る所にサンダー(FFの雷魔法)を落としましたが雷もイマイチでしたし魔力が弱すぎるのかどこも傷一つつきませんでした。もっと練習すれば色々できたかもしれません。


まあそんな感じで名倉の世界を楽しんでいましたが。名倉の世界に留まれるのはごく短時間でした、もっと長くいたかったのですが滞在できるのは一回せいぜい20分くらいかそれ以下、ただしあくまで主観的な体感時間なので実際にどれくらいいたかはわかりません。


すごい人になると何か月も名倉で生活していたという猛者もいるようですが、自分には想像もできないですね。ちなみに名倉の滞在時間をのばすテクニックもあって、自分が実践していたのは感情をなるべく平静に保つという事でした、そうするとやや長く留まれる感じがしました。


他にも手を見る、なるべく空を飛ばないとかテクニックは色々あるようですが、凄いものとしては名倉にいる人間の血を吸うというのもあるようです。


ただ名倉の時間はほんとに体感時間なのでよくわからなくて凄く長くいたような気分の時もあります、何度か体外離脱に失敗してか何だかわかりませんが謎の薄暗い空間?に閉じ込められた事もあるのですが、そこにいた時は体感的にかなり長い時間いたような記憶があります。


あと離脱した世界の自分の身体の事なんですが凄く軽いという事は既に書きましたが、一度金縛りから抜ける時に見たらガラスのように透明でうっすらと光を反射していました。そしてなにかゴムのように弾力があったような気がします。ですが名倉の世界へ離脱した後は軽いという以外はあまり自分の身体に意識が向きませんでした。多分普通の身体だったと思います。とにかく名倉の世界の方に興味があったのであまりちゃんと見る事はなかったのです。

最後に名倉の天気や昼夜の事を書きたいと思います。天気や昼夜はランダムで晴れてる時や曇ってる時、夜もありました。晴れの時はすごく明るくて太陽から光がさんさんと降り注いでいました。雨や雪の時はなかったように思います。

また晴れの時にふと空をみあげると青空というより極彩色っぽくきらきら輝いてる不思議な空を見た事もあります。また曇りの時に空をみるとモンスターのような形をした巨大な黒い雲が浮かんでいた事もありました。ただどんな天気や昼夜でも暑さ寒さは感じずおおむね快適だったと思います。


とまあこんな感じで名倉の世界をいろいろ見て回っていました、しかしその分リアル世界の事はますますおろそかになり、どんどんリアルな世界から遠のいていきました。また金縛りの頻度も多くなり日常生活に支障をきたすようになりました。


そしてまたこれはガチで霊じゃないのか?と疑われるような体験も経験して結局とある霊能者の元を訪れる事になったのですがその話はまた次回したいと思います。


最後まで読んで頂いてありがとうございました!


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