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全ての起点にフランスピアノがいる


もしもフランスピアノがいなかったら、私が東京のライブシーンにここまでのめり込んでいない、と思う。なんなら上京すらしてないかも。

今から約5年前、ごく普通のお笑い好きとしてYouTubeサーフィンをしていると、おすすめ欄に出てきたネタ動画が目に留まった。

コンビ名は「フランスピアノ」、ネタは「ラーメン屋」。

何と無しに再生したその動画は、私をしばらく放心状態にさせた。

今まで見たことのないタイプのネタ、見たことのない雰囲気、見たことのない着眼点、見たことのないワードセンス、見たことのないシュールさ、そして未だかつて経験したことのないような脳汁。

あ、好き、
この人たちのネタをもっと見たい、
と思った。

(ちなみにこの瞬間はとても鮮明に覚えていて、かが屋の自転車のネタを見終わって次の動画を探していた時だった。かが屋の自転車のネタ然り、FPのラーメン屋のネタ然り、東京のお笑い界を知らなかった私にとっては、物凄い衝撃を覚えたネタなので…。)

しかし、当時のFPはフリー、しかも配信ライブという概念がない時代。
東京に行かないと、この人たちのネタは見られない。
しかも「いとこが来る」っていうなかがわさんをはじめとする方々の脳内を覗けるライブがあるんですって!?!?
なんだそれめちゃくちゃ行きたいな!!!

私の頭に「上京」という選択肢が浮かんだのは、この頃だったと思う。

その後、FPがグレープ所属になってとても嬉しい気持ちになったり、グレープ公式に(多分)最初に上がった動画「すごい田舎の小さな村」に改めて脳汁を暴発させられたり、感情がとても忙しい瞬間を何度も経験させてもらった。
それでも地方民への供給はあまりにも少なすぎて、より東京への思いは募るばかりになってしまった。

そして、FPのお2人のTwitterを通してK-PRO関係をはじめとする沢山のライブを知ったり、東京で活躍する芸人さんたちのことを知ったり、東京のお笑いについての情報が私の中に沢山ストックされていった。FPは当時の私の情報ハブだったと言っても過言ではない。

「始まりの町」のFPの動画をアップしてくださったレッドブルさん、本当にありがとうございました。
この動画でレッドブルさんの存在を知って、レッドブルさんのことも大好きになったので、本当に出会えてよかったと思っています。


そんなこんなで、FPのユーロでの単独や、FPがトリのグレイモヤβを現地で観られた私は、何という幸せ者なのだろうか。

お笑いのある世界に生まれて、そしてお笑いのある世界を知れて、本当に良かった。

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