自己満足になりがち

自己満足って悪いように言われることが多いけれど
自分が満足できて良い気分になれればいいじゃん
なんて思ったりしています。

常に誰かのこと考えてたり、気にしたりするの疲れるじゃないですか?
他人を不快にすることはよくないけれど
自分が良いのならそれでいいのでは?

でもこれは利害関係や金銭関係がないから言えることです。
本日は、
「演劇って自己満足になりやすい」というお話を。


自己満足の定義

自己満足(じこまんぞく)とは心理学用語の一つ。これは人間が行動を行った場合に、その行った行動に対して自分自身が満足をするようなもののことを言う。ここで自分自身が満足しているのは、客観的評価に関係なくされているということである[1]。人間が行為を行う場合に、それが自己満足に終わらないように注意を促されている場合がある。たとえばボランティアなどといった活動というのは、それには社会に貢献をするという理念を持った上で行われるということであるが、実際にはそれが自己満足に終わっているという事例が指摘がされていることがある[2]。企業経営においても自己満足というのは非難されている事柄であり、社内において自己満足が蔓延するようなことがあれば、そのことから企業の業績が悪化するということにもなるとのこと[3]。

以上がwikipediaに書いてある「自己満足」の内容です。
やはり良いイメージはないですよね。


疑似体験こそ醍醐味

例えば、スポーツ系の娯楽(ボウリングやダーツとか)は、
自分が競技をして楽しむものですよね。
楽しい時間の共有とか、体験とか
かなり「自分に近いもの」として残ります。

体験って大切だと思うんです。
人から経験談とか聞かされても
あんまり本気で捉えられないと思うんです。
でも実際自分で痛い目にあったりすると
思うところがあったりしますよね。

演劇って(ドラマや映画、小説含め)
「他人が体験していることを疑似体験する」
というベクトルで動いていると思うんです。

面白いもの(いわゆる興業的に行われているもの)は
かなり、「見ている人が疑似体験をする」
という方向で優れていると思います。

ドラマもターゲット世代のリアルな気持ちが描かれているし
映画も共感部分が多いと感じています。(もしくはお笑い的な要素で面白いか)

実際に体験できないことも、物語の中で体験できる。
これが演劇の醍醐味だと思うのですね。


私たちの現状

しかし、小劇団と呼ばれる私たちは
お客様に
「お芝居を通した疑似体験」
をできているのだろうか。

Яealityとして、最大限の努力はしているつもりです。
私たちはお芝居を見てもらった後の、
「日常」に戻った時が大切だと考えています。

私たちは
「この世界に一つだけ『もしも』があったら」
という設定で物語を描いています。

例えば
Party Ghost〜隣の部屋の幽霊がうるさくてよく眠れない件について〜
というまるでライトノベルのようなタイトルの公演がありました。
この物語では
「もしも幽霊が成仏するために一つの試練を乗り越えなければならなかったら」
という設定で物語が進んでいます。

この一つの試練というのが
「生きている人間を一人殺さなければならない」
というものなんですね。

うわーこわーい、と思うのですが
老夫婦の片方が亡くなると
残された方が追うように亡くなるとか
一つのアパートとかで連続して人が亡くなったりとか

そういうことってなくはないな、と思うのです。

生きることの幸せもありますが
愛する人が生きていて辛いなら
この手で殺める、というのもわからなくはないなって。

物語は最終的に6人中4人が亡くなるというバッドエンドなのですが(タイトル詐欺と言われます)
本人たちは、幽霊との交流を通して
「愛する人の幸せのために」死んで生きます。

この物語を見た後
自分が今生きている意味や、
亡くなった誰かのことに思いを馳せて欲しかったのです。

物語が終わったらそこで終わりではないと思うのです。
お客様の人生はその先も続いでいくのですから。


現状は「自己満足」

しかし、私たちの芝居は自己満足の芝居だな、と思う瞬間が多々あります。

社会に何か訴えて、広い意味で貢献したいと思っているのですが
それもなかなかに難しい……。

私たちが抱える問題点もたくさんありますし
色々な方の助けも借りなければとも思います。

でも、高いお金を払って短くない時間を使って
わざわざ来てくださっているお客様に
何かお返ししたい。

そんな気持ちで動いています。

私たちは活動の一環として
被災地に募金活動を行っています。

自己満足のお芝居ならば
自己満足で集めたお金を少しでも社会にお返ししたい。

早く自己満足なお芝居は抜け出したいと思っていますが
社会貢献ということも忘れてはいけないな、と思います。

演劇は社会があって文化があってこそ成り立つものですから。

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演劇について

学生だけど大学に頼らず演劇をしている女子大生が、演劇について思っていることをまとめています。
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