見出し画像

ASKA アルバム『ONE』発売24周年記念日!

1997年3月12日発売
ASKA アルバム
『ONE』
発売から、24周年になります。

画像1

発売された1997年は、
ASKA 初コンサートツアーとなる
『ID』ツアーが開催されました。
アルバム『ONE』を引っ提げてのライブになっています。

その1997年のお話をするには、
やはり当時の会報に手伝っもらうことにしました。

~1997年ASKA作品・ライブスケジュール~
1997.2.5発売 シングル『ID』
1997.3.12発売 アルバム『ONE』
1997.3.30~6.26
『ASKA CONCERT TOUR ID』
国内&上海、全22公演(内4公演は国内追加公演)
1997.4.28発売 シングル『ONE』
(1997年1月号会報TUGofC&Aより)
『巻頭特集~ASKAソロシングル2月リリース決定』

「(1996年)10月からスタートしたASKAの
ロンドンレコーディングが順調に行われている。
2月にリリースになるシングル曲もすでに決定。
3月にリリース予定のアルバムレコーディングも、
当初のスケジュールどおり進行している。
今回のソロ活動を始めるにあたって、
ASKAは“実験”という言葉を使っていた。
CHAGE&ASKAではしなかったアプローチを行ない、
ある種の冒険を試みると語っていた。」

「前回の『NEVER END』のときは、
あまりラブソングを書かなかったんだけど、
今回のアルバムはラブソングが中心になると思う。
詞書きって、いつもは煮詰まる作業なんだけど、
今のところそんなに苦しみもせずにやっています。」
(ASKA)
(1997年2月号会報TUGofC&A)

4ヶ月に及ぶレコーディングも終了し、
(1997年)2月現在でアルバムも完成した。

「クオリティーの高いアルバムが完成したと
思っています。当初行っていた
“ASKA実験アルバム”を実践したアルバムだから、
どういうふうに受け止められるかは
正直言ってわからないけど、こだわりも意地も
すべてこめられています。」
(ASKA)
(1997年3月号会報TUGofC&A)
~レコーディングエピソード~

「3人のプロデューサー、そしてイギリスの
ミュージシャンと練り上げ「ASKA実験アルバム」」

「通常プロデューサーはひとりだが、今回、
ASKAは3人のプロデューサーとともにロンドンで
レコーディングを行った。ポート・オダフィー、
クリス・ポーター、ポール・ウィッケンスの3人だ。
彼ら3人は、自分の音楽性と近いという観点から、
ASKA自身が選び出した。」

以上、
アルバム『ONE』の当時の印象を
感じてもらえると思います。

あらためて振り返りますと、
確かに1995年発売アルバム『NEVER END』も、
今日「24周年」記念日のアルバム『ONE』も、
〔実験〕という言葉をよく聴いた記憶があります。

では、次に収録曲をご紹介します。
1997年3月の会報にASKAさん自身の
「セルフライナーノーツ」がありますので、
全文ではなく、必要なポイントをあわせて、
書いてみます。

アルバム『ONE』収録曲
📕1997年3月号会報TUGofC&A📕
📕「ASKAセルフライナーノーツ」は、📕
📕この本の絵文字を使用します。📕

①『風の引力』
作詞作曲 飛鳥涼
編曲 飛鳥涼・CHRIS PORTER
☆コンサート☆
・2005~06年『My Game is ASKA』

📕「それは『ID』のカップリングです。
本当は次のシングルに、
という話も上がっていたんですが、
あえてカップリングとして選考しました。
『ID』という楽曲と相反する感じが
かえってお互いのいい部分を引き出している
といった感じで、こっちの方が好きだって人も
多いんですよね」(ASKA)

~ASKAさんの楽曲や活動には、
上記のようなギャップがいつもあるように思います。
例えば、『SAY YES』の次にリリースした
『僕はこの瞳で嘘をつく』。
「一体どんな人なんだろうか?」と
思ったことがあります。~

~歌詞を少しだけ書いてみます。~

✏️ここいらあたりの引力はおかしい
✏️体が君に沈んで動けなくなる
✏️迷えなくなる

✏️僕のことなのに僕より詳しい
✏️君の言葉に乗るよ

✏️君の心を引き算してみる
✏️最後に残ったものが僕じゃなくても
✏️今は確かに惚れてる


②『ONE』
作詞 飛鳥涼
作曲 飛鳥涼・ERVIN BEDWARD
編曲 飛鳥涼・PAUL WICKENS
☆コンサート☆
・1997年『ID』ツアー

📕「これはロンドンで作ったものです。」
(つづきは、4月28日シングル発売「24周年」記念日に
お伝え致します。しばらくお待ちください。)

~歌詞を少しだけ書いてみます。~

✏️恋が深爪をした 先がひどく痛んだ
✏️もうこれ以上結べそうにない
✏️一緒に歩けない

✏️君にとって大事なことが
✏️いつからか僕にはそうじゃない

~『僕はこの瞳で嘘をつく』の
次の物語のような歌詞。
歌だから、まだ柔らかく聴こえる言葉が、
音無しで言われたらと思うと、
せつなく、さびしく、
立ち直れる自信もしばらくは湧きそうに
無いかもしれません。~


③『草原にソファを置いて』
作詞作曲 飛鳥涼
編曲 飛鳥涼・PAUL STAVELEY O'DUFFY
☆コンサート☆
・1997年『ID』

📕「これは最初、すごく中途半端な曲で、
レコーディングもできないんじゃないかなとも
思っていた曲でした。でも煮詰めていくうちに、
変化していくメロディーが少しずつ曲全体に
影響していって、気が付いたらなんだか
すごくいい曲になっていた。
年末のクリスマスのときに
『夜のヒットスタジオ』で
歌ったんだけど、そのときはオケも
まだ途中だったんだ。でも、そのくらい早く
歌いたいと思った曲かな」(ASKA)

~はい!『夜のヒットスタジオ』見ましたよ!
めずらしくピアノ(キーボード)での弾き語りのような
はじめて見る姿にビックリしたのを憶えています。
また、衣装もヘアスタイルもリラックスした
ゆったりした印象が残っています。

~歌詞を少しだけ書いてみます。~

✏️心の中の階段を上がってみた
✏️ドアを開けたら草原だった

✏️君も負けるな頑張れ」なんて決まりの言葉は
✏️ときに嵐でひとりぼっちにさせた

✏️いつまでも僕はロマンチック馬鹿でいよう


④『バーガーショップで逢いましょう』
作詞作曲 飛鳥涼
編曲 飛鳥涼・PAUL STAVELEY O'DUFFY
☆コンサート☆
・1997年『ID』
・1998年『kicks』
・2012~13年『ROCKET』

📕「この曲はアルバムのなかでちょっとホッとする
ような、楽しめる楽曲があったらいいなあと
思って、一気にバンドセッションのような
雰囲気で作った曲です。
~省略~
『Code Name.2』で言えば、
『青春の鼓動』のような役割です。」
(ASKA)

~コンサートでは、
とても楽しい時間をくれる曲です!~

~歌詞を少しだけ書いてみます。~

✏️だけど思わないかい
✏️今はとってもうまくいっている
✏️脱ぐための服で来る
✏️奇麗な天然になる君を見たいよ

✏️あした駅前のバーガーショップで
✏️ギャップもグラスもとって
✏️デートしましょう


⑤『僕はすっかり』
作詞作曲 飛鳥涼
編曲 PAUL STAVELEY O'DUFFY・
ROBIN SMITH
☆コンサート☆
・1997年『ID』
・2000年『GOOD TIME』
・2009年『WALK』

📕「詞も変え、メロディーも変え、
アレンジも変えて、全部やり直した楽曲です。
最初は『コーナーボーイ』っていうタイトルで、
OKのテイクもでていたんだけど、
なんだか納得がいかなくて、またメンバーを集めて
一からやり直したい曲です。でもそのかいあってか、
生まれ変わった曲は雰囲気もぜんぜん違うし、
前よりもぐんとオシャレな曲に仕上がったと
思っています。」(ASKA)

~歌詞を少しだけ書いてみます。~

✏️どこを痛めたか 僕は聞かない
✏️君の朝は新しい 空気が欲しい
✏️あの言葉 言いなよ あの言葉 言いなよ


⑥『共謀者』
作詞作曲 飛鳥涼
編曲 CHRIS PORTER
☆コンサート☆
・1997年『ID』
・2005~06年『My Game is ASKA』

📕「物事を進めていくために仲間やチームで
狙いや作戦を立てる、これはその目的のために
共謀していくんだっていう言い方もある。
そしてそういう共謀者的な意識が欠落していると、
どんなにすごいプロジェクトもけしてうまく
進んでいかない。そういう発想からつけたのが
このタイトルです。物事を進め、相手を
倒すためには自分たちはひとつになって
共謀しているんだっていう意識は大事だと
思う。何があってもおじけるな、
自分の力で思うままに進んでいけば
必ず形になるんだっていうのが
この曲のテーマです」(ASKA)

~曲名で驚きは、当時ありましたが、
辞書にある意味とは違っていました。
今なら、このASKAさんの話から、
『自分じゃないか』『いろんな人が歌ってきたように』
など、思い浮かべています。~

~少しだけ歌詞を書いてみます。~

✏️びくびくするな 顔を変えるな
✏️何にもなかった そのままでいい

✏️俺たちはひとつ名で 結ばれちまってるよ


⑦『帰宅』
作詞作曲 飛鳥涼
編曲 飛鳥涼・PAUL WICKENS
☆コンサート☆
・1997年『ID』
・2005~06年『My Game is ASKA』
・2008年『SCENE』
・2009年『WALK』
・2019~2020『higher ground』

📕「これは『201号』につづいて、
ギター1本で作ってみたいなあと思って
作った曲です。ガットギターとストリングス、
メインボーカル1本とハーモニーが1本、
それにリズムがついているといった感じで、
非常にシンプルな形に仕上がっています。
詞は少し『PRIDE』を思わせるような
フィーリングもあります。ある朝、
スタジオを出たときだったな。
夜が明ける前の白々しているような、
そんな朝もやのなかを家に帰るために車で
246を横切るんですが、なんだかたまらない
気持ちになってしまって。この気持ちを今、
覚えておこうと思って、車を止め、
そのときの気持ちをメモりました」(ASKA)

~コンサートで、『帰宅』を披露すると、
話してくれるお話です。~

~少しだけ歌詞を書いてみます。~

✏️酔い醒めのような気分で
✏️夜明けに仕事が終わる
✏️カラスを脅かしながら 家に帰る

✏️少しくらいは自分のこと
✏️なんとかしようと
✏️眠れない朝に出逢った
✏️あの街の匂いだ
✏️あのころに見た空だ


⑧『ブラックマーケット』
作詞作曲 飛鳥涼
編曲 飛鳥涼・PAUL WICKENS
☆コンサート☆
・1997年『ID』

📕「外国にいくとどこもかしこも
コピーが氾濫していて、それが結構あたりまえで、
お金のなる木になっていてりする。
でも考えてみたら、外国ばかりじゃない。
ビデオにしたってCDにしたって、
結局情報さえも日本ではお金を出せばなんでも
取引ができてしまう。そんなことを考えて
作った楽曲です。詞の持っている意味と楽曲の
ポップス性がかえってシニカルなムードを
ひきだしていて、曲と詞がすごく合っている
1曲だと思っています」(ASKA)

~少しだけ歌詞を書いてみます。~

✏️今日もたくさん売りましょ
✏️もっとたくさん売りましょ
✏️Ah みんなこっちだよ 素敵なとこだよ
✏️1億人が 監察隊が 私たちの仲間です


⑨『君が家に帰ったときに』
作詞作曲 飛鳥涼
編曲 飛鳥涼・CHRIS PORTER
☆コンサート☆
・2000年『GOOD TIME』
・2005~06年『My Game is ASKA』

📕「これは入院している女の子と、
それを見舞いに訪れる、まあ恋人同士の歌ですね。
歌でお話を描いてみたいと思って作りました。
だからいちばんアルバムのなかでは恋人同士の
些細な気持ちの動きとか、仕種とか、情景が
自然と浮かび上がるような、そんな1曲に
なっています。シンプル曲候補の1曲
だったんですが、これはけっこう正統派な
楽曲だと思ったいます」
(ASKA)

~2005~06年『My Game is ASKA』のコンサートで
このように詳しく解説をしてくれました。
「僕は修羅場はくくりたくない!」って
言っていました。~

~少しだけ歌詞を書いてみます。~

✏️君が死んでも 僕は生きるよ
✏️ベッドの中の 君がふくれた

✏️愛の宇宙を感じ合えたから
✏️押し花みたいに ふたり向き合った


⑩『ID』
作詞作曲 飛鳥涼
編曲 飛鳥涼・PAUL STAVELEY O'DUFFY
☆コンサート☆
・1997年『ID』
・2000年『GOOD TIME』

📕「これは2月5日に発売された先行シングルの曲。
自分が自分であるための存在価値を
表現したこの楽曲は、このソロアルバム自体の
象徴みたいなところがあると思っています。」
(ASKA)

~少しだけ歌詞を書いてみます。~

✏️ここの景色じゃ匿名希望の人達が溢れ
✏️馴染めないまま川を渡る
✏️僕の背中を不思議な顔で朝に帰した


(ニックネーム)
ひまわり&洋ちゃんより
(Instagram)
https://www.instagram.com/himawariyangchiyan/

~~~~~~~~

ASKA Official Site
【Fellows】
https://www.fellows.tokyo/

~~~~~~~~

~YouTube~
【ASKA Official Channel】
『ID』Music Video
https://m.youtube.com/watch?v=Gag-VPHBkE0
『ONE』Music Video
https://m.youtube.com/watch?v=q-w8xf3NxH0



~~~~~~~~

毎週日曜日、夜23:30~23:55放送。
TOKYO FM(JFN全国38局ネット)
『Terminal Melody』
〈パーソナリティー〉
小山ジャネット愛子さん
https://www.tfm.co.jp/terminal/
☆この番組では、
日本のポップス史に
いくつものメロディとメッセージを刻んできた
CHAGE&ASKA、
そして、ソロアーティストASKAの音楽を
毎週さまざまな角度から紐解いていきます。
★CHAGE&ASKA、
ASKAさんの曲のリクエスト募集中!

~~~~~~~~

〈U-NEXT〉
ASKA作品独占配信中!
①2012~13年のASKAコンサート
『ASKA CONCERT TOUR 12>>13
ROCKET TOUR』
☆インタビュー込みのショートバージョン。
完全版Blu-ray発売は、2021年春ころ!
(再生59分・P550円(レンタル期間あり))

②2018年のコンサート
『ASKA PREMIUM SYMPATHETIC
CONCERT 2018-THE PRIDE-』
(再生131分・見放題(有料))
☆Blu-ray、DVD発売中!

③『ASKA CONCERT TOUR 2019
Made in ASKA-40年のありったけ-
in 日本武道館』
(再生135分・見放題(有料))
☆Blu-ray、DVD、LIVE CD発売中!

④Music Video
『自分じゃないか』(通常映像)
『僕のwonderful world』(通常映像)
『幸せの黄色い風船』(通常映像)
(再生20分・見放題(有料))
☆2020.10.11北海道、支笏湖で撮影されたMusic Video。
映像は「通常盤」になります。

⑤Music Video
『歌になりたい』
(再生6分・見放題(有料))
☆ロケ地はアイスランド。
2019年8月撮影です。

ご視聴は👇こちらから👇
https://video.unext.jp/browse/feature/FET0009911

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?