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心が痛い。

今日はとある本の写真撮影に同行をするために、神戸の街に行ってきた。
そこでもとても楽しい出会いがあり、とても面白い話が聞けた。
それはとても有意義な時間だった。

帰り道、家電量販店に寄って、かねてから狙っていたスーツケースを購入。
その後、サウナでも行こうか、と言っていたが、
ふと思い立って「献血に行きたい!」と行ってきた。

献血回数は128回目

献血ルームで漫画を読む。

今日は久しぶりの成分献血。
ここ最近400mlの献血しかしていなかった。
一旦抜いた全血を遠心分離機にかけて、血漿や血小板だけ取り出し、あとでまた返してくれる。体には優しい献血だけど、その分時間がかかる。
それに400mlの献血をすると、次の献血は3ヶ月待たないとできない。
成分献血は1ヶ月後にはすることはできる。
わたしは、毎月のように献血に通っていた時期があり、
気づけば回数も128回とかヘビーに献血をする功労者になっている。

献血ルームでの楽しみは、「漫画」だ。
ネットカフェばりに、人気作品がほぼ全巻揃っていることも少なくはない。
飲み物も飲み放題。ポイントが貯まれば、プレゼントももらえたりもする。
自分の血を売って、その対価をもらっている感覚もなきにしもあらずだが、
わたしは献血ルームに行くのが嫌いではなかった。

読んでなかった漫画の続きを読んだ。

しばらく成分献血をしてなかったので、読んでない分が増えていた、
「ちはやふる」これをあるだけ全部読んだ。
青春時代の仲間との話は、めちゃくちゃ懐かしいけれど、
めちゃくちゃ心が痛む。
「ちはやぶる」はわたしにとっては、特にそんな作品。

仲間から大事にされるということ。

わたしはどうやら、ものすごく仲間というものに対して
トラウマがあるらしい。
ものすごく寂しがり屋で、
心から一緒に何かをする仲間を求めているのだけど、
どうもそこが一筋縄ではないようなのだ。

普段、現代人は本当に忙しい。
人のことを氣にはかけていても、なかなかその言葉を
相手に伝えにいく人は珍しい。
自分のことでも大変なのに、
人のことなど氣にすることなどできないのが普通だからだ。

そのことに氣づいたのは、ごく最近だったのだけど、
わたしは、人のためのお世話とかもしたい方なのだけど、
ある時、それができないくらいに、
自分のことで忙しい自分の状況に氣がついた。

やりたいけれどできない自分を責め、
もっと言うと、今までのように人のことを氣にかけない自分は
人から価値がないのではないかと思ってしまうほどだった。

そうなると最後、
何か誰かにプレゼントをしたり、お手紙を書いても
お礼も返ってこなかったりするだけで、不安になってしまう
そんな自分に驚いた。

先日、久しぶりにプレゼント付きで、お手紙を書いた人にも
ありがとうの一言すらメッセージが返ってこなかったことにも
傷ついた。
もっとも、彼女とは仲違いをしていたので、
きっともう二度と会うことなどない、と関係を切られたのだろう。

近くの公園であったイベントに出展していた
昔関係があったお店のインスタをイベントページでたまたま見つけ、
クリックしてみると、なんと!ブロックされていたことが判明したり。

そうなってくると、心の闇に連動した事象だけが
クローズアップされてくる。

パートナーはとても優しいけれど、
そんな私の心の闇(病み)の部分なんか知ったこっちゃないはずだ。
彼は彼なりに考えて、わざわざ守ろうとしてくれたことが
わたしにとっては
自分の存在価値を否定されたような感じがして
さらに、わたしの心を暗くした。

わたしにもかつて覚えがある。
人をガン無視したこと。
そして、せっかくくれた仲直りの手紙をも踏みにじったこと。

人はこと、自分のこととは関係ないことには、クールになる。
されたことは鮮明に覚えているけれど、
したことはすぐに忘れてしまう。

そしてわたしの場合、
何も悪いのはわたしだけじゃないと思うのに、
自分の立ち回りが悪いがためにいつも
「終わり悪けりゃ、全てが裏目に」出てしまうことが
多いような氣がする。

その多いと思うことすら、多分
自分がどこにフォーカスしてしまっているかによる。

でも決して誰のせいでもない。
これは自分の中で解決しないといけない問題だ。

高校から大学への進学は
ノブのあるドアを選べる最後の機会だと思いまして。
これも受け売りですが
「たいていのチャンスのドアにはノブが無い」と…
自分からは開けられない。
だれかが開けてくれたときに、迷わず飛びこんでいけるかどうか。
そこで力を出せるかどうか。

「ちはやふる」C23巻 第一二一首 深作先生の言葉


やりたいことを思いっきりやるためには、
やりたくないことも思いっきりやんなきゃいけないんだ。

「ちはやふる」C7巻 第三十七首 机くんの言葉

わたしはだいたいいつも漫画の名言に助けられている。
この漫画で思い出すのは、この言葉。

机くんはそんな意味では言ってはないとは思うのだけど、
やりたいことをやらせてもらうのには、
やりたくないことも思いっきりやらないと・・・。
わたしは人に愛してももらえない?

そんなマインドセットが入ってしまっているのかも。

いつ死んでも、全く後悔はないのだけど、
いつ死ぬのかがわからないのが
とてもリスキーだな、と思った一日だった。


帰り、大好きな梅田スカイビルディングの凱旋門が見えた。

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