その⑦ 入り口の向こう側。

身の丈に合わない金を持ち日々
遊び続ける毎日。その時は分かっていなかったが
すぐに消えてしまう程度の額の金を得る為に
生きていく上で大切な物を少しずつ。少しずつ無くして行ってたんだ。
(今だから言えるだけなんですけどね。)

連日、会社に出勤するかの様に
ホールに足を運ぶ僕。

常連達との距離も少し広がってきていた。
浮き始めたのである。だが、そんな事は
全く気にしない。

慣れる!って怖いですよね。

羽振りも良く。毎夜、誰かしらと飲み歩く。
ホールの入替時等は臨時で打ち子を自分で手配し
最大4名体制で(僕含む)好き放題だった。
しかし、この臨時雇いが店長との関係破城してしまうキッカケだったのかな?

絶対言うなよ!→うん!分かった!
こんな、やり取りの大半は言っちゃいますよね!
+話に尾ひれをつけて💦
にわか友達との関係に絶対なんてないですよね🙃

話。戻ります。

羽振りが良くなると気も大きくなります。
飲み方も派手になっちゃいます。
何処の店に行っても目立ちゃいます。
チヤホヤされるのが気持ち良くなります。

もぅ〜完全に有頂天。
そこのけ!そこのけ!僕が通りますよぉ〜みたいな。。。

多少、こちらが分が悪くても💰で解決出来ないことなんてなーい!みたいな圧倒的なクズの考え。

飲み屋で他客とケンカになったり怖い人(あちらの世界の方など)に絡まれたりもしました。
でも。その都度、僕には窮地を救ってくれる
お助けマンが存在したのです。

ホールで打ってるうちに
当時、怖くて目も合わせるのも嫌だった
先輩や、イカツイオジサンと仲良くなったり、また飲みに行ったりと。
にわかな関係は広がります。そこには信頼関係なんてありません。僕の人柄に寄って来た訳じゃなく、ある匂いだったのでしょう🙄

それは?  お金の匂いです❗️
しかし、そうでない出会いもありました!

そんなこんなで、ある人とホールで出会います。
同じ町内在住の一回り以上も年上の方です。
当時、僕は30歳
だから42.3歳だったと思います。
その人は会社員(営業マン)でした。仕事中に
スーツ着て、ちょくちょくホールに来ていました。あれは、初代北斗!目押しの苦手なNさんは
何気に『おい!揃えてくれま!』返答するもなく
スーッと左手を伸ばしチェリー🍒を目押し✨
2チェ👍実はこの時Nさんは目押し失敗すると
4チェになると認識していたそうですw
後にこの話を飲みながら聞いた時に
大爆笑してしまい、本気のゲンコツを喰らいました😭痛かった。今でも痛い気がする。。。

のちに色々と他方から、その人(Nさん)は
若き頃は、えぐぃヤンキーだったそうです。
そんな事しらない僕は軽ーく会話したりしていました。Nさんを知る方から見ると
なんだ?あのガキ。Nに対してあの態度は?
てな感じて見られていたそうです。

Nさんは優しく、また面白いし
リゲインのCMに出ていたビジネスマーンに
よく似ていてカッコ良かったんです!
Nさんと過ごす時間が長くなります。
時には指定台を何も言わず
『これ打ち続けたら負けませんよ』みたいな感じで譲ったりもしてました。Nさんに、えぇかっこうがしたかったんです。
当然、Nさんは、勝ちます✨
必然的に僕達の距離感は縮まります。
飲みにいく頻度も増えてNさんの馴染みの店に連れて行って貰ったりしますら、色々なタイプの方とも知り合いになれました!皆さん、特徴があり面白い方ばかりでした。

皆さん。Nさんの仲間は僕からすると
年上の方ばかりです。ちょっと怖いけど
優しく接してくれます。
居心地も最高♡
兄貴みたいに慕ってました。

そのNさんが僕を。。。

入り口の向こう側。

次の🚪ドアの前に立たせる事になります。。。


続けても
イィのかぁぃ〜?

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