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卒業研究レポート3〜芸術と呼ばれるものの裏側を知るメディア作り〜

10月頭に中間講評会というものがありまして、現在その準備に追われています。
クリスマスに最終発表という地獄スケジュールなのですが、それもあと3ヶ月強ということで、やっと切羽詰まって来た感があります。

今回は、内容が固まったのでその記録です。


「演劇」から「芸術」に幅を広げた

今まで演劇というところにフォーカスが当たっていました。
私は演劇が大好きだし、演劇以上に知識があることも多分ありません。

私が今まで問題視してきた、「演劇を観る人」をどう導線を作り誘導するか。
けど、それって根本的な解決になってないと思ったんです。

これは現在アンケート集計中なのですが
「芸術」と呼ばれるものは何かしらの理由で敬遠されがち、と感じるのです。
ちょっと友達に話したりすると
「いや、演劇とか理解できないし……」「なんかよくわかんないんだよね」
という意見を耳にします。

「じゃあもっとわかりやすい演劇をしよう!」
という意見の方もいらっしゃるとは思うのですが、
私としてはそれもなんか違う、という感じでした。

わかりやすい、みんなが理解できるというのは、大切なことでもあるとは思います。
けれど、芸術とは本来受け手が自由に解釈して良いものなのではないでしょうか。

これは義務教育の産物というか、ちょっとした弊害になっていることだと思うのですが
「目の前にあるものは理解しなくてはならない」という意識が強いのかなぁ、と。
確かに正解がある物事を学んでいくとそうなるよなぁ、正解以外の答えは無価値と言われているようなものだもんなぁ。

けれど、芸術って違うと思うんです。

もちろん、作り手にはそれなりの想いや伝えたいことがあると思います。
それは思想なのか感情なのかはそれぞれだと思う。
それを表現した上で、見た人は何を思うの?という話だと思っているんです。

私は芝居を作っていく中で、「この場面はこう感じるのが正解」というのはないと考えています。
1つの舞台を観た感想は観た人の数だけあって
それが全て正解なのです。

「このシーンはこういう解釈で合ってるのだろうか」
というのは、全く考える必要がない。
自分の気持ちに正直に、ただ感じれば良いと思うのです。

けれど、きっと多くの芸術になんらかの抵抗感のあるひとはそうは思えていないのではないでしょうか。

現代アートの展覧会でも、「やばい何やってんだかわかんないけどめっちゃ面白い」と思ってからその人の人生を調べたり
そこ人生の背景から、改めて作品の意味を考えたり。

けれど、そこに正解はないと思うのです。

私はこう思った。好きだった。嫌いだった。楽しかった。つまらなかった。
主観の感想が、私の正解。他人と比べることじゃない。

その意識が、日本には根付いてないのかな、と思いました。

そうしたら、これは演劇だけが抱えている問題じゃない。
全ての「芸術」と呼ばれるものが抱えている問題なのではないか。

現に、「私このアーティスト好きなんだけどファンって言えないんだよね。。。語れないから。。。」みたいな声もあります。
私としては、「え???好きなら好きって言えばいいじゃん、語れるとか違くない?」
と思うのですが、どうやらそれはマイノリティなようで。

それって、どうなんだろう。
表現の自由が謳われる時代で(ちょっと問題も合ったけど)、思想ももっと自由になっていいんじゃない?

という訳で、卒制のテーマを
「芸術の裏側を知るメディア」に変更しました。


芸術の裏側ってなんぞや?

芸術、というとやはり作品にフォーカスが当たります。
その作品のあらすじや講評の記事はあっても、考察の手助けになるものってそう言えばあまり見ないなぁ、と思いました。

私の目的は
「芸術を見て自由に解釈し自分なりに楽しむことを肯定する社会を目指す」
というものです。

じゃあ、そんな時どんなものを提示すれば良いのだろう。

その芸術の鑑賞ポイントとか、こんなことを思って描いたよ!みたいなのって
それしか答えがない感じするじゃないですか。
それでも良いし、そこにニーズがあるなら良いとは思うのですが、私はちょっと違う視点から切り込みたいと思いました。

それは「表現者のロジックに迫るメディア」

表現者のロジックってあると思うんです。

私の劇団をたとえで使いますと
・学生主体の劇団
・どちらかと言えばファンタジー
みたいな要素があります。

作品ごとに伝えたいことは異なりますが
その中で私が一貫しているのは
「役者を殺さない」ということ。

この「役者を殺さない」というロジックについて迫るメディアです。

「この作品はこういうことを伝えたくて、こういう物語です」
というメディアはたくさんあります。

けれど、「私は役者を殺したくないんです。だからこう演劇と関わってるんです。」
ということを主として伝えてるメディアって、多少はあるけど数少ない。

表現者のロジックを知る。
そのロジックを知った上で、作品を見る。
そうすると、背景はわかりつつも作品としては自由な解釈ができるようになるのではないか。

一番不安なのは、情報がないことです。
情報がないと「これって合ってるのかな……?」となってしまう。

けれど、「役者を殺さないロジックを使って演出した舞台です」となると
「この舞台の解釈は自由なんだな」ということを伝えることもできるのではないか。

まだ過程の段階なので、私がこう思うしか言えないのですが
でも、試してみる価値はあるな、と感じています。


「表現のロジック」を知るためには?

端的に言うと記事内容なのですが
・芸術に関わるきっかけ
・作品を作る上で軸になること
・人生のロジック
なんかが軸になって来るのかなぁ、と考えています。

そこで、こんな企画書を作りました。

取材させていただけるかた、大募集中です。
是非!!!!ご連絡!!!!ください!!!!

表現のロジック、と言う意味で
「Logic Expression」というタイトルをつけました。
Webサイトも作り始めました。
知のイメージで、テーマカラーは紫です。

表現のロジックって人によって大きく異なると思います。
それを、丁寧に聞き出せるようになりたい。
インタビュー、練習しなきゃ。

イメージとしては、情熱大陸みたいな人に迫るメディア
情熱大陸の芸術特化版。

雰囲気としては、私の大好きな塩谷舞さんのmilieuみたいな、人に寄り添う暖かい感じにしたいです。

ビジョン、と私は呼んでいるのですが
将来的にこうなったらいいなぁという理想のようなものは
「社会に還元する表現」
社会に、思想や感情、心の豊かさなどを還元できたら良いなと思っています。
さらに、芸術の裏側を深く知り、表現を自由に楽しむ。
そんな世の中になればいいな、と思います。


もしよかったらご支援ください……

メディアを作るに当たって、ドメイン取ったりサーバー借りたり、インタビューに使うマイクやらカメラマンさんやらを手配するお金をpolcaでフレンドファンディングしています。

将来的に事業化したいので、その礎として応援してくれたら嬉しいな、と思います。
500円で、動画や冊子の最後にThanksでお名前を記載させて頂きます。

もしよかったら。。。ぜひ。。。。

【卒業制作で作る芸術を創る人の人生に迫るメディア「Logic Expression」を作りたい!】 現在卒業制作で、芸術に携わる人々がどのような人生ロジックを持って作品を作っていくのかを特集するメディアを作っています。 演劇や音楽、美術に至るまでのメディアを、起業を目標に作りあげていきます。 卒業制作では、演劇のみに焦点を当てて作っていきます。 芸術と言うと少し敬遠されてしまいがちですが、自由に楽しむことを発信したいと思っています。 現在、サーバー代やインタビュー場所の確保、インタビューをまとめた冊子の作成、インタビュー動画の作成などで費用が必要な状況です。 ご支援頂いたものは、 ・サーバー代 ・ドメイン代 ・インタビュー場所代 ・インタビュー費用 ・カメラマン費用 ・動画に必要な機材代 ・制作で作るインタビュー冊子代 に使用させて頂きます。 ご支援よろしくお願いします!作成する冊子と動画にお名前記載を支援のおかえしとして受け取ることができます。polca.jp


ここからが正念場

卒制はここからが正念場です。
頑張ります。

芸術がもっと自由なものに、誰もが楽しめるマインドを作っていければな、と思います。


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これから行う演劇関係者への取材資金や、アプリ開発費に使わせていただきます……!

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香西姫乃|演劇デザイナー

劇団Яeality主宰/演劇デザイナー/演出/しばいのまちライター/第15回杉並演劇祭優秀賞受賞/都内大学3年デザイン系/お金の限り舞台を観たいTwitter→https://twitter.com/himeno_reality (@himeno_reality)

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