技術書典5で柴犬×CSSの本を出した

はじまりはいつもノリ

ほぼ完全にノリで参加してみようとおもったのがキッカケだった。

奥さんが第2回のときに出店したサークルの表紙の手伝いをしたり、本人がコミケに出したりと、徐々に同人イベントへの参加の波が我が家に押し寄せてきていた。そこで、なんとなく自分も出展してみるかと、軽いノリで技術書典に応募してみたところ、当選したので出展することに。ちなみに奥さんも出展した。

今おもえば、同じサークルとして出せば、エントリー費用(7,000円)もかからなかったのでは?という感じではあるが、結果ジャンルもちょっと違うのでこれはこれで。

ちなみに今回の表紙は愛犬のマメヒコをモデルに、奥さんに書いてもらった。

執筆環境など

ツールに関してはあまり深く考えずにMarkdownでかける環境を選んで書き始めた。DropboxのPaperにとりあえず荒く書き続けて、8割方できたところで、Re:VIEWに移行した。

Re:VIEWという執筆支援ツールがあることは知っていたので、とりあえずそれを試そうというのと、CSSによる組版にも挑戦しようというのをはじめに決めていた。それで関連情報を調べていると、今回の技術書典にも出店されていた@at_grandpaさんの記事と、そのリポジトリを基本そのまま使うことにした。

原稿の内容が固まってきたのが、印刷所への入稿の2週間前ほどで、このタイミングでようやくRe:VIEWとCSS組版の世界に入門するも、Re:VIEWのフォーマットへの慣れや、Re:VIEW+CSS組版で実現できることの調査や検証に思いの外時間がかかってしまった(しかもこの時期、扁桃炎にかかってしまい、奇跡の3連休ほぼ体調不良で死んだ)。

CSS組版は、CSSでのタイポグラフィやページ内のレイアウトができるのは手慣れているし、@page規則を用いた紙面フォーマットならではの対応などは興味深い。『CSSシークレット』というCSS組版を用いて作られた書籍を知っていたので、この書籍相当のことはきっと出来るのだと安易に考えていたが、何かと制約があって少し辛かった。地味に辛かったのは、柱(はしら)と呼ばれるページ本文周辺の余白への章・節の記載(ページ数横の「はしらに」とかの書いてるところ)。結論、CSSだけでどうこうでもないところなので、最終的にはAcrobatで手作業で修正した。

入稿とか

どうにかこうにか9月30日くらいに(ほぼ)脱稿。印刷所については、事前に技術書典で紹介されていた日光企画ねこのしっぽの2択に絞っていた。どちらもイベント開催のギリギリまでの締切だったので、非常に助かりました。結局日光企画にしたのだけど、決め手は「本の発注数と同枚数のポストカードの無料印刷サービス」だった。とりあえず「マメヒコのポストカードにしよう」ってことでほぼ何も考えずに写真だけを全面に貼り付けた。このカードは会場限定で冊子版購入の方にサービスとしてつけた。

日光企画のwebサイトや入稿フォームは決して初心者に優しいという感じではないものの、入稿後のフォローなどがすばらしかった。ベタなミスで、入稿サイズをA5のつもりがA4になってたり、左綴じ(背中が左になる綴じ方)希望だったのに、表紙のデザインが左右逆だったりというのを事前チェックで教えてくれた。その後も、先ほどの手動での柱修正で謎の文字列の混入があり、その連絡までくれた。これくらい細かくチェックしてくれているのは非常にありがたい。今回は日光企画から直接会場に届くように手配していたので、実物を確認できるのはイベント当日だった。

結果、オフセット・マット加工ですごく良い感じに仕上がっていた。ありがとう日光企画!ちなみに当日にも各ブースに仕上がり確認などで担当の方がまわっていた、すばらしい。

イベントの準備と当日

入稿後に当日の準備をはじめた。過去の参加ブログなどを調べて、必要そうなものを洗い出す。

・机に敷く布
・見本誌を置くための台(本立て)
・お釣り
・金銭管理のためのカバン(小さなボディバッグ)
・POPスタンド
・養生テープ
・はさみやペン
・スケッチブック
・付箋

あとはPOPスタンドにつけるA4サイズのチラシの準備や、支払い周りでQRコード印刷などの準備をした。ちなみに技術書典公式の後払いシステムのQRコードは運営側から配布してもらえたので、そっちのほうを使った。pixiv PAYにも一応対応したが、pixiv PAY払いは3,4人程度だったので、必須ではなさそう。

一方で後払いシステムは対応しておいてよかった。最初は後払いの利用者側・出展者側のフローがわからなかったので対応を見送ろうとおもったが、結果当日にはそこそこの数の利用者がいたので出店するにひとにはおすすめしたい。
ただ後払いシステムについては、その後の決済状況の確認などの仕組み、機能があまり充実してないのでその辺が強化されると嬉しい。

そして当日、10時に集合。前々日くらいからシミュレーションしたが、自分もサークルをまわること考えたときに1人だと辛いので、急遽同僚にヘルプをお願いした。おかげで色々と購入できたので感謝。写真には写ってないが、僕のほうで買えなかったものは別途奥さんに買ってもらった。

そして肝心の売れ行きについては、忙しすぎず暇すぎずなペースでブースに来ていただいて、見本誌をみてもらったり、購入してもらったりとありがたい限りだった。FLOCSSというニッチなテーマではあるけど、結果160部くらい購入してもらえた。

来場・購入してもらった皆さんへの感謝はもちろん、こういうテーマの本を出してものべ1万人近くの人を集める技術書典には、称賛と感謝を述べたい。

次回はまた違う形で出展する...と思う。あとCSS組版をもうちょっと頑張ってみたい。

そしてBOOTHで販売開始しました

当日の在庫となった冊子の一部と、PDF版をBOOTHで販売開始しました。

冊子版はイベント当日と同じくPDF版がセットで販売してますが、冊子が数限りあるので、売り切れ次第終了です。売り切れたときにはPDF版を是非...!
PDF版もとデータ版のほうは内容のアップデートができる利点を活かして、不定期にですがアップデートしていきたいとおもってます。

それではあらためて、
・技術書典とそのスタッフさん
・今回の出展にともなってアドバイスいただいたみなさん
・マメヒコのイラストを書いてくれた奥さん(@tomo_e
・表紙のモデル兼レビュワンのマメヒコ(@shiba_mamehiko

に感謝します!また次回!


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明日の元気の素になります。

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Hiroki Tani

#エンジニア 系記事まとめ

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