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[183]上海電力がもたらす悪夢~(その90:大家どっとこむ物件 No.75~78,FunFund No.2,3,4 )

前回からかなり時間が空いてしまいました。楽しみにして頂いた方には申し訳ありません。
その間に大家どっとこむにおける募集が多数有りましたので、前回に続き今回もこれらを調べていきます。
その前に先ずは、ここ1~2カ月に有った大家どっとこむにも関係する時事ネタを拾っていきます。


時事ネタ1 中国秘密警察関係者の種類送検や逮捕

ここ最近、秋葉原の中国秘密警察関係者で2名の名前が挙がっていました。
先ずは一人目です。

長く一部のネットやSNSで問題になっていた松下新平参議院議員の中国人秘書の呉麗香(何丽红)がやっと書類送検という形になりました。スパイ防止法が無いため、海外に比べて非常に遅い対応で別件の形になりましたが、何もできないよりは良いでしょう。ただし少し気になる点があります。記事内で逮捕という言葉は書かれておらず書類送検となっている点です。既に出国して身柄を確保できなかったのかもしれません。

そして二人目。三木慎一郎さんのポストを引用させて頂きます。

豊原明(魏大比)は、政治家に対する工作を仕掛ける日本華僑不動産協会の監事だけではなく、魏の経営する名校教育は秋葉原にある中国秘密警察が設置されていた日本福州十邑社団聯合総会の賛助企業でもあります。
先の書類送検と時期的に連続している(2/21,3/12)ので、これらは一連の動きでの別件逮捕の可能性が高いでしょう。媚中政権下において、ここまで来るだけでも公安関係者は大変だったことでしょう。引き続き頑張って頂きたいと思います。
また、高市早苗経済安全保障大臣が実現されようとしているセキュリティークリアランス法案の追い風になる動きでもあります。(重要土地調査法と同様、骨抜きではありますが・・・)
2024/3/24追記:同じことを山田敏弘さんが発信していました。


ジャーナリストの山口敬之さんが発信していましたが、FBIに摘発された中国秘密警察の設置されていた長樂公会(福建省福州市長楽の同郷会)と関係のある女性(ウィニー・グレコ、中国名:鄭祺蓉)が家宅捜査を受けたというニュースです。その女性はニューヨーク市長の顧問という立場でした。

この様に政治家に接触し工作を仕掛ける土台になっているのが華僑ネットワークであり、拠点の機能を持つのが同郷会なのです。日本でも同様なことが行われており、その一つが日本福州十邑社団聯合総会で、その特別顧問が松下新平参議院議員でした。同様に様々な日中友好を謡う組織が工作を仕掛けているわけです。そして今回、日本福州十邑社団聯合総会廻りの二人が逮捕と書類送検になったのです。

同郷会や日中友好を謡う団体などと政治家の関係

日本福州十邑社団聯合総会大家どっとこむを運営するグローベルスとは幾つかのルートで繋がりがあります。大まかには主に政治家へ工作を仕掛ける日本華僑不動産協会を経由するルートと上海電力を経由するルートです。

大家どっとこむ~日本福州十邑社団聯合総会

そして上海電力~日本福州十邑社団聯合総会へは、中国共産党の機関紙である人民日報海外版日本月刊の人脈でも繋がっています。

日本福州十邑社団聯合総会と人民日報廻りの人脈

この様に、複雑なネットワークを形成して様々な工作活動を行っているのです。あまりにも堂々とやっているので、逆に気付きにくいのかもしれません。

ついでに興味深い動画の紹介です。元公安警察の方が中国の日本における活動を語っています。安倍元首相の暗殺に関する考えは警察寄りのバイアスが掛かって山上単独犯説になっていますが、それ以外は参考になる動画です。特に中国大使館教育部の役割について触れています。因みに教育部の周辺2km以内には大量の不審物件(中国共産党に協力していると思われるクラウドファンディングにより取得された物件。大家どっとこむもそれらクラウドファンディングの一つ)が存在します。

時事ネタ2 ブリヂストンの中国でのトラック・バス用タイヤ事業からの撤退

ブリヂストンが中国でのトラック・バス事業から撤退するという記事が2月27日にありました。これについて少し掘り下げていきます。
以前、ブリヂストンと中国については幾つかの記事を書いていました。

ブリヂストンは当初から中国に狙われていたのでは無いかと考えています。それは単に民生技術を手に入れるのでは無く、軍事利用するためでは無いかというものです。今回のニュースはその考えを裏付けるような物に思います。
ブリヂストンはゴムに関する基礎技術は非常に高く、タイヤとしてもF1で破竹の勢いがあったほど開発能力は高いのは御存知の通りです。また防振分野においても高い技術を持っていました。タイヤは軍用トラック用としてもニーズがあり自衛隊にも納めています。防振分野の技術も特に潜水艦などの艦船ではソナーによる探知に影響します。これが中国がブリヂストンの技術を欲しがる理由です。
2021年末には中国事業での赤字を埋めるために防振事業を中国企業に売る決断をしています。防振事業売却先の中国企業は民生だけでなく軍需も行っているのです。そして今回はトラック・バス事業の撤退まで迫られる事態になりました。
これらは全て仕組まれたことと見ています。私は長年ある自動車メーカーのエンジニアをしていました。タイヤや防振ゴム部品を使う部署でブリヂストンは取引先の一つでしたので、私もブリヂストンの方々からは様々なことを学ばせて貰いました。また、勤務していた自動車メーカーは現在では中国から完全撤退していますが、福田康夫が官房長官時代に中国に進出することになってしまいました。(当時は外務大臣を通り越した形で福田が外交を仕切っていた。その時のアジア大洋州局長は田中均。)そこには政府側からの意向もあったと聞いていました。福田康夫が媚中なのは御存知の通りですが、この時期に福田に対する工作が激化したのでは無いかと邪推しています。
私は中国のプロジェクトの直接の担当ではありませんでしたが、一部の手伝いをしていました。経済安全保障の専門家である平井宏治さんの言われる通り、中国では合弁が前提で株式は半分程度までしか保有できません。また、相手側には中国共産党の幹部が居て、意思決定は彼らに握られていました。当時、全く計画通りには進まず、先ず様々な技術を教えないと物事が進まない(共産党の人間が要望してくる)という愚痴を複数の同僚から聞かされていました。最初から技術狙いだったのです。
ですので、ブリヂストンの中国における事業も全ては中国共産党にコントロールされていたと考えられます。赤字にするのも黒字にするのも中国共産党の考え一つなのです。
中国からの撤退は殆どの物は置いて帰らなければなりません。つまり、トラック・バス用の生産設備を置いてくる必要があったことになります。次に来るのはトラック・バス関連の事業売却かもしれません。
そして、ブリヂストンと言えば忘れてはならないのが鳩山由紀夫です。鳩山由紀夫の母は創業者の娘ですので、創業者一族になります。鳩山由紀夫が中国に取り込まれたのも、ブリヂストンを狙うことを含めてのことだったと考えられます。

そのブリヂストンと大家どっとこむの物件も関係があると考えています。物件No.48はブリヂストンのタイヤ開発部署から900mほどに位置します。主に中国系のエンジニアに対する工作を仕掛ける目的だと見ています。

大家どっとこむNo.48とブリヂストン技術センター

このブリヂストンの技術センター(青で囲った部分)は航空写真からも分かるようにテストコースや旋回場(敷地右上の円状の部分)があり、ここでタイヤの開発を行っています。本格的なテストは北海道のテストコースで行いますが、こちらでもある程度のテストはできるようになっています。設計~試作、評価までを施設内で完結できる状況にあります。
この場所の近くに物件があることを偶然とは考え難いわけです。

大家どっとこむのお浚い(再掲載)

この部分は再掲載ですので、読んだことがある方は読み飛ばしてください。
大家どっとこむについては過去の記事で何度も取り上げていますが、過去の記事を読まれたことが無い方も居られると思いますので簡単に説明します。
大家どっとこむはJトラスト傘下のグローベルスが運営している不動産投資型クラウドファンディングです。このクラウドファンディングの物件は防衛省自衛隊関連施設などの重要土地周辺、中国秘密警察周辺などにあります。また、Jトラストは上海電力に協力する企業と繋がりがあります。
大家どっとこむについては、ダイジェスト的にこちらの記事[144]に記載していますので御覧ください。

平井宏治さんが既に幾つもの記事を書かれている通り、上海電力は監視・妨害の目的と見られる米軍や自衛隊の基地周辺を取得し”再エネ”事業を行っています。

その上海電力と協業(上海電力を合同会社の社員に入れ、太陽光発電の保守・運用を担っている)をしている伸和工業が、Jトラストと共に乗っ取ったのがプロスペクト(ミライノベートに社名変更したのちにJトラストに吸収)であり、乗っ取り後にミライノベートの子会社のグローベルス(元はJトラストの子会社のキーノートをミライノベートの傘下に移動し社名変更)に新規事業として行わせたのが不動産投資型クラウドファンディングの大家どっとこむなのです。
そしてこの不動産投資型クラウドファンディングは、中国共産党の工作拠点確保をするという目的で行われたと考えられます。元々は日中友好文化交流促進協会の副会長である青山英男が会長を務めるグロームHDが中心になって進めていたと見られますが、提携していたmaneoマーケットが行政指導を受けたことで頓挫します。そこで、その目的を引き継いだのがJトラストと伸和工業だと見ています。
関連記事[169]

Jトラストの会長である藤澤信義はシンガポールにも住所を持っており、現在は対立しているアジア・パートナーシップ・ファンドの此下益司を通じてUob-Kay Hian HoldingsのWee Ee-Chao(父親の黄祖耀シンガポール福建会館の頭首。秋葉原の中国秘密警察があった日本福州十邑社団聯合総会やNYの中国秘密警察があった長樂公会は何れも福建省の同郷会で、同様の同郷会がシンガポール福建会館)と知り合ったと考えられます。(アジア・パートナーシップ・ファンドとUob-Kay Hian Holdingsはビジネスパートナーだった。同時期に一時的にアジア・パートナーシップ・ファンドとJトラストもビジネスパートナーだった。)

3者の関係

また藤澤信義は伸和工業の西村浩と組んでプロスペクトを乗っ取った際に、藤澤の妻(元宝塚女優の音花ゆり)の両親と妹(女優の相武紗季)を取締役にしているジャパンポケットも使ってプロスペクトの株を取得していました。記事[55]

それでは、工作拠点の象徴的な例として、大家どっとこむの最初の物件について説明します。

大家どっとこむの最初の物件

中華人民共和国大使館別館の敷地と隣接する建物が最初の物件という非常に分かり易い位置になっています。更にこの近くにはニューサンノーホテルがあります。

物件No.1とニューサンノーホテルの位置関係

ニューサンノーホテル(ニュー山王ホテル)はご存じの方も居られると思いますが、米海軍の管理下にあるホテルです。月二回の日米合同委員会が開催されていることで知られています。ニューサンノーホテル隣にはフランス大使館もあります。中国大使館から直接やりづらい諜報工作活動の拠点としてはもってこいの位置にあるわけです。

大家どっとこむ No.75

住所:東京都江戸川区西葛西3丁目3-13

大家どっとこむNo.75

西葛西駅の近くで、ナンセイから西に1.4kmほどの位置になります。ナンセイの社長である稻福誠は子会社のナンセイスチールの会長でもあり、ジェームスタウン財団のレポートで統一戦線工作部の影響下にあるとされる日本国際貿易促進協会の理事の一人が稻福誠。日本国際貿易促進協会の会長は御存知の売国奴である河野洋平です。因みにナンセイスチールは厚木基地を東西南北で囲う形で工場を配置しており、調略や監視任務も割り当てられていると考えられます。

ナンセイの周辺の関係

西葛西は、今はインド人が多く住む街として有名になっていますが、以前は中国残留孤児2世による今で言えば半グレ集団が居ました。この集団は蛇頭などとも連携していたと言われていいます。
これらから、この物件はナンセイとその背後に居る統一戦線工作部の活動拠点として、
・且つて有った中国系ネットワークの再構築および監視
・印僑(インド人ネットワーク)に対する工作
の任務を持っている可能性が考えられます。

大家どっとこむ No.76,77

住所:東京都千代田区岩本町2丁目12-8

大家どっとこむ No.76,77

この住所は以前より何度もご紹介していますが、今回も同じマンション内に1部屋ずつ新たに追加されています。やはりマンション一棟丸ごとの可能性が高いと言えます。
150m以内には、東国幹衆議院議員が関係していた日本移民説明会を主催したYAKの子会社、そして日本温州同郷会などがあります。温州は海外警察(所謂秘密警察)を分かっている範囲でもアメリカ、イタリア、フランス、南アフリカ、ブラジルなどに展開しており、ここにも中国秘密警察が設置されている可能性が非常に高いと考えています。更に秋葉原の中国秘密警察が設置されていた日本福州十邑社団聯合総会(上記時事ネタ)から南南西に600mなので、この地域には如何に中国人が多いかが分かります。
これらと何等かの関係があると思って間違いないでしょう。

大家どっとこむ No.78

住所:東京都杉並区和田1-43-24

大家どっとこむ No.78

周辺には中国に加担していると見られるクラウドファンディングの物件、つまり不審物件が多数存在しています。(赤丸部分)
また、北側1km近くには華人教会があることからもこの周辺に中国人・中国系帰化人が多いことが分かります。
更に、人民解放軍に協力する中国国防7校北京航空航天大学およびハルピン工業大学と提携する東京大学の中野キャンパスがあります。因みに東京大学の駒場地区キャンパスには日本華僑華人学会事務局なるものが存在します。東大の赤門は共産主義の赤なの?と言いたくなります。

FunFund No.2

住所:神奈川県横浜市港北区小机町泉谷157番4

FunFund No.2

FunFundはフロンティアハウスが大家どっとこむ内で募集する形のクラウドファンディングです。当然ながら中国共産党の影響にある可能性が高いことになります。
この物件はFunFund No.4物件とセットで考えた方が良いと思いますので、No.4で纏めて説明します。

FunFund No.3

住所:神奈川県川崎市中原区新丸子町733-2

FunFund No.3

今回紹介するFunFund2~4に共通することとして、中国人が経営する店(中華料理店・整体鍼灸・中国語教室など。これらの業種は他国で中国人コミュニティーを形成する上での基本的なものとなる。)が多いところになります。同郷会などは見つかりませんでしたが、一定規模の中国人コミュニティーが存在することになります。
この場所から北東に3.5kmほどの位置に東京工業大学があります。東工大は中国国防7校北京航空航天大学ハルピン工業大学、北京理工大学、南京理工大学の4校と提携しており、国内最大数の提携先を持つワースト状態です。南京理工大学は、中国国防7校だけでなく中国兵工7校と呼ばれる兵器の技術研究をする大学群の一つでもあります。”留学生”が住んでいても不思議ではありません。
https://www.moj.go.jp/content/001373771.pdf

経済安全保障の確保に向けて(公安調査庁経済安全保障啓発パンフレットより)

FunFund No.4

住所:神奈川県横浜市港北区菊名7丁目2-6

FunFund No.4

このFunFundのNo.2とNo.4を結んだ線上に興味深い施設があることに気づきました。難病患者支援の会(支部)です。

FunFund No.2と4を結ぶ線上にある難病患者支援の会(支部)

難病患者支援の会はニュースになった”移植ツーリズム”による臓器あっせん事件で問題になったNPO団体です。

つい先月に理事長が起訴されています。この位置関係は偶然で直接関係は無いとは思いますが、全く無関係では無い可能性があります。

難病患者支援の会とCREALの物件との位置関係

難病患者支援の会の僅か90mほどの位置にCREALの物件があります。

中国共産党と関係するクラウドファンディング

CREALは中国共産党に与して不動産取得をしているクラウドファンディングであると見られ、政治家に対する工作を中心とする日本華僑不動産協会(上で説明したYAKの取締役の洪韋や逮捕された名校教育の豊原明も理事の一人)の理事長である野村昌弘の妻の野村美崎が代表理事を勤めるSOLA学園もCREALのクラウドファンディングにより資金を調達しています。野村美崎は中国共産党の機関紙である人民日報海外版日本月刊に取り上げられるなど、どういう繋がりか非常に分かりやすい状況です。
臓器ビジネスは中国共産党が関係していること、中国秘密警察が設置されているとある同郷会の関連施設では臓器売買が行われているという話があることなどから考えれば、CREALの物件と難病患者支援の会は無関係である可能性の方が低いと言えます。
ということは、難病患者支援の会の支部の周辺にも何等かの活動拠点があることは十分にあるわけです。FunFundのNo.2とNo.4はそれらのネットワークの一部なのかもしれません。

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(つづく)
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