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「子供には幸せになってほしい」の根っこにあるもの

こんにちは。おひさまの光が大好きなひなたです。

「文武両道」「質実剛健」なんていう言葉が校長室にバーンと張ってあるような、そんな昭和の世代に育ちました。

社会人歴20数年、子供を育てながら無我夢中で働いた30代、四十にして迷いまくった40代、そんな私が女性の生き方、母の生き方を中心に、考えること、気が付いたことを発信していきます。

今回は、私の生き方を180度変えた「子供には幸せになってほしい」の根っこにあるものへの気づきについて書きたいと思います。

仕事も育児も100%!!完璧でいたかった

はじめての出産、子育て。そして仕事復帰。
多くの女性が経験されることだと思いますが、
先輩方の子育てを見ていても、結局は自分が経験しないとわからないもので、今思い出してもそれは想像を遥かに超える大変さでした。

とにかく寝れない、時間がない、片付かない、疲れが取れない、満足にできることが一つもない!!

ないない尽くしの日々・・。溜まるタスク。
疲労感。

でも、、
子供がいるから仕事を減らしてくれなんて言えない(言いたくない)

早く帰ってズルいとか、迷惑だなんて思われたくない(プライドが許さない)

仕事任せられないな、なんて死んでも思われたくない!!(そんなことになったら仕事辞める)

1分を惜しむあまりにトイレも我慢しながら仕事を終え、走って電車に飛び乗り、子供を迎えて帰ったらご飯、お風呂、洗濯物を片付けて読み聞かせ・・寝かせつけの後は、持ち帰った資料に目を通し、朝は4時起きで資料をつくる。

その時の私は、何かに取り憑かれたかのように、絶対に完璧にこなすんだ!という考え以外には選択肢がありませんでした。

気が付けばマミートラック

ところが、上の子が小学生に上がった頃のある日のこと。
仕事から帰ってくる途中で、井戸端会議中のお母さんから、かけられたある言葉にめちゃくちゃ動揺してしまいます。

「おかえり~毎日大変だね。それにしても、働いていても子供はちゃんと育つんだね!

え・・働いていたら、子供はダメになるってみんな思っているのかな・・
私ってもしかして非常識な母親と思われている??

カチっと私の中のスイッチが入った瞬間でした。

「子育ては絶対に手抜きできない。」

その言葉は単なるきっかけにすぎなくて、以前から自分の心の奥底にあった、完璧な母への半ば崇高的な潜在意識だったと思います。

その頃は、部署も長くなり、仕事も安定していた時期。
そして、まだまだ残業が美徳であった時代。

幼い子供たちがいる中、「何でもできます!!」と言えない葛藤の中、仕事へのモチベーションは徐々に下がっていき、私のやりがいはジワジワと子供の教育へと向いていきました。

「仕事は誰でもできるけど、この子には私しかいない。私ができることは全てやってあげる」

あなたの幸せがママを幸せにしてくれる!?

「働いてたってこの子はきちんと何でもできる子に育てるんだ」という思いは、子供が成長して色々なことができるようになるに連れ、ますます大きくなっていきます。

優秀な子供を育てるためには、ご飯は一汁三菜だよね!

土日は習い事をさせてあげなくちゃ、、
今の時代は英語?プログラミング?

塾も行くべき?!

PTAも何か役をやらなくちゃいけないかな

勉強は親が見るのが基本よね!

この子の得意は何?!他に何ができる???

あなたの幸せのために、ママ頑張るね!

ママがこんなに頑張ってるんだからあなたも頑張るのが当然でしょ?

あなたが幸せになるためよ。それがママの幸せだから!!

子供が心身を壊すことで、私の生き方に全力で「ノー」を突きつけたのは、中学校3年生の夏でした。

つづく。





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