【東北舞踏 三角標手習帖】 2022.8.26
東北舞踏 三角標（ミガクシ）盛岡公演最終日の公演後、じつは、代表のIGUに全員ガッツリ怒られた。あんまり、怒られることのない中年おじちゃんとおばちゃんが、ここでは叱られる。最終公演なのに、どんどん上げていかなければいけないモチベーション、その意識を全然高められていないと。気が抜けていたと。
私、舞踏を踊っているが、舞踏の歴史的背景はよく知らない。ただ感じるのは、代表のIGUにとって、この三角標がものすごく大切であるということだ。
舞踏のグループに所属しているというと、舞踏に詳しい方なんかには、派閥は、系統はどちらですかとよく聞かれる。たぶん、集団で活動している日本の舞踏チームは、牽引役がすでに著名な方や、日本を代表する元有名集団出身とかなのだ。
一方で三角標は、草の根舞踏というか、その存在や思想が、宮沢賢治の農民芸術的な考えに近く、名もない舞踏者の集まりという感じがしなくもない。その集団の存在自体が、異端である。でも、その三角標が、原田信雄先生を呼べるのだ。すごいことである。
三角標は、無名の集団であるがために、その名前を知られていく道は険しいが、評価を落とすのはいとも簡単である。だからこそ、三角標として踊るからには、その一挙手一投足が問われる。今回の原田先生の公演のタイトルには、東北舞踏「三角標 」 presentsと銘打ってある。これは、原田先生のお名前とともに、三角標の名前が一緒に知られるチャンスでもあるのだ。私たちは、そろそろ世界に飛び出す覚悟が必要だ。
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東北舞踏・三角標(ミガクシ）Presents in 2022
原田伸雄舞踏公演〈舞踏曼荼羅─肉体という迷宮─〉
Ⅰ 「曙光」舞踏/原田伸雄
Ⅱ 「卒塔婆小町～少女編～」朗唱演戯/天津孔雀
Ⅲ 「エーテルの赤い河」舞踏/原田伸雄
日程：2022.9.18 (日) 開場：13:30 開演：14:00
料金：¥3500(17日のPerformanceも観覧できます)
9.16、9.17ワークショップ全コース参加者 ¥2000
ワークショップに関してはこちらから
会場：黄金山キャンプ場
〒029-0802 岩手県一関市千厩町小梨新地字366-1
▶︎WS ／公演／予約・問い合わせ
東北舞踏 三角標／岩渕如妙（ミミィ）
dhasa195@gmail.com
070-5326-8118
※団員随時募集中！（小中高生も大歓迎）
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