見出し画像

2022年のDevolver Directの内容を予想する(Part1/3:おさらい編1)

もう6月も目前。
6月といえばもちろんアレですね。

E3

世界最大級のゲームの商談会です。
会場にゲーム会社が多数集まり、新作ゲーム情報を発表したり、開発中ゲームの体験版を公開したりと半分お祭りのようなイベントです。

ですが、今年のE3は開催中止…。
新型コロナの影響でここ数年はオンライン開催のみになったりと不安定な状況が続いています。

とはいえゲーム業界では6月を「E3期間」などと呼び、E3に参加しない会社ですら大きな発表を行ったりしています。

Devolver Directとは


さまざまな発表がされる中、私が最も注目しているのはもちろん任天堂のビデオカンファレンスNintendo Directなんですが、同じぐらいに注目しているのがDevolver Directです。

名前から予想がつくと思いますが、パブリッシャーのDevlover Digitalが露骨にNintendo Directをパクッて作ったビデオカンファレンスです。
パクるなどというと聞こえが悪いですが、Devolverはそういう会社なんです。公式Twitterも常にふざけ倒しており、このビデオカンファレンスもその時のゲーム業界や世相を皮肉った内容となっております。

↑Devolverのおふざけ例。俳優キアヌ・リーブスが出演しているゲームCyberpunk 2077が出たら一番最初にやることは?というツイートに対して
「キアヌとヤるぜ」と答えて界隈が騒然としました。


これまでのDevolver Direct

さて、今年のDevolver Directを予想する前に、まずはこれまでのDevolver Directがどれほど皮肉と血糊がたっぷりの内容だったかおさらいしましょう。

2017年

このときはまだDevolver Directという名前ではなく、Big Fancy Press Conferenceという名前でした。
内容もNintendo Directをパクったというよりは、ゲーム会社に限らずあらゆる企業のカンファレンスや製品発表会を意識した内容となっています。
とはいえやはりDevolverらしさは全開で、登場して間もなく発砲する進行役のニーナ、異常に盛り上がる観客たち、早期アクセスより早く(!?)ゲームがプレイできる「最短アクセス」システムの紹介(もちろん嘘)…。
そして最後は…ステージ上の人間全員が血まみれになって終了します。グロ注意。

2018年

基本的な構成は2017年と同じ製品発表会型で、タイトルも同じ。昨年死亡したニーナに代わり登場したのが、CEO(という設定)のシンコ・ミラー氏…の首をひねりニーナが登場。湧きあがる観客。
その後ニーナは発表される新作を「ゴミ」と表現したり、Loot Box Coinなるルートボックスと仮想通貨を組み合わせた訳のわからない通貨を登場させたりとやりたい放題。
そして最後は…ニーナがハチの巣にされます。グロ注意。

2019年

カンファレンスの時代は終わり、”Direct”の時代がやってきたとのこと。確かに当時、Nintendo Swichにより業績を伸ばしまくっていた任天堂はNintendo Directでもかなりの注目を集めており、任天堂以外のゲーム会社もこぞって"Direct的"動画を作っていました。

昨年ハチの巣にされたニーナは全身義体化され、彼女の脳内でDevolverのカンファレンスが開催されます。その脳内でのカンファレンスのタイトルが"Devolver Direct"です。3年目にしてようやくこのタイトルがはじめて出てきます。

冒頭のタイトル画面や表示されるキャプションまですべてNintendo Directを丸パクリしています。さらにコーポレートカラーが任天堂と同じ赤なのも災いしています。
序盤から人の首を潰すニーナ。グロ注意。しかしその直後に紹介されるのがゆるふわ障害物競走ゲームFall GuysなのだからDevolverらしい。
その後も趣味の悪いジョークが続き、第一回Devolver Directは幕を閉じます。最後に残されたのは義体化され動けなくなったニーナ…。
果たしてニーナの運命は…!? TO BE CONTINUED…

今回のおさらいはここまでです。次回は2020年、2021年のDevolver Directをおさらいします。

続き:おさらい編2はこちら↓

ではまた~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?