ヒモは社会をロボット化させる

「働かざる者、食うべからず」



こんな言葉は今は昔。

疫病が蔓延するこの世界において、外で働くことはウイルスの蔓延を助長する。

もちろん、インフラをはじめとした我々の生活を支えてくださる方々が感染のリスクを負いながらも働いてくださるから、私のようなヒモはのんびりと生活ができている。
どうもありがとうございます!
この点、謙虚なヒモである。

しかし「この仕事はロボットにも代わりができるのでは?」というものも少なくない。

例えばスーパーでのレジは無人化されているところもある。
なぜ自動化が進まないかというと、アルバイトを時給で雇う方が、システムを導入するよりはるかに安く済むからである!

この文脈においては、働くことは悪である。
それは社会の進歩を妨げる。


逆に言うと、ヒモは社会の進歩を推進する


私はヒモ以前、国のとある検査官として労働していたが、その実状は看板を持って立ち続けることが業務の中心であった。
ラクで羨ましいと言われるが、こんなにツラいことはない。人間であることを否定される疎外感があった。真面目だったんだな。

しかし、国家公務員の仕事を減らす人もまた国家公務員。既得権益と戦う改革者が現れない限り、公務員改革はなかなか進まないだろう...

国民は生活に必要な最低限度のお金を支給され、多くの人が無益な労働をせずに絵や歌や酒やお洒落を楽しむキリギリス的生活を送り、
一方でさらにお金ややりがいが欲しい人、世の中をよくする優秀な人間は仕事をし、キリギリスたちから感謝される。


こんな世界にワクワクするのは私だけだろうか?

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