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発達障害の傾向を見るWAISの検査について

先日、noteでどんな記事を読みたいかアンケートを取ったところ、以下のような結果に。私は正直、発達障害! 発達障害! と意識しているわけではないのですが、なんだかんだで出した本が2冊とも発達障害関連なので、フォロワーさんもそちらに興味のある方が多いのだと思います。

ということで、今回は発達障害の診断を受ける際に使われることの多いWASI‐Ⅲという心理検査について書こうと思います。

昨日、発達障害当事者であり、細かなところにも目が行く特性を活かして校閲のお仕事もされている(『発達障害グレーゾーン』の校閲もしていただきました)こーさんとサシ飲みし、いろいろお話しました。

そこで、WASIの結果のお話に。言語性IQが130近かったのに動作性IQが100前後だったという当事者のお話をたまに聞きます。(人のIQの平均は100前後で、諸説ありますが、東大生のIQの平均は120以上と言われています)私自身、言語を扱う仕事をしているからか言語性>動作性でしたが、130もあるような高IQではなく、ごく平均でした。

他にも、発達障害を公表している作家さんで言語性が100なかったという方を知っています。これはこーさんの推測ですが、言語性IQが高いからといって文章力や文章をまとめる力があるのではない、文章力と表現力は違うのではないかと。商業出版となると、客観性や構成力、読者を引き込ませるコツ、ノンフィクションだと取材力やエビデンスなど、文章力以外の点でも重要になってくるところがあります。そして、編集さんとのコミュニケーションや、信頼関係を築くスキルも必要です。

また、『発達障害グレーゾーン』でもインタビューにご協力いただいた精神科医、西脇先生曰く「WAISは単なるIQ検査にすぎない」とのこと。全体のIQと言語性IQ、動作性IQが出て、そこからさらに細かいジャンルのIQが出て、その差が大きいと発達障害の傾向があるとされ、生きづらさを感じる方が出てきます。

当事者の中には「総合的なIQが130後半だった!」と自慢げに語る方がいます。それは事実として受け止めていいと思います。人よりも頭の回転が速いのだと自信をもっていいです。ただ、それを当事者同士、または定型発達の人とのマウンティングに利用すると嫌われてしまいます。

ASDでその場の雰囲気を読むのが苦手だったり、ADHDの衝動性がある方は、「俺、高IQだぜ!」と自慢したくなるかもしれません。でも、できるだけそれは控えたほうが人間関係がうまくいくのではないでしょうか。

そう言えばこーさんとお話し、「姫野さんは人を取材するのもいいけど、ぜひ自分自身のことを書いてほしい、借金玉さんもそう言ってた」とのこと。

はい、同じことを鈴木大介さんや某編集さんからも言われてお仕事のお声がけをいただき、今月中に某媒体でエッセイ連載始まります! あと、今月発売の某文芸誌でもエッセイを書いています(告知解禁されましたらアナウンスします)自分のことを思う存分吐き出すのでお楽しみに!

#発達障害 #WAIS #生きづらさ #ADHD #ASD #LD


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姫野桂

フリーライター Web、雑誌などで書いています。著者『私たちは生きづらさを抱えている 発達障害じゃない人に伝えたい当事者の本音』(イースト・プレス)『発達障害グレーゾーン』(扶桑社新書)
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