足立区議員のLGBTが区を滅ぼす発言を擁護したい記事

ニューハーフのひめゆりゆなと申します。
バイセクシャルです。

女装サロン(女装男子をお化粧したり、写真撮影する店舗です。)の衣装のお貸出をするスタイリストとカメラマンを務めています。

トランスジェンダーか、と言われるとその定義があんまりにも曖昧だし
自分で名乗るのは最近控えています。

ここの本題は近頃世間を沸かす、ご高齢であれる足立区議会議員、白石正輝議員の擁護をする内容です。
レズビアンとゲイを集中的に否定し、「足立区が滅ぶ」とまで言ってしまいつつも、謝罪の言及を断るというある種の一貫性をお持ちであることが主に否定されている話題の人ですね。


誓って私自身がゲイとレズビアンを存在否定するわけではありません。
むしろゲイの友人は居るし、彼らの存在を当然、ヘテロセクシャル(異性愛者)と同然に否定しない考えであることをお伝えします。

続けて白石議員の擁護をする理由を述べます。
まずは白石議員の生い立ちや、区議会議員となられた経緯を知っているわけではありません。
ですが少なくとも白石議員は選挙によって選出された議員様であられると思われます。
例えその発言が性的少数派の廃絶する意があるものであるとしてもそれが一部の足立区民の民意の表しになっているということ。

そして差別意識や否定的意見であろうともそれを根絶するのはまた、差別意識に対する差別であると思う私の持論からの擁護です。


この考えに至った切っ掛けは、私が女装に関連している職であることと
私自身が性的少数派であることを頑なに全否定する私の父親との関わりにあります。
お話は、私が女性との結婚をした際に両親に連れられて親族の大お祖母様の家に向かった際のことです。

マンガが見にくければ申し訳ありません。
保存してズームしたりしてご閲覧ください。

父親は頑固一徹に自分以外の意見や考えを一切聞かない典型的なオヤジです。

父親は現在60歳。
主にLGBTのゲイとトランスジェンダーがテレビメディアで半ば蔑まれる内容や、お笑いネタとして扱われその環境下で育った世代に思われます。

発育期の学習とは重要なもので、主に思想と言語の学習に関しては10歳までの教養がその後のその人を強く形成すると一説には言われています。

逆に言えば、その頃に得た思想と逆の考えとは中々に受け入れ難いものです。

世の中に一切嫌いなものが無いという聖人は至極貴重で、何とも愛に満ちた存在であるとは思います。

しかし、嫌いなものが存在するのは人としては本来は当然のことです。

それは、子供がピーマンが嫌いと言うこととさして変わりないかもしれないし
未知の存在に対するアレルギーかもしれません。
エイリアンを侵略者と仮定して大ヒットしたSF映画のような感覚でもあるかも。
某映画は、未知を空想して、グロテスクさを含めてエイリアンを具現化したエンターテイメントであり、未知だからこそ楽しんでいる例です。

しかし、白石議員を代表とするLGBTの、主にレズビアンとゲイを否定する発言者や、同思想の人達からすれば、もしかすれば出産の根絶を促す危険分子に見えることも有り得るでしょう。

確かに全世界の人類がゲイとレズビアンだけになってしまったのであれば…
世界がリアルバイオハザード状態となり、人類滅亡が実現してしまうかもしれません。

もしも、全世界の人類がゲイとレズビアンになったのなら、それは神様だか何かが指し示した人類の間引きかもしれませんね。
そんなシナリオを聞いたことは確かにあるし、何か面白い映画のネタにはなるかもしれませんね(笑)

けれども、事実LGBTとは性的少数派である現実であるし、全世界がゲイとレズビアンに満たされる理由は少なくとも私の知る限りありません。
ゲイとレズビアンが否定すべき対象であると扱われるこの考えが改まり、性的少数派の差別が無くなる世界は確かに美しいかもしれませんが…

だからといって、性的少数派を差別する考えを叩き、差別をするのもまた差別です。
考えを改めさせるべく理論を説くことは大切かもしれませんが、差別を叩き否定するのも、差別者に対する同じ報復に過ぎないと思います。

差別に対する差別も私の主観では発言の自由ではありますが
これを過激化させ、暴動化するとそれは悪になり得ます。


話を戻すと、白石議員は区民より選出された区議会議員であるはずです。
議員の発言には区民の代弁者たる責任が伴うものですが、その区議会議員の発言が ゲイとレズビアンを出産の阻害とし、その発言の撤回を拒否するのはまた一部民意であるとも言えると考えます。

SNS上では白石議員を「老害」と揶揄する意見がございますが、例え老害であったとしても立派な一派閥の意見として、存在そのものを根絶するのは間違っていると私は判断します。

私の父親を代表として、LGBTを知らないから怖いし、知ろうともしないし、時に差別しつつも性的快楽の対象とのみ見ようとする中高年男性を私は幾多数見て、お話しました。

けれどもその考えは存在する考えであり、その代表者として現在は白石議員が上がっています。
老害と捉えられる白石議員が区議会議員になってしまっている現状を理解し、この意見が存在することを受け止めるべきで
否定ばかりしていても仕方がないという結論です。

理解しようともせずに差別をし続ける人とは必ずいるものです。

その存在の象徴として、白石議員を見て、差別する人を廃絶するでなく、彼らの考えを肯定せずとも、時に学んでみることも時には大切ではないかと否定的な方を中心にお伝えしたい気持ちで、私は白石議員の発言の擁護を致します。



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