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サンフランシスコ Clarity Confの旅

今年で3回目となるデザインシステムのカンファレンス、Clarity Conferenceに参加するためにサンフランシスコに行ってきた。参加にあたりバックアップしてくれた会社に感謝。

現地からの速報として簡易的にまとめたレポートは会社のブログに、またカンファレンス全体の報告は別途おこなう予定なので、その際はTwitter等でシェアをする。

この記事では、サンフランシスコ4泊5日の旅日記や、サンフランシスコ旅行、海外カンファレンスに参加したことが無い人向けの情報を残したいとおもう。

初日

SIMの購入

今まではWiFiレンタルをしていたが、今回はプリペイドのSIMを買うことにした。事前にAmazonでMOSTSIMを購入。5日ほどなので、プランは7日間を選んだ。購入後はマニュアルに従って、事前にWeb上でアクティベートする。少なくとも48時間前にはアクティベート手続きをしておかないと、現地ですぐ使えないので注意。

空港への移動

渋谷から羽田空港までの移動はリムジンバスで50分くらい。意外と知らない人がいるのだが、渋谷のエクセルホテル東急(マークシティ)やセルリアンタワーから、羽田までの直通バスが出ている。渋滞すれば遅くなる可能性はあるが、時間に余裕があるならおすすめ。

ドルへの換金

海外ということで、現地のお金をどうするか。基本的にはドルへの換金、もとい現金は実質不要。買い物はほぼすべてクレジットカードでOK。スーパーでの200円程度の買い物でも。

必要があるとすれば、ホテルでの部屋のクリーニング等に対するチップくらい。逆にいうとチップであっても、カードの精算時にチップ分を記入する・入力することが多いので、ほんとに現金はほぼ不要。今回は100ドルを一応用意したが、振り返ると20ドル程度(1ドル札多め)とかで良かったかも。

なお換金は日本の空港でおこなったが、現地のATMでカードを使ってキャッシングをする人も多い。換金レートとしてそのほうが安いらしいが、少額の換金なら日本の空港の換金でもそんな大した手数料はかからない。

出国と入国

必要があれば荷物を預け、保安検査場をすみやかに通過して出国。ESTA取得して2回目の渡航であれば、機械を通してほとんど並ばずに通過できる、らしいが、今回は諸事情で人が対応する窓口で。

サンフランシスコと日本の時差は日本が+16時間。移動は9時間ほどに及ぶ。日曜の20:00に発つと、現地の日曜13:00に着く。

入国審査のときはいつも緊張する。今回聞かれたのは下記。

「何日滞在?」「5日間。」
「何しに?」「デザインのカンファレンスに参加します。」
「何の仕事してる?」「デジタルプロダクトデザイナーです。(雰囲気)」
「日本の食べ物は持ち込んでる?」「無いっす。」

Uber/Lyftでホテルに移動

サンフランシスコ空港には「Ride App」というエリアがあり、Uber等で配車した場合は基本的にそこに来る。

ここでひとつレンタルSIMの罠があった。レンタルSIMで使える電話番号で、過去に誰が同じ番号でUberが使われていると「すでに登録されています」となり、Uberの設定画面から電話番号が変更できない。これを解除するためには、Uberのヘルプからスクリーンショットのやりとりなどが必要ですぐに使えない。

なのでLyftを使うことにした、Lyftでも結局同じように「すでに登録されています」ということにはなるが、Lyftの場合はSMSでアクティベートできれば新しく所有者確認OKとなるようで、すぐに使えるようになった。

会場の下見

ホテルはカンファレンス会場近くに取ってあったので、チェックインを済まして会場の下見へ。

会場のイエルバ・ブエナ・センターには中央に公園のような芝生のエリアがあり、24℃前後でカラッした晴れの天気には寝転びたくなった。日差しがあるところは半袖で十分、日陰は少し涼しく、夕方頃には肌寒くなる。日本の9月末から10月頭くらいの感じ。

この日はまだ会場の中にははいれないので、外の雰囲気だけを確認。それから予定を立てるためにカフェに。

Mazarine Coffee

ユニオンスクエアにあるMazarine Coffeeは、9年前くらいにサンフランシスコにはじめて来たときにも入った店。ここ数年のサードウェーブなコーヒーショップのようなインダストリアルな感じとはちょっと違った趣があっていい。

軽く観光

小一時間打ち合わせをした後は、夜ごはんまでの時間が中途半端にあったので、観光地であるフィッシャーマンズ・ワーフ(ピア39)のほうまで足を運ぶ。ここも前回きたときに訪れた場所なので、懐かしい。

ちなみにピア80、海沿いに南にいくと、Goodpatch誕生のきっかけでもあるDogpatchのエリアがあるので、ちょっとのぞいてみたかったが時間がなく断念。

日が暮れてきてからはホテルの方面に戻り、アメリカらしいところということでステーキ屋へ。このときはあまりローカル情報もなかったので、やはり前回訪れたときに食べたTad's Steakへ。

ステーキ!という感じの大ぶりな肉とガーリックトースト、じゃがバター。これを食らって初日終了。

2日目

この日はClarityのWorkshop Dayだったが、残念ながらWorkshopはすぐに埋まってしまい参加できなかった。そのまま空き日になってしまうのも勿体ないので、この前日にたまたまGoogleの知り合いに声をかけ、Google本社のほうに伺わせてもらうことにした(本当にありがとうございます!)。

マウンテンビューのGoogle Plexまで移動し、Googleのランチスペースでランチをいただいた。Chrome OSの開発者の方も同席いただき、開発まわりのことなどの情報交換をした。

その後はGoogleのMerchantize Storeや、コンピュータ博物館(は月曜休みだった...)などを周りながら、サンフランシスコに戻ることに。行きはUberで移動したが、帰りは2階建ての列車、カルトレインで。

Sightglass Coffee

市内に戻って後述のEarly Registration会場に向かう途中でSightglass Coffeeへ。Sightglass Coffeeはサンフランシスコで有名なコーヒーショップのひとつで、焙煎した豆はGoogleとかにも卸しているとか。

入店したSightglass Coffeeの旗艦店は天井の大きな2階建ての構えで、ぽいところに来たなぁという感じ。ブレンドをもらったがこれが実に好みだった。土産には違う豆を買ったけど。

Early Registration

この日の夜はカンファレンスのEarly Registrationというのがあり、前日に登録受付ができるというもの。

会場からは離れたMicrosoftオフィスでおこなわれ、会場ではゆるく参加者での交流などができる。ここで交流した中でも、自分たち以外の日本から来たメルカリのリサーチャーの子がいたので、色々と情報交換をし、滞在中にごはんなどを共にした。

登録のときに感心したのはストラップ。ストラップごとに「写真OK」「写真を撮る前に声をかけてほしい」「写真NG」と分類され、参加者はそれを選ぶことができるようにしてたこと。

自分もイベントの主催やスタッフとして関わることが多いので、こうしたプライバシーへの気の使い方と効率的なやり方は感心した。実際のところ、ほとんどが「写真OK」を選んでいるようで僕らが来たときにはもうストラップは無くなっていた。

気づけば夜の良い時間になり、同僚が以前サンフランシスコで働いていたときにいった中華料理屋 San Tungで。

中華料理は海外でも外れないと言われるが、ここは本当に美味しかった。こうして2日目は終わり。

3日目

カンファレンス1日目。昨日に先行して受付をしていたので、開場時間よりもやや遅れて会場へ。遅れて、といっても8:00には開場で朝が早い。会場にはコーヒーと大きめのマフィンなどが朝食代わりに用意されているので、朝食を抜いてきても大丈夫。たぶんこうした朝早いカンファレンスなら大体用意されていると思う。

スポンサーであるInVisionやAdobe、Figmaなどのブースが並ぶ。他には個人的に知らなかったInterplay(デザインシステムツール)や、Modulz(ビジュアルコードエディタ)などがあり、各ブースに人がぼちぼち並んで話をしていた。

メイン会場はシアターホールで、1階席・2階席に分かれて自由に座る。席にはInVisionの公開しているDesign Systems Handbookのペーパーバックが置いてあり、これが地味に嬉しい。

少し遅れて本編がはじまる。本編の詳細は別途報告するつもりなので、ここでは割愛する。

ちなみに全6セッションがあったが、最終セッションの時間はInVisionのブースでオフィスアワーのような時間が取れたので、そこで色々と話を聞いた。

この日の夜にはオプションイベントがあったが、これに同行者全員は登録できなかったので、どうしようかなーとイベント終了後に入口前にいたら、HaikuのCEOに声をかけられた。彼が「このあとFigmaにいくんだよ!」といってたので付いていくことに。その場の雰囲気で他のひともぞろぞろ、海外っぽいぞ。

案の定Figmaについたら「しかたねーな」という顔をされたものの快く招き入れてくれた。

Figmaのオフィスは中央にキッチンがあり、冷蔵庫にはたっぷりのビール。オフィスデスクのようなものは無く、雑多にソファや椅子がある感じ。スタートアップ感あふれる。

サンフランシスコの街を眺められるそこそこ広いバルコニーがあり、ほとんどの人がそこで談笑。もう19時頃だったので肌寒いけどもなかなか良い時間過ごせた。

そこから先に紹介したメルカリのリサーチャーと一緒に、Hayes Valleyに移動してごはん。時間的にどこも混んでいたので、適当な角のイタリアンにはいる。時間は20時頃だけど夕方18時くらいの気持ち。

近くには有名らしい塩アイスの店があり、22時前後で行列が。せっかくだからと食べたがほんとに美味しい。しかし量はちょっと多い。

4日目

カンファレンス2日目。前日のように朝食とコーヒーを拝借して会場へ。

2日目のセッション全般の所感でいうと、アートディレクションや実装の具体的な話がある一方で、抽象的で、いわゆる「エモい」セッションも半分くらい。まるでTEDを聞いているような。(デザイン)システムに対する捉え方を違う視点で得られたので、2日目も良いインスピレーションを得た。

前日はあまりブースにいかなかったので、会社でもヘビーに使っているAbstractのブースで話をきいてみた。

AbstractでSketchデータのバージョン管理をしているわけだが、コンフリクトしてしまったときの解消がわりと煩わしい。そこでcherry-pick的なことはできないのか?などの話をし、たぶん検討してるようではあった(すでに要望はあったぽい)。

2日目本編終了してAfter Partyへ。会場はなんとSF MoMA。休館日らしく、そのタイミングで一部ホールを貸し切ってるみたいな感じ。立食・ビュッフェ形式でざわざわざわ。見渡すと、スピーカー陣はもちろん、デザインシステムのグルであるEightShapesのNathan Curtisや、GitHubのデザインシステムをつくっているDiana Mounter、他にもAtlassianのデザインシステムの中の人とか...とにかくオールスター。でもなかなか周りがガヤガヤうるさいのもあって、話を聞くのも一苦労...。あとで同行した同僚に色々と話を聞いた。

こうしたテーマのイベントに来てる時点で、デザインシステムの取り組みに前向きなのだとは思うが、当たり前ようにみんな専任のチームがいるような感じ。とはいえ、彼らの課題としてはそのチームが初期フェーズは多かったけど、運用フェーズで人が減って大変なんだよねーとか、組織的な課題の悩みは多そう。日本の身の回りでの悩みの次の段階というか。

この日は同行とした、Atomic Design本を書いた五藤さんと、Atomic DesignのBrad Frostと対面させるのがある意味メインミッションだったのでそれを完遂。

最終日

飛行機が夕方くらいでわりと時間の余裕がなく、ホテルを出て昼食を食べるため3日目にもいったHeyes Valley方面へ。

3日目のときに教えてもらったSOUVLAのランチが美味しいということで向かう。ここも夜は混んでいて、ランチの少し早い時間だとはいれたものの、すぐに混み合うくらいに人気のよう。

いただいたのはローストポークとたっぷりの野菜を和えたどんぶり。そこそこのボリュームもあり、味も美味しくて満足。

そのあとはそばにあるb8ta(ベータ)というハードウェアショップへ。ここはKick Starterとかにでてるようなプロダクトや、Google系のホームキットが売られている。ガジェット好きにはたまらなそうな店で、いくつか手を出したくなるものもあったが購入は我慢。

Ritual Coffee Roasters

空港に向かう前に、Ritual Coffee Roasters の支店があったのでコーヒーを一杯。Ritualも有名店のひとつ。ColdBrewをいただき、豆も購入した。

バイバイ、サンフランシスコ

帰りもUberで移動。帰りはわりとすんなりに税関を通れる。

土産を買いそびれたので、空港内で買うことにしたが、

お土産は絶対市内で買うほうがいい。

名物のギラデリのチョコレートなどはおおよそ3,4倍くらいの価格だったりするので、定番のものなら市内のスーパーで買うほうが絶対良い。

次にくるのはいつだろうか。ただ(元)サンフランシスコ民からはロサンゼルスがいいよ!っておすすめされているので、機会あればロスにいってみたい。

おまけ

サンフランシスコの気候

今回訪れた8月でいうと、日中だいたい24℃くらいで、夜は16〜20℃くらいでちょっと寒い。けどパーカーとかあればまぁ大丈夫かなというところ。12月から2月頃はさすがに気温は下がるものの、めちゃくちゃ寒いということでもなく、通年で大体やさしい気温らしい。

天気はわりと良くないのがサンフランシスコと聞いていたが、日中はかなり爽快な晴れ。日差しはちょっと強いけど。11月〜3月頃は雨季らしい。

喫煙とアルコールと...

路上での飲酒は厳禁。店から少し離れたテラスの店だと、そこでアルコールは飲めなさそうだった。

喫煙については歩きタバコしてるひともいるし、わりと許容されてる印象。ただ飲食店?のそばではダメなことはあるようで、5,6mほど離れたところで吸ってね、みたいな注意をされていた。

あとカリフォルニアは大麻が合法ということで、人々が集まる中央の公園のあたりからそういう匂いが漂う。

町中の移動手段

サンフランシスコといえばケーブルカーが有名だが、今回は乗車せず大体UberかLyft。

街を歩いていると電動キックボードがいたるところに点在し、乗り回してる人が多くいた。調べると、色々と規制はあるもののSkipなど10社前後のレンタルキックボードのサービスがあり、現地の人だけでなく、おそらく観光者も乗っている。

サンフランシスコ市内は広さ過ぎないものの、坂道が多い。一方碁盤目のような作りなので、キックボードのようなシンプルな乗り物は結構適してそう。キックボード以外にも、電動スケボーなどもちらほらいて、うらやましかった。

日本だと乗れたとしてもミラー、ヘルメット、ナンバープレートが必要、ということになるので残念ながらスタイリッシュさはない。

コインの処理

海外にいくと余ったコインの処理にちょと困ることがある。コインは窓口などで日本円に換金できないが、今は空港に良い機械がある。

このPocket Changeはコインや札をいれると、Suicaなどにチャージする形で換金できる。地味に便利。

ただいまマメヒコ

最後にお土産の、歩くドロイドくんで遊ぶマメヒコ。


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明日の元気の素になります。

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Hiroki Tani

株式会社サイバーエージェント Webのエンジニアだけどデザインのこと考えています。 OSS: FLOCSS http://github.com/hiloki/flocss 著書: Web制作者のためのCSS設計の教科書 http://amzn.to/2hJcQVX

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