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himalaya中国の音声コンテンツと日本の音声コンテンツを比較してみた。

こんにちは。ご無沙汰しております。himalaya編集部の孫です。

秋もそろそろ終わり、本格的な冬に入ろうとしている今頃、皆さんくれぐれも身体を大事になさってください。

himalayaのnoteが始まったので、note画像用に私がモデルとしてちょこちょこ会社前の落書き壁に撮影してもらうことがあったりします。今回もせっかくなので、一枚掲載させて頂きました。ガラスハートなので、暖かく見守っていただけると幸いです(笑)。

himalaya中国を飛躍させた“キラーコンテンツ”

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さて、前置きが長かったですが、そろそろ本題に入ろうと思います。今回のテーマは、himalaya中国の音声コンテンツと日本のコンテンツを比較することです。

himalaya中国のアプリというと、

・6億登録ユーザー
・130分/日の平均視聴時間
・1000万人以上配信者

という、とんでもない数字がまず目に飛び込みます。

なぜhimalaya中国が音声市場において、短時間でそこまで伸びたかというと、やはり最初のいくつのキラーコンテンツがパワーを発揮してると思います。では、カテゴリごとに見てみましょう。

▼漫才/落語

himalaya中国を立ち上げた当初、中国人気No1の漫才師である「郭德纲」本人と彼の漫才会社「徳雲社」との長期契約によって、彼と彼の弟子たちの漫才作品をhimalayaですべて聴けるようになりました。

年齢問わず中国人なら誰でも知る漫才師の作品をいつでもどこでも聴けることがhimalaya中国のユーザーの心を掴みました。漫才だけではなく、himalayaがプロデュースを担う彼たちの「雑談」番組も人気です。ユーモアの口調で聞き流しできる素敵なコンテンツがまた絶大な人気を得ることができました。こうやって第一波のユーザーを獲得することができたのです。

ちなみに、実は中国の人気番組を日本のhimalayaプラットフォームから聴くことができます。(結構知らない方が多いんじゃない?裏技です。)

こちらの再生数及びフォロワー数はhimalayaグローバル版のデータですが、中国本土のデータを参考すると、案の定桁数が違ってきますね...

それと対照的に、himalaya日本のほうでも最近落語のコンテンツを取り入れました。個人的に落語の日本語が難しくて、あまり聞いてないですが(怒られるか)、このアルバムは、三遊亭好楽さん等有名な落語家の古典落語を中心に、創作落語も楽しみいただける素敵なアルバムです。ちなみに今だけ無料で聴けます。

▼サスペンスオーディオブック

himalaya中国が設立当時、中国国民サスペンス小説とも言える墓荒らしを題材とする長編小説「盗墓笔記」の版権を購入し音声化したことで、数多くのサスペンス好きなファンを獲得することができました。ちなみに、私もこの小説を聴くため、初めてhimalayaのアプリをダウンロードしました。

そういえば、去年の年末に上海本社へ出張する機会がありまして、そこでhimalaya中国の余社長と高いお茶(本当に中国の高級茶、値段を聞いてびっくりしました)を飲みながらhimalaya日本の業務について語り合う時間がありました。

そこで余社長はこう語りました。「自己啓発系、ビジネス系のコンテンツはもちろん大事だけど、サスペンス系をはじめとするエンタメコンテンツは我々成功の秘訣。よほどの勉強の努力家でもなければ、一日の仕事を終えてからは、やはりエンタメコンテンツを聴いて現実逃避しながらリラックスしたいだろう」。一理はありますよね。

今のhimalaya中国でもサスペンスのオーディオブックの数が圧倒的に多いというイメージが強いです。アプリのトップ画面を見てみると、露出の多さが一目瞭然です。

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私がサスペンスを好きというのもあるでしょうが、レコメンドされるのはサスペンス小説ばっかりです(笑)。

余社長からインスピレーションをいただいて、今のhimalaya日本は怪談や犯罪類の番組に力を入れてます。リスナーにひやひやを感じさせながら、次から次へと聴きたくなる内容をプロデュースしております。皆さん、聞いてますか~(笑)? まだ聴いてなかったら、是非下記の番組をお試しください。

犯罪事件研究倶楽部の著作「日本凶悪犯罪大全217」を音声化した番組となります。自社収録の際にスタジオからの音を聞いて、オフィスエリアの社員たちが、もはやぞっとするような番組です。聴き始めたら止まらない!!こと間違いないです。

こちらは前回のnote記事で、弊社のミルキー(かわいい仮称)も紹介してくれた、あの有名な怪談著者川奈まり子さんの番組です。まさに「 身の毛もよだつ怪奇譚」です。ちなみにこちらの番組の背景音について、うちのミルキーがその現場に行って自ら収録を行ったものです。彼の献身的な精神に塩を撒きたいぐらいです(笑)。

▼教育

中国の英才教育の凄まじさは皆さんの耳に入ったことがありますでしょうか? 幼稚園から漢字3000個を覚えさせられたり、唐詩300首を暗記させられたりするのはもう当たり前のことです。中国のこの巨大なキッズ教育市場に向けて、himalaya中国も「OXFORD READING TREE」という英才英語教育の有料番組をプロデュースしました。去年、キッズ教育のカテゴリーにおいて一番の売り上げを誇りました。

himalaya日本は英才教育の番組をまだあまり作れてないですが、子供の心を豊かにする日本の昔話がぎゅーと詰まってる「絵本ナビ」という一押しのアルバムがあります。一日一話で365日お子様に聴かせるられる素敵な育児コンテンツです。ちなみに、これも今だけ期間限定で無料となってます。是非お見逃しなく!!

▼SFラジオドラマ

最後の最後、himalaya中国がプロデュースする年度最大級SF小説「三体」のラジオドラマ版を紹介したいと思います(燃える🔥)。古典力学、量子学をテーマとした長編SF小説「三体」は、世界で累計2900万部を売り上げるまさに“メガ”ヒット作品。今は日本の書店にも並べられてるSFベストセラーになってます。

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また小説の内容は結構難しくて、ある程度科学の知識を持たないと読みづらいと思います。こんなメガヒットの「三体」をhimalaya中国が中国最大級の声優事務所「729声工場」と提携し、なんと誰もが聴きやすいラジオドラマに変身させたんです。その効果はまるで音声版のIMAX映画!!私の個人的の意見ですと、これはまさに音声市場においての最高峰に登れたのではないでしょうか!?

言葉の壁はあると思いますが、ほんの少し、単純にこの制作の盛大さと良さを感じ取っていただきたいので、是非「三体」の予告編をお聴きください。

日本にはまだそのようなクオリティのラジオドラマがないので、できれば作りたいです。もしこの夢が叶えたら、それこそ日本の音声市場にキラーコンテンツができたと言えるのではないでしょうか?ご協力をいただける会社様、機構様、是非ご連絡ください。

これからの日本の音声市場が楽しみ

というわけで、今回はhimalaya中国と日本のコンテンツをカテゴリー別で比べてみました。いかがでしょうか?いくら文化が違っても音声を通じて伝えたいものは変わらないと私は常に思ってます。まだ日本の音声市場の盛り上がりは中国にはおぼびませんが、これからが楽しみという部分で言うとまたこの仕事が楽しく感じる原動力になります。

では、また次回お会いしましょう!

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シマラヤジャパン株式会社:https://jp.himalaya.com/

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