その⑥ 転機❗️

早速。続き!

店『お兄ちゃん。今度、俺の為に打ってくれるかい?』

ん?なんだ?どーゆー事?

他の来店客にも目につくカウンターでの会話。
不必要に長い会話は良くないと察した。考える事なく

『別に良いですよ!』
店『じゃ、今日いつもの時間に☎️して!』
『分かりましたー!』

見せて『今日は出ないよ(笑)』

色々と考えながら、いつもの時間
25:00過ぎを待つ。
俺の為?なんなんだろ?
自分に得はあるのか?など考える。
そして25時,

店『あ。お兄ちゃん?』
『お昼の話なんですけど。。。』

軽く世間話を挟みながら会話が進む。

『お兄ちゃん。日当払うから指定する台を打ってくれるかな?勿論、日当+利益の何割かはバックするよ!どぅだい?いける?』

秒で返答!
『やりますよ!で、何割貰えるんですか?』
先日、かなり勝たせて貰った恩は遥か彼方に
飛んでしまっていたw。

店『半分でどう?日当の2万は別で』

遊んで日当2万貰えるなんて願ってもない話だった!

当時、パチンコの宇宙戦艦ヤマトが流行っていた。店長は、よく他店でヤマトを打っていたのを見たと言う話を仲間から聞いていた事もあった。

単純に軍資金(遊ぶ金)が欲しかったんだと思う。

当時のパチ屋の店員と言うと
偏見や職業差別ではないが、脛(すね)に傷を持っ方が多い職種の1つ!な印象と言うかイメージがあった。
店長も他県の方だった。決して悪意がある表現でない事は、ご理解頂きたい。

店『じゃ、いつもの時間に☎️待ってるよ!』

『分かりましたー!』

で!25時。

2人だけの取決め説明を受ける。

他言無用!
店内での今までのような接触(会話)は
NG!などのいくつかの約束が決まった!

ここが、本当の入り口🚪✨

指定台(こちらは選べない)嫌な機種でも
打たなければならない!設置機種の割?の関係って説明を受けた記憶がある。

例えば。
店『明日はスーパービンゴの○○番と○○番にモーニングが仕込んである!そのあと、この台を打ってくれたらよい!』
※モーニングとは、数回転で当たる状態にしてあると言う事。

軍資金は事前に10万程、預かった。
だから僕は自分の財布とは別に
もぅ1つ財布を準備した。その辺はきっちりしたいと考えたからだ。いっぱい出た時は、くすねる事も出来たと思う。けど相手は店の全ての数字を把握している店長なんだから。。不正はすぐバレる💦
普通じゃない関係の構築に敢えて隙を見せず固くやった方が良いと判断したからだ。この判断は、のちに間違いでなかったと確信することになる。

これが店長との約2年近く続く関係の始まりになる。

千円札が、一枚あれば
とりあえず当たりは引ける!ビンゴなんで
連チャンする事もあったし、
ふぉーふぉー状態になり、取り切るのに
かなりの時間を要することも多々あった。
1999G引いた時はケツが浮いたよ(笑)

メインの台(高設定)だけは、いかなる状況になっても下皿にライター1つで確保は出来ていた。
ローカル店だから出来た事である。

・打ち子?代打ち?の日々

それは毎日ではない!他の客の目もある。
毎日、爆出しするのも目立ってしまうからだ。
でも僕には行く居心地の良い場所がない💦

指定台の指示がない日や店側が出せない日などは
フリーで打って過ごしていた。
負けるの上等ってノリで。負けてるアピールも必要だから。けど、低設定の誤爆など逆に目立ってしまう事も多々あった。

疾風の用心棒で万枚Overやビンゴの
ふぉ〜ふぉ〜等💦

1ヶ月の平均出勤日数は
20日前後。スロ打つだけで40万程度は
確定。それ+勝ち分の半分を貰える💰

例えば、その日の勝ちが10万だったとする。
日当20K 残り80Kの半分40K

20K+40Kで60Kが手取りとなる。
この数値だけ見ると、かなり美味しいと思ってしまうだろうけど、それなりに苦労もあった。

高設定=100%出る。勝てる訳ではなかった。
出ない日もあった。そんな日は、辛かった。
好きな機種ばかり打てる訳でもない。
まだ若かったけど長時間の座りっぱなしも
なかなか辛い。。

今日は、アカンな💦好きな機種じゃないし
ヤメたいな。って思っても台を手離す事は出来ない。ヤメた後に他のお客さんが出してしまうのが
嫌だったからだ。そんな時は友達になったY君に
頼んで長めに台休憩にして駐車場の車内で寝たりして時間を潰したりした。
21時過ぎに休憩中にしてライターや数枚のメダルを残し帰ったりもした。その辺の判断は任されていたから問題はなかった。

逆に出てる時はアドレナリン出まくりで
延長営業頼〜む!なんてアホな事を言いながら
打っていた。

そんな日を過ごしながら
月に平均100万以上の泡銭を手にするようになっていた。途中、以前12年程勤めていた会社からの退職金や思いもしてなかった収入もあった。
店長には毎日バックする訳でもなかった。渡す日は25時の定時連絡に指示される感じだった。僕は毎日、その日の収支と店長にバックした日や時間、金額をノートに記し記録しておいた。

日増しに厚くなる店専用の財布✨
僕の財布も同じくである😋

お仕事?が終わると、友達と飯に行ったり
飲みに行ったり等やりたい放題✨
その時、僕は他店で高設定の確証もない
台を打っなんて事は出来なくなっていた💦
明らかに普通じゃなくなり始めていたんだ。

客の少ないローカル店と言えど
なるべく他に気付かれない様に頑張ってみても
どーしても目立つてしまう。

中には常連から
『情報もらっとんやろ?俺にも教えてくれよ!』など露骨に聞いてくる人もいた。

そこは『そんな訳ないやん。』苦しい返答である。のちに聞いた話だが常連達の間では
サクラ?打ち子?認定されていたらしい。
間違いではない。正解💡
でも、本当の内容は誰1人知らない。

Y君は協力者だから多少の、お小遣いはあげていた。少しだけ🤏店長との契約内容?的な
話はしておいた。間違って店長と揉めてしまった時の保険としてだ。最終的に店長とは
拗れてしまうが、そんなに大きな問題にはならなかった。

次回!
その⑦   入り口の向こう側

つづく。。。

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