年収200万円でも味わえる美食論⑦味の素論

味の素について考えを述べておく。

俺は味の素はマヨネーズのような特定のときにだけ美味しい調味料だと思う。

マヨネーズは、アスパラやセロリをそのままマヨネーズをグイッとつけて食うと美味い。

味の素は、余計な風味とか出汁ではなく、米と油と卵の共演を楽しみたい、町中華のチャーハンにおいては必須の調味料だと思う(というかどこの町中華もハイミーをザバーっと入れてる)

俺は自宅に味の素を置いていない。しかしたまに中華料理屋で味の素(ハイミー)山盛りのチャーハンを食べる。

味の素は、75点くらいの味を強制的に出す調味料だ。それは70点の食材も75点にするし、「80点の食材も75点の味の素という味にしてしまう」。チャーハンのような、味の素でしか成立しない料理ならいい。なんにでも味の素をかけるのは、どんな料理でもマヨネーズをかけてくうようなものだし、白飯にもマヨネーズをかける狂気のマヨラーのようなものだと思う。

ただ、そもそも、俺の持論として、美食をおいかけたく自然となるような人間は、甘くみても10人に1人くらいしかいないのだ。

逆に、味の素で満足できるような人間は、美食を求めるような変人よりも明らかに多く存在する。そして、バズレシピのくだらなさは、それをきっかけに美食や調理を極めようとする人がでるかもしれないから、否定しない。

だから俺はバズレシピの存在自体を否定しない。適切にチャーハンにつかえば美味しい味の素(ハイミー)も存在自体を否定しない。

単に、なんにでも味の素をかけるのはバカだといっている。そして、それに気づけたなら、バズレシピがきっかけになってよかったのだ。そう気づけずに、味の素をなんにでもかけてうめーと言ってるやつは、バカ舌なのだ。

なんにでもポン酢をかけたらバカだろう?なんにでもマヨネーズをかけたらバカだろう?なんにでも焼き肉のタレをかけたらバカだろう?

冷奴に焼き肉のタレをかけたらそれはそれでうまいよ!うんそうだね。でも俺はネギと生姜と醤油でくいてえ。

だから言おう

味の素に頼るバズレシピは、バカ舌に味の素を買わせるためのマーケティングだ。

そして俺はその存在は否定しない。それで満足する人も否定しない。バカ舌だとは思う。


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