姫島ヒジキメイン

縄文人や弥生人も食べていた「ヒジキ」。いまでは9割が輸入品だって知ってましたか。

「写真のヒジキは、今年4月に解禁したときに採ったものです。
この時期のヒジキは、海から採ってきたものをそのまま干して、乾いたら、それを袋に10キロずつ入れて漁協に出荷します。
今年は、姫島全体で42トンのヒジキが採れたそうですΣ(゚ω゚)
42トンのヒジキ❗
1袋10キロで、4,200袋です」
と姪からメールがきた。6月7日、関東は梅雨入りしたというし、姫島も大雨だったようで、撮影しようにも雨ではどうしようもないか。

日本人は縄文や弥生の時代からヒジキを食べていたことが、遺跡の発掘物でわかっている。
そのヒジキ、姫島の特産品でもある。姫島は、1年に2回、4月と12月にヒジキ採取の解禁日がある。

「この春ヒジキは、生を干してるので、そのままでは食べられないため、業者さんが一括買上して、色々な加工をされて食卓に並びます(^-^)。
もういっぽうの12月解禁のヒジキは、採ったヒジキを個人個人が釜で炊いて、それを干した物を漁協に出荷します。
12月解禁のヒジキは、柔らかくて美味しいですよ~(^q^)。
また12月になったら写真撮ってメールします🎵」
この12月に採れたヒジキ、個人で小袋に入れて販売してもいいし、おみやげ物屋さんに卸してもいい、とのこと。ヒジキを採るためには、姫島の住民であること、さらに漁協の組合員になるか、鑑札を買う、必要がある。

⬆︎1袋10キロ

「42トンのヒジキってすごい沢山に感じますし、実際にすごい量です。水で戻すと何倍にもなります。
でも、国産ヒジキって、日本で消費されるヒジキのほんの数パーセントなんだそうです💧
ちゃんとした数字は忘れちゃいましたが、10パーセントより少なかったと思います。
日本人は年間どれ位のヒジキを食べてるんでしょ~ね( ; ゜Д゜)?」
と姪のコメント。今回は姪から教わることだらけで、私の出番はない。
「日本ひじき協議会」のサイトを見ると、

現在のヒジキ市場は約6,500トンと見ています。
そのうち、国産 約1,000トン 韓国産 約3,500トン 中国産 約2,000トンです。
国産は10~15%くらいしかないのが実状です。

とある。
また、日本国内で食べられているヒジキの消費量は

年間消費量は乾燥重量で7,000トン前後と見ています。 実際は、水戻しして食べますので8倍の56,000トンということになります。

とある。私たちが普段食べているヒジキ、韓国や中国のものなんだ。
それだけに、国内産の「姫島ヒジキ」は貴重なのだ。
今回は肩苦しい内容になったけど、梅雨だし、たまにはいいか。

大分県姫島からの離島の収穫便りです。サポートよろしくお願いします。