ダイヤモンドの話

(2023年4月のアメブロ記事をリライトしています)

宝石の中でもカラーストーンに目がない姫嶋。
毎月の誕生石を取り上げて書いていくシリーズも第4回となりました。

……ちょっとまて、ダイヤモンドは4月の誕生石だけど無色では?!
って気づいたそこのアナタ、さすがです。

今回ご紹介したいのはファンシーカラーダイヤモンド。
結婚を機にリングを買う際、ダイヤモンドの価値を決める4C(カット・カラット・カラー・クラリティ)という言葉に触れた人もいるかもしれません。

そのうちの「カラー」は無色透明度の高さを意味しますが、ダイヤにも色彩ゆたかな魅力があることを今日は伝えたいと思います。



ダイヤのカラーバリエーションは無限大 ⁉

こちらのツイートにくっついている動画、丸く置かれている石は全てダイヤモンドなのです……!

9時の方向から、バイオレット・グリーン・イエロー・ピンク・ブルー・オレンジ……etc
お好きな色はありましたか?

12色あるカラーダイヤのうち、ジュエリー映えのするファンシーカラーが大集合しています。
(貴重すぎて生きてるうちに売り物に出会えるか分からないレッドなど、他の色もあるにはある)

こんなにかわいいカラーダイヤですが、産出量は無色のものが圧倒的に多いためお値段だけがかわいくない……(小声)
採れる鉱山が枯渇しているピンクなど、これからのお値段はどうなってしまうんでしょうね。

選択肢の豊富さやお値段の面から比較的、手を出しやすいのはきっとイエローダイヤモンド。
FANCYの後に "INTENSE" "VIVID" の肩書がついていれば、純粋な発色の強さを認められた紛うことなきイエローダイヤ。
肩書がなくても、オレンジやブラウンとの中間にある絶妙な色味のものもあります。

一生もののお買い物として、こだわりぬきたい方はぜひ参考にしてみてください。

恋愛・婚活はしばらくお休み中の姫嶋ですが、今後の人生でまた婚約指輪をもらえる機会があるのならイエローダイヤがいい!!!(コラコラ)

でもサプライズでこちらの希望も聞かずに高い買い物をされるのも困る……
むしろ私の趣味をこれからも見逃してもらえるなら、婚約指輪はなくてもいいです。笑

トリートメントとラボグロウン

天然モノで発色が美しいファンシーカラーを好まない人がいるだろうか……?!
ということで、モノによっては私のような庶民が一生かけても買えるかどうか、の値段になってしまいます。

広くカラーダイヤを楽しんでもらうために、お化粧を施すイメージで色付けの処理を行う「トリートメント」という手法が生まれました。

とくに人気のあるブルーダイヤ。
もし買えたとしても、市場で出回っている天然モノは淡い色ばかり。
パキっとした発色をご希望なら、トリートメントがオススメです。


いっそ需要の多い色を人工的に作ってしまおう、という試みもあります。「ラボグロウン」という名の通り、研究所のような施設でダイヤができる環境を再現して作られたものが該当します。

天然モノとの違いが分かるのは一部の鑑別機関くらいなのでは……?!と思うほど、ほとんど差がない仕上がり。
それなのに、同じ色味に対して格段にお手頃価格で手に入れられるのがラボグロウンのいいところ。

どちらもリセールバリューを期待するよりは、自分で楽しむアクセサリーとして買われるのがオススメです。


占い的に見るダイヤモンド

ダイヤモンドと関係の深い星座は、獅子座と牡羊座。
「征服されざるもの」という意味のギリシャ語を語源にもち、宝石の硬度の頂点に位置するダイヤ。
百獣の王である獅子座のイメージがついてまわりますね。
占星術では、獅子座をホームとする太陽は牡羊座でも元気になる相関関係にあります。

でも牡羊座とダイヤモンドの関係ってそれだけではないような……

そういえば、トートタロットの皇帝が身につけている王冠にもダイヤがくっついていました。
絵柄でもお気づきの通り、これは牡羊座のエッセンスが入っているカードでもあります。

婚約指輪にダイヤが選ばれる理由は、夫婦となる二人の「固い絆」を願ってのこと。
ダイヤモンドのように固い地位を築こうと突き進む人にとっても、きっと力を貸してくれるはず。
多くのはたらく女性がアラサーになると一粒ダイヤのジュエリーを欲しくなる理由は、そんなところにあるのかもしれません。


「ダイヤは女子の一番の親友」
……と半世紀前はよくうたわれたもの。
これを読む皆さんが、お気に入りのダイヤに巡り合えるよう願っています。



バックナンバー(note版 準備中)
1月 ガーネット💎
2月 クリソベリルキャッツアイ💎
3月 アイオライト💎
5月 翡翠💎
6月 ムーンストーン💎
7月 ルビー💎
8月 スピネル💎
9月 サファイア💎

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