8/26 本日のドル円 トレード戦略

ドル円 week

先週はしばらくレンジ相場を形成しましたが週末になって一気に急落し陰線を確定させました(白矢印)。

その背景としてはパウエルFRB議長が「米経済は望ましい状況にあるものの著しいリスクに直面している」との認識を示したことにより9月のFOMCで追加利下げ観測が高まったこと、さらに中国が米国製品に対して追加報復関税を発表したことにより続落。

先々週足と比較すると高値は切り下げていますが安値は切り上げる形となりレッドゾーン付近はけっこう底堅いようにも見えます。


ドル円 day

前回のトレード戦略では「白ラインの中で安値を切り上げていった場合はいったん大きく上抜ける可能性がある」とお話ししましたが、最終的には大きく下落していきました。

今回のようなケースで、まず上値が重いのかもと疑うべき値動きは緑矢印のローソク足が確定した時でしょう。
直近には長い上ヒゲがありますが(青矢印)、そこにも届かずに安値を切り下げ、それからは少しづつ高値を切り下げてきています。
これらの動きを確認できた時点で「まだ下落圧の方が強い」と疑うことができます。
さらに数日かけてアーチを描いてくるようなレンジ相場を形成し力も存分に溜めているので、もし下落した場合は大きな急落がくることもある程度は予測できます。

現在は若干の反発する動きは見せていますが、少し中途半端なところで止まっている印象ではあります。
これだけの下落圧力なので来週も少し引きずる可能性もありそうですね。


まとめ

ドル円 week

中国が米国製品に対して追加報復関税を発表後に、それを受けてトランプ大統領が対中関税の新たな引き上げを発表しました。
これによって月曜日は窓を空けてくる可能性もありそうです。

ただ、レッドゾーンを下抜いてくるまで下げるかは少し疑問です。
レッドゾーンは1月のフラッシュクラッシュでつけた安値であり、そこを一発で下抜いていくるのは難しい気もします。
つまり週足で値動きを予測するならば、寄り付きは下げて引けにかけて上昇してくる動きも予測しておきたいです。

また来週は8/26にセントルイス連銀ブラード総裁の発言、8/28にリッチモンド連銀バーキン総裁の発言、8/29にサンフランシスコ連銀デイリー総裁の発言と続くので、内容によっては利下げ観測が高まり下落する可能性もあるので注意しておきたいところです。

個人的には少し下落が進行し過ぎてる感があるので、来週はロングを狙っていくかもしれません。


主な抵抗ゾーン

・レッドゾーン(108.502 - 108.756)
・レッドゾーン(107.068 - 107.338)
・レッドゾーン(104.678 - 104.929)
・イエローゾーン(107.846 - 108.028)
・イエローゾーン(105.654 - 105.941)
・ブルーゾーン(106.589 - 106.706)

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