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俺が正しい

僕は誰を愛しく思うだろうか。これから何が変わって、何が残るだろうか。水の塊が弾けたような蒼い軌跡はここから見るから綺麗なんだろうか。誰の言葉をどう受け取ればいいのか。言葉を羅列して文章を書き始めるみたいに、散らばったドローイングが陰影を持って片付いていくみたいに、複雑に揉まれた今までの日々はこれからシンプルになっていく気がする。ギュッとなって悲しくなるけど、真っ暗の中スレスレでタッチした壁は長い筒の底の手触りがした。知らないしわからないし怖いけど、誰かが言った簡単な言葉が本当な気がしてくる。起きて歯磨きをして、熱が冷めたスウェットをくぐったらカゴ付きだらしないママチャリ回してバイトに行って、家に帰って何でも無い事を納得がいくまで考える。誰かに会いたいけど面倒臭がって会わない。隣人に気を遣って音を立てずに暮らす。恥ずかしくて家族とは話しにくい。空や雲の形がこのリズムをいつか変えるだろうか。
恵まれた遭逢、知らずに辿っていた不遇。良いことも悪いことも、強い雨が屋根に突っぱねられたような音がする。何でも慣れてくると周りの音がなくなって、風の音だけが澄んで届く。そんな中で誰の名を叫んだって、僕にしか聞こえないだろう。早寝早起き三度の飯。寝たふりをしてワンピースのオープニングが聞こえた時の心は奪い返せるか。異常記憶を疑うほどの過去への執着に思い出の変幻。世界に言葉を蒔いたニーチェは本当に隣人を愛せていたのか。僕は努力すれば誰でも幸せになれると思う。でも努力できるかはほとんどが才能だと思う。人間「自分で動かす未来」なんてほんの皮一枚だと思う。学ぶ、努力するためにはエネルギーが必要。エネルギーには興味が必要。興味が生活や人間周辺に向いていると器用に生活できる。格好の悪いスポーツカーに乗る金持ちの才能は頭の回転や行動力じゃない、それは結果で根っこにあるのはお金が異常に欲しいという欲求を持っているという才能だ。多くの人間に好かれたい、お金が欲しい、動物が好き。才能ってのはそこのことで、僕たちが生まれた頭で変えられるのは強いていうなら、「やる気を出す」ためにどうするか考えるという皮一枚。興味を理解して、身体を理解して、自分のエネルギーの出方を把握、操作する。それ以降は人間流れるままにしてしまうから。

まあ、こんなとこでくたばってらんないよな。さ、起きろ!!!!!
行くぞ!!!!!!
一枚の皮を、ひっくり返しに!!!!!!!

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