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耳を守るための知識

こんばんは、ドラマーのひこです。

さて、音楽をやる人たちのほとんどが、多かれ少なかれ難聴傾向があると言います。
ロックミュージシャン特有の症状かといえば、そういうわけでもなく、実はクラシック奏者の方が、音楽が原因で難聴になった人の割合は高いそう(一般的に、クラシック奏者の方が、音に晒される時間が長くなる傾向がある為)

"大きすぎる音には気をつけた方がいい"というのはいうまでもないけど、
「そうは言っても現実そんなこと言ってられない」っていうのが、実際のところかと思いますね🤔

ちなみに大音量を聞いた後に、キーーン…と耳鳴りがするのは、もう完全にアウトです🙅‍♂️(普通に良くあるけど)
その環境に晒され続ければ、間違いなく騒音性難聴になります。

ただ、明らかにアウト!の前にも、いくつも段階が存在します。1時間なら大丈夫👌とか、15分以上はヤバい。とか。

音量というものは、デシベル(dB)という単位で表されますが、どの音量を、どれくらいの時間聴いても安全か?というのをまとめた表があります。

「成功する音楽家の新習慣」より

デシベルについての知識は必要になりますが、こうやって数字で具体的になると、指標としてかなりわかりやすいです。

僕個人の印象も含んだ数値となりますが・・・、

90dBで、普通に「大きい音だな」っていうくらいの印象。安全に聞けるのは、1〜2時間。

100dBを超えると、「うるさいな」という印象になります。

100dB以上は、許容時間がもう十数分とか数分とかになってきますが、ライヴハウスとかだと、100dB超えることは普通にあります。

ちなみにドラムセットは、80〜110dBあたりです😅普通に叩いているだけで、耳にとっては有害と言える音量が常に出てます💦

スマホのイヤホンも、音量半分で90dBもあるらしいです。外で聴いていたら、大抵音量が半分ということは無いと思いますし。。控えめにしていたとしても、安全に聞けるのは1時間程度ということになります。しかも、他にまったく大きな音を聞かないと仮定して…です。

あとは、知っておいた方がいい重要な点が一つ!⚠️

人間の耳は、音量の変化に鈍感である。という事実です。

実際には、3dB上がれば、音の強さは倍になっています。

これ、DTMとかを触っている人なら「え?3dB上げたくらいじゃたいして変わらないよ」って言うと思います。

体感としては、実際そうなのです。10dB上がって、やっと音量が倍になったと感じます。

この音の強さに対する感覚が鈍感なことが影響してか、「まぁ大丈夫」と対策を取らないミュージシャンが多いのが実際のところ。

周りを見ても、意識している人はほぼいないと感じます。
僕は耳鼻科で騒音性難聴と診断されるところまでいってしまったので、こうやってかなり意識している訳ですが💦

ドラムセットは80〜110あたりと書きましたが、これは音の強さに置き換えると、小さい音と大きい音とでは、音の強さに、約1000倍もの差があるということになります。(3dBで音の強さが倍になり、30dBの差があるから、2倍4倍8倍16倍32倍・・・とどんどん倍になっていく。)

これは言い換えれば、たとえほんのちょっとの差としか感じられないととしても、自分の聴く音が大きくなりすぎなように意識したり対策するのは、かなり意味のあることだと言えると思います💡


長くなりましたが、耳を守って長く音楽を続けるためにも、知っておくべき知識だと感じたので書き残しておきました。

それではまた。

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