「LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-」感謝祭 キャラ別感想①

リリウム感謝祭両日観劇してからまだ2日程度しか経っていないのにもうずっと昔のように感じる…。

やっぱ初日と千秋楽では会場の空気感も変わってきますね。個人的には完成された千秋楽もそりゃ良いけど、緊張感のある静寂しきった初日のほうが好きだったりします。


ひとまず「二輪咲き」考察文、劇中歌ライブレポが完成したのでゆっくり他感想を書いていきたいと思います。観劇後ココロが溢れ出しすぎてTwitterに書きなぐったツイートも載せつつ。ついでにアイコンとして自作のチビキャラ少女たちを添えます。


マーガレット:佐藤優樹

よう声でるなあという感じに叫びまくり。リリーとチェリを同時に突き飛ばしてたのには笑った。まあ、まーちゃんでしたね。「まさ(ハッ!)マーガレット!」って自分の名前言っちゃうしね。

まーちゃんはやっぱ演技に関してはスポンジ型なのかなって思った(今作った言葉)。じっくり染み込ませていくというか、時間かけながら染み込ませる作業は丁寧にできるし染み込ませきれば最高なんだけど、すぐ入り込むことはできないというか。ダイスとか本当に試行錯誤がんばったんだろうなってものになるから良いんだけど、こういう即興的な場合は向いてないのかなーって。
まあでもマーガレットってまーちゃんだし、いっかってね、なるよね。

・マーガレット(前髪あり)がSPECTERバルトロメ並みに繭期こじらせまくっていた
いろいろ「そんなの…どーでもいー!!!」とジタバタするくっそワガママっ子。ばーやとじーやは生田さんなんだけど、マーガレットとオタの声にかき消されて生田さんの声全然聞こえなかったw
でもリリーとチェリー突き飛ばすシーンはびっくりした!なんかほんとただの自己中野郎だった!(同じこと二回言ってすみません)

・どこかしら!私のかぼ…ゴーヤの馬車!
言い直す必要性だしなぜゴーヤだし(この日沖縄のイベントがサンシャインで行われていたけどそれかな)

ローズ:鈴木香音

ていうか…衣裳普通に合っちゃってる…眼帯がめちゃ似合っちゃってる…いろいろつっこみどころ満載。
こう、視覚的に繭期!って感じの子がいないから、眼帯良いね。逆になんで本編に眼帯の子いなかったんだろレベルで馴染んでたよね。
SPECTERとか髪型がやたらもさい繭期のヴァンプとかいかにも!って感じでしたもん。俺様キャラがハット被ってたり。個人的にはリリスノのケープが繭期っぽくて好きかな。

でも今回に関してはリバウンドは良かったと思うよ。だって個性派集団リリウムの中で没個性のただの可愛い女の子になってしまったら世界観台無しですよ…。

・ローズの相撲ネタがオタにウケる
後のトークショーで笑ってもらえてよかったと話しておられました。

ファルス:工藤遥

この人なんなんだろうなあ…。憑依じゃないんだよね。なんというか、才能ではなく努力だって知ってるからこそ、よくぞここまでの闇を抱えることができたねと思う。

個人的に印象的なところは、
①マリゴー儀式シーン
②ピーアニー実験シーン
③星を掴むシーン
なんですけど、まあ絶対的シリアスシーン。

①②に関しましてはもう、ファルスの29◯◯年生きてきて躊躇うということを忘れた潔すぎる行動の数々といいますかね…。
クランに入るための儀式と称してマリゴーのことを噛むんですけど、そのスピードたるや、ですよ。ほんと。マリゴーがマーガレットたち噛むより素早い。そして知ってはいたけどこのシーンを実演してくれたことにより、秘密の花園感倍増でしかなくて…しかも3日の幽機交流領域で末満さん「ファルスがクランをつくったときには血盟議会はなくなっている」って…。はああ、てかその少女たちは一体どういう流れで送られてくるんだい、ねえ、ねえってば……。
ピーアニーに関しては怖がるピーアニーに対して何も感じていないような素振りでピーアニーの腕をガシっと掴んで、真顔で何のためらいも、何の前触れもなく短剣を突き刺そうとs…するんだけど…1度刺すフリをして……その次の瞬間グサっと…………「てめえ楽しんでるだろおお!!!!」と野次を飛ばしたくなりました。もうこの一連の動作に感情が全くなくてファルス生き過ぎだから……ってなったよ…。

③は、完全に金縛りにあうレベルで瞬き忘れてめいめいみたいにコンタクトとれるレベルで固まってしまったシーン。備忘録の方にも書いたように、昔の記憶を思い起こしたように「星?」と呟いてから、まず空に浮かぶ星の存在を認識するファルス。そこから両手を伸ばすんだけど、まず肘あたりから持ち上げるんですよ、そのあたりとか本当にTRUMPじゃないですか…。星を掴めなかったときのことを恐れながらジワジワと腕を上げてみる…そして手のひらを頭上に伸ばす…背延びをしながら体全身を宇宙に捧げる気迫で空というかその先を見つめるわけですよ…。そのときのライティングが金ぴかでね(突然の小並感)…ハイライト感がたまらんわけですよ…ライティングの迫力に負けないファルスの思いの強さ、その部分をしっかり私は感じることができて、ファルスの中にいる彼女の能力に脱帽しましたよ…(もはやファルスの中にくどぅーがいるという)。
そしてしばらくして、星が掴めないことに絶望して、手を握りしめ、その拳を震わせながら顔の前まで持ってくる。掴みたかった星を抱くように、そのまま膝をつき地面に蹲るわけです…。ゆっくり、ゆっくりと。
もうこのシーンだけはしーっかり目の裏に焼き付けましたよ。今も蘇るよ…、あの時間…。そのまま「すまない、竜胆、紫蘭」と震声で言うわけですよ……ファルス弱すぎやないかというわけですよ……ファルスはあんなことをしているけれど「希望」だけが支えなわけですよ。じゃないとすぐ壊れてしまう。良い例がシルベチカの自殺シーン。
…でも死ぬことはできない。生き地獄。ほんとそれ。
だからね、ファルスが永遠に枯れない花をつくることとか、永遠に枯れない花になったリリーと再会するということは、クランをつくることと同じくらいの暇つぶしでしかないのかなと思うんです。
結局は、クラウスに会って、死を手に入れたい。天秤にかけるようなことではなくて。だからクラウスに会うまでの暇つぶし。そう考えるとリリウムってなんなんだろってなるわけです。

・貧血
あとはもうふざけた感想を書きます。
「あ゛〜〜〜〜貧血があ〜〜〜〜〜」
のひっくり返る声が本当に良いという話。しかも二輪咲きでは二回も言ってくれたんだよおおお。
でも全体的に声がちょっと大人っぽいというか、餓鬼感が消えてただの乙女ゲーのキャラみたいな声になってたんですわ、私今何観てるんだっけ?ってなったよね。ノイズが消えてとてもクリアな声になってましてね、空気が良く震えてらっしゃる…(何を言ってるんだ)。一年間寝かせて洗練されてた…。
絶対会場にいた女子「おおおん」って震えてたと思うよ。

・二輪咲きはファルスが2回くるくる壁ドンをリリーにする話
貧血で倒れたファルスに優しく「ファルス、大丈夫?」ってリリーがいうんだよ…「心配してくれるのかい…?」っていうファルスの声が多分リリウム史上一番優しさに包まれていたよユーミン…

あとこれなんですけど……。
末満さんはシリアスがほとんどって言っていたから、ああこのあともうファルスがあんなことやこんなこと(何も予想できてない)しちゃうんでしょ……辛いよ…こんなに楽しそうなのに…という全くストーリー楽しもうとしてない視点からしかファルスが見れなくなっちゃったよ…もうただのあやちょだよ…

個人的には初日のファルスの方が髪の毛フワフワで繭期感すごくてとてもタイプでした…



ピーアニー:野中美希

チェルのことかねてからアニメ声だなと萌えてたけど、それと繭期のマッチ感たるや!!!!!

そんな声でピーアニーがね…ファルスのことをね…ファルスお兄さまって呼ぶの。
「ああファルスお兄さま!!竜胆お姉さまと紫蘭お姉さまが繭期でお狂いになられた!!」と足にしがみつくのだ。
「竜胆、紫蘭、ご苦労」「御館様…」「御館様?…け血盟議会の、御偉い方では…?!」と座り込んでしまいながらも後ろに後ずさりながら震声で必死に萌え声で色々喋るピーアニーがまじで繭期で最高でした。
震えていながらも、ただ震わせているだけではなくて感情も入っていて聞き取りやすい声で、本当にそもそもピーアニーが繭期でオカシイ中での、さらにオカシイ御館様に出会ったときの反応として満点すぎて恐怖しかなかったよ…。
末っ子感的な意味でもこの声を採用されたんだろうなと思いましたよね…演技力も込みでですよもちろん……

チェリー:石田亜由美

多分一番セリフ量多かったんじゃないかな……。
ファルスの方が多いかな…でもこの人ゆっくり喋るからな…的な。
とりあえずそのレベルですんごい量喋ってたチェリー。
もはや早口言葉。
この人の一回につきの喋る量も多いんだけど、いちいちみんなに反応するのがいけないよね。もう次からネタを見つけて喋る喋る。
ファルスとは違って全く覚えてないんですけどね、、だって二輪咲きで重要なこととかなんも言わないんだもん、シルベチカとの会話くらいで……。
でもガヤシーンでも中心で騒ぐし、今回のキーパーソンのキャメリアに片思いしていたり、シルベチカとの会話も重要だったりと、かなり出ずっぱりかつオイシイ役どころだったと思います。

あとはあゆみん的には、本当になんでもやりきる子だなと。一つ一つの動きが大げさというかもはや煩いんだけど、そんな動きをチェリーとして最初から最後までやりきるのって本当にすごい…。かといってそれがだーいし感とか、あゆみんっぽいとか、そういうのとも違うんだよな。ちゃんと「チェリー」なんだよねえ。トライアングルで主役とったのも納得、という話です。

マリーゴールド:田村芽実

マリーゴールドはロングヘアを振り乱しながら狂ったように喋るのも良いけど、バルトロメ(SPECTER)みたいなボブで目の上ギリギリのパッツン根暗ヘアの方が100倍似合ってた。というか、少女たちの中にボブキャラがいないというのもあるかもしれない。

・マリーゴールドが喋るとそこだけ異次元になる
自己紹介しなさいに対する「なんで」のこの3文字だけでその場を凍りつかせる能力を持ってるんですよ?!そりゃ異次元。
間違いなくマリーゴールド完全復活してた。

でもさ、ファルスもそれぞれの個性はそのままにしておかないとつまらん的なのはあるとは思うけど、マリゴーの辛い幼少期からの記憶とかそのままに記憶操作しているとか、酷いのかなんなのか……。
マリゴーのせいで最高傑作その1(スノウ)を失うわけだし、もう少しダンピールを警戒しとくべきだったと思いますけど…そこらへんどうですかね?(誰)自分がダンピールだったから?ソフィーってダンピールだからって捻くれたりせずに、優しい少年だったからね…。そこらへんに関しては疎いのかな。もしファルスになったのがウルだったらマリゴーの気持ちはわかることができたのかも。まあファルスのマリゴーの扱い方についての謎は割とありますけどね、そこらへんに絞った考察書いてる人いないかな…。


長いのでとりあえずおわり。


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