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御伽原江良を褒めちぎる記事

江良ちゃんへ
落ち込んだらこれを見てください。

はじめまして、月小森です。タイトル通りです、それではさっそくGO!

名前がもう面白い

『御伽原江良』という字面、御伽草子から取られた名字と英語で時代を意味する「era」から取ったであろう江良、そしてその橋渡しとして原がくっつくことで、あたかも日本にありそうな名前になっています。漢字5文字なのにやたらしっくり来るのはすごい。
そして特筆すべきは発音です。『おとぎばらえら』です。1回で良いので言ってみてください。なんか面白くないですか?めちゃくちゃ言いたくなる名前にランクインしますよこんなの。そして最初に『ギバラ』という愛称を付けたリスナーさんはすごすぎる。この強烈な名前に顔負けしないパーソナリティ性も個人的にすごいと思います。

多種多様な声がチート級

初配信の一般的に言われている『江良ちゃん』の声、「ゴミカス死ね」の濁音満点『ギバラ』ボイス、「ラムのラブソング」でも見れる甘ったるい歌声、リシアンサスで見せてくれた「聖槍爆裂ボーイ」の低音イケメンボイス、「桃色片想い」で聞けるアイドル曲の歌声、リングフィットでの悲鳴、がぶがぶ〜!わらべだめいじーだよー!、オタク限界化ボイスと列挙するときりが無いあんまりにもとっ散らかり過ぎな多種多様な声色を持ちます。しかもそれを武器として歌声にすることができる点であまりにも強すぎる。ひとつひとつが特徴的すぎるのでどれも印象深いものを与えてくれます。

ひとりでコンテンツとして楽しめる

というわけで前述の通りひとりで色々な声が楽しめるわけです。ここにトークスキルとゲームスキルが合わさることにより、とんでもないバラエティに富んだ配信が生み出されます。雑談はもちろんのことゲーム耐久配信やガチャ動画、ホラゲー克服週間、定期リングフィット配信。そしてそれは配信という枠を超えてだいさんじラジオ、ぷちふるのラジオ、ニコニコちゃんねる放送のホギホギSSOにまで様々なトークやレバガチャダイパンゲスト回などで発揮されるエンタメ力、そしてライブイベントで見ることができるアイドルとしての努力家な側面とこうして見るとすごくバラエティに富んだ活動者と言えます。

ただのオタクツイート

これを見てください。

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ただのオタクです。※勝手に載せてます怒られたら消します
これが企業所属のVtuberにとっていかに難しいかは他のライバーのツイートを見ればわかると思います。登録者数50万人超えてるけど、ただのオタクなんですよ。ツイート内容変わらないんですよ。この変わらないもの、オタクの模範として大切にしていきたいですね。

流行外のバズり能力が桁違い

「ハジメマシテェ...オトギバラ...エラデェス...!」
「我にじさんじぞ?」
「あ゛ぁ゛ゴミカスゥゥ!!!死゛ね゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!!!!」

この他にもカリム6万の女、ギバラ高収入、チバニャン強制楽曲提供などV界隈だけでは収まらないバズり方をする。
これにより、にじさんじ超えてVtuber超えて一般層からの認知度が凄まじいです。Vtuberはよくわからないけど『御伽原江良』なら知っているという現象がそこそこ起きていました。僕もちょいちょい「ギバラちゃん」でパブサしていたんですが、まじでオタクとは全く別のところからウケているのがよくわかりました。「ギバラちゃん」の愛称で呼ぶ人たちはだいたいオタク外の人間だと思ってます。

最強逆張りオタク

にじさんじのライバーを見ているとわかると思いますが、特にゲーム配信に関しては流行り廃りがあります。そこで固有スキルの逆張りオタク発動。するとどうなるか。他のライバーがその時やっていないようなゲーム配信をするようになります。ライバーによって飽和状態とも言えるゲーム実況と一歩引いて飽きが来ないゲーム実況配信ができることでとても噛み合います。また、Detroit Become Humanを例に前は流行っていたゲームを大分遅れてやる傾向にもあるため、前にライバーがやっていたゲームを改めて違うプレイヤー視点で見ることができるなど、かなり戦略的に見えますがこれは単に逆張りオタクが発動しているとも言えます。結果的にめちゃくちゃタイミング的に見やすい実況配信者と言っても過言ではないでしょう。見出しとはズレてしまいますが、めちゃくちゃ登場人物に感情移入するタイプなのでとてもストーリーゲーム実況は見応えがあります。

『御伽原江良』への解像度が高すぎる

これ、本当にすごいとしか言えないんですけど本人が本当に『御伽原江良』への解像度が高いんですよね。これは単に『御伽原江良』に対する知識というだけではありません。世間から見たときの『御伽原江良』、リスナーから見た『御伽原江良』、メンバー登録者から見た『御伽原江良』、Vライバーから見た『御伽原江良』、他界隈の活動者から見た『御伽原江良』、これらそれぞれに対する解像度があまりにも高い。なので『御伽原江良』の魅力を自身で発揮できるというすごい武器を持った活動者です。これをできる人はなかなかいないと思います。

ではなぜ、こんなにも解像度が高いのでしょうか?その要因として自身がオタクだからというのがひとつだと思います。彼女はV界No.1のエゴサ力があると言っても過言じゃありません。文章のない画像のみツイートですら観測するレベルです。これは彼女のオタク力が為せる業だと踏んでいます。そしてその圧倒的サーチ力による『御伽原江良』に対する情報アドバンテージにより解像度を高め続けています。彼女の凄いところはこれを常にやり続けている可能性があることです。はっきり言って狂ってます。その莫大なリソースからリスナーどころかライバーからの需要を理解することで、活動の糧としています。そして更にやばいのが、自己が流されにくい性質があります。基本的に人は情報を得れば得るほど自身の選択肢が広がる一方で正解がわからなくなることがありますが、彼女の場合そんなことありません。貫き通します。これは人間として尊敬できるところだと思います。

彼女自身が1番の『御伽原江良』ファンでありプロデューサーだったわけです。こりゃすげえや。逆に言えば、我々が知っている『御伽原江良』はその氷山の一角に過ぎないということである。悲しいかなこれが現実。でもそれくらい可能性に溢れた存在ということですね。

オタクに理解がありすぎるオタク

自身がとんでもなく濃ゆいオタクなため、めちゃくちゃオタクに対する理解があります。オタク特有の面倒くさい心理。推しの色んな姿を見たいけどそれを推しに押し付けるのは烏滸がましいから静かに見守るオタク。推しに認知されたいけどあんまり目立つのは得意ではないオタク。まぁオタクと一括にしても色んなタイプがいるんですが、そのオタクをうんうんと頷かせるのが『御伽原江良』です。

おねがいダーリン/Virtual to Live 2019 in 両国国技館/3Dお披露目配信
桃色片想い/imagination vol.2
バラライカ/Shout in the Rainbow 2020 in Zepp札幌
ファンサ/Shout in the Rainbow 2020 in Zepp札幌
聖槍爆裂ボーイ/リシアンサス

見てくださいよこのラインナップ。オタクの需要を完全にわかっていらっしゃる。なんとこの一部が見れるぷちふる1stライブの円盤が3月31日までの完全予約販売なんですって!買うしか無いでしょこんなの!買いましょう。

ライバーへの影響度が半端ない

自己プロデュース能力もさながら他己プロデュース能力にも長けている。ぷちふるの活動ではその片鱗を見ることができます。かざちゃんへの解像度が特に高く、レコーディングの際のディレクションの話などが知られている。また、ひまちゃんへZepp難波の「SUN♡FLOWER」の選曲をするなどプロデュース能力の高さを発揮している。そういう一面もあり、おそらく本人が認識しているより他ライバーからの信頼は厚いと思います。ツイステオタクの面も存分に活かして他ライバーに布教してたりします。まさにオタクの鑑です。

実現力が高すぎる

人間の高次的欲求と言われる自己実現欲求。彼女が常にバイタリティ溢れる人間性というわけではないですが、それでも途切れることなく目標に向かって進む意志があり、さらにそれを実現していく力が高いと思います。初配信で目標としていた登録者数10万人に速攻で辿り着いたのはその凄まじさを表しています。そして当時、そこまでVtuberとデレマス声優が近しい位置になかったときに青木志貴さんの「しき友」にゲスト出演したり、星希成奏さんと「ホギホギSSO」パーソナリティを務めるなど、2次元を明らかに超える活躍の仕方をしていて、好きなことをそのまま自己実現に結びつける達成能力の高さが伺えます。これはまじですごいですね。配信者という枠を超えて実現していく姿は色々な人に影響を与えたと思います。僕らリスナーにも夢は叶えられるんだと思わせるし、同業者にもVtuberには夢があると思わせてくれているでしょう。
Vtuberであることのメリットである自己実現のしやすさを最大限に活かしきっていたと思います。

謙虚さと向上心を兼ね備えた化身

ここまで努力を積み重ねた結果の能力があるにも関わらずめちゃくちゃに謙虚。びっくりするくらい謙虚です。自己肯定感は高いのにかなり慎重派だと思われます。Mix up出演後の反省が顕著に現れていると思います。

「自分はもっとできるのにうまくできなかった」、「期待されているのにそれに応えることができなかった」、VtLのあの事件の際での振り返りでも言っていました。決してすべてが自分のせいではないのに、すべてを背負ってしまう。彼女の危うい点であり、それ故の向上心だと思います。その成長過程は、成功したときに初めて成熟しますが、その最たる例がZepp札幌の「ファンサ」だったと思います。まさにシンデレラストーリー。失敗や事故から心が折れず成長する過程そのものをコンテンツとして見る層もいたと思います。

逆境◎

単純にメンタルが強い。並大抵の人なら彼女の活動期間において何回も自主的に辞めるタイミングがあると思います。それくらい境遇が悲惨だったんです。なのに『御伽原江良』は自分の物語を綺麗に畳むまでその素振りを一切見せていなかった。メンバーじゃない人からしたら3月10日に突然卒業宣言をして辞めたと言うふうに映っていると思いますが、これが今までの経歴からしたら如何にすごいことなのかはおわかりでしょう。シンプルにメンタルがへこたれない精神力が為せる業です。それは彼女が理想としてる活動者としてあるべき姿が高かったからとも言えます。Vtuber、いや活動者としてもここまで自分を律して活動できる人間は一握りだと思います。自身の置かれている環境に甘えることなく高みを目指す、その結果が最後の選択だったのかもしれません。

打算能力がやばすぎる

ここまで見ていれば彼女が如何に打算的であったかがよくわかると思います。ただ打算的なだけではなく、予想外のことが起きたときにそれをどう調理するかまで考える適応能力も高い。ちょいちょい色んな意味で話題になったときがありましたが、本当にやばい炎上はしていない。

ツイステ動画を上げ始めて女性ファン層が厚くなったときに、既存のファンと新規のファンの双方が求めているものをいい塩梅で提供していく。このバランス感覚はすごいと思います。

彼女のライフスタイルに「適当に生きる」というものがありますが、その適当の意味が料理的な適当であるということはわかると思います(もちろんなんとなく生きていくという意味も含まれてると思います)。

Vを超えた最濃度のコネクション

彼女は自分から積極的にコネクションを作りに行くというタイプではありません。気質としては人間関係構築を回避する傾向にあるけれど、完全に拒絶しているわけではなく、むしろ親しい人にはとことん親しくなるタイプです。
せーな氏との関係性にはそれがよく現れています。Vtuberと声優という壁がありそうな関係だったものの、それを超えて高濃度なオタク仲間になるまで関係を深めることができています。オタク同士って仲良くなるまでめちゃくちゃに段階を踏むので月1の生放送でここまで深められるのはすごいと思います。せーな氏もおっしゃっていましたが、とにかく話しやすい人間性を持っています。それはオタクへの理解度が高いために共感力が高く話していてヒートアップしやすい。
まさに対オタク決戦兵器。

圧倒的人間らしさ

『御伽原江良』はVirtual Youtuberです。Virtualな存在は普通の人間とは違う存在として私達の前に現れます。故に私達のような普通の人間が住んでいる世界とは遠い距離感での存在であると認識されがちです。

しかし、彼女は人間らしさが満天です。人間らしい、とは不完全性を有するということです。この記事では彼女をたくさん褒めていきましたが、それは完璧であることとは程遠いのです。私達と同じように失敗をし、挫折を経験し、でも成長していく。まさに人間のライフサイクルが配信などを通して見ることができたのです。私達が配信者を見るとき、その配信者を配信上でしか理解することができず、それ以外の生活というのは観測することができません。しかし、彼女はツイートなどを通して配信上以外での『御伽原江良』を見ることができました。あるいは、他のライバーからの言及により、配信では語られない姿というのが観測できました。その人間らしさが人々に記憶に残るような存在感を放っています。デビュー直後にRPを辞めて、本当の自分を見せた。これこそが自己実現をするという意思表示に違わないのです。

この自己実現をするという意思表示、VtuberがVtuberたる所以だと思っています。そもそも何故ヒトはVirtualな存在になろうとするのか。それは今とは違う自分を見たい、現実では見れない景色を見たいという思いがあります。それはまさに自己実現の塊です。人間らしい、といっても言語化するのが難しいので見て聞いて感じて欲しいというのが正直なところです。

終わりに

僕らは『御伽原江良』のすべてをわかることは不可能であり、故にすべての長所をここに記すのも不可能です。それでも、少しでもこれを見たみなさんに『御伽原江良』という人間の凄さを知ってくれたなら、とても嬉しいですね。これからも彼女らしく伸び伸びと生きていってほしいと切に願ってこの記事の締めとします。ありがとうございました!

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