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人が知りたいのは、成功するための真理ではなく、楽して儲ける方法・1

noteに数日投稿を続けながら、いろんな人の書いたものを読んで、強く感じたことがある。多くの人が知りたいのは、本気で成功するための方法なんかじゃなくて、楽して儲けたり、大した労力もなく有名になれたりする方法なんだってこと。

では、クリエイターが「楽に儲けることのできる方法」について考えてみたいと思う。

求めるのは、楽に稼いで名声を得ること

私がここに書こうとしていいるのは、たった10数年ではあるけれど、自分自身がイラストレーターとして仕事をし続けてきた実体験から感じた真理だ。でも、多くの人は、そんな真理などどーでも良いのだ。その人たちが望むのは、手っ取り早く稼げる方法教えてよ!ってことなのだろう。

最近で言えば、専門的な知識も下積みもなくても、SNSなどで火がついて、人気が出て、あっと言う間に稼げるようになる、というのが憧れの図式だろうか。小学生でさえ、Youtuberに憧れる時代なのだ。

多くの人の求める記事のセオリーで言えば「ああ、私の書くものって、大して需要なんて無いな」ということがわかる。

本当に「楽して稼げる方法」はあるのか

もしかしたら、簡単に稼ぐ方法というのはどこかにあるのかもしれない。私もそこまでは知らない。でも、それはクリエイターとしての名声とは相容れないものだ、と思う。

ただ仮に、本当に楽して稼げる方法があるとしたら、それを人に教える気になるだろうか?また、本当にそんなことが可能で、多くの人に広まったら、誰もが同じことをしてパイを食い合うことになってしまうのではないか。それって、少し考えればわかる話ではなかろうか。

「楽して稼げる」のカラクリ

友人で、1年セミナーを受ければ資格が習得できて、あとは独立して先生として仕事ができると、せっせとセミナーに通っていた人がいる。私が何か言ってきく人ではなかったので、黙って見守っていたけれど、予想通り、数年後にはすっかり廃業して、せっせと別のセミナーに通っていた。

自分がたった1年でできるようになることは、同じように誰でもたった1年でできるようになるのだ。自分が先生をはじめて1年後には、自分の元から数人、数十人の先生が巣立って行くということ。自分が先生になった時の仲間の数を考えたら、2年、3年後には先生はネズミ算式に増えて行くのだ。

その時になってパイを食い合うのは目に見えてるよね。

「誰でも3か月後には先生になれます」「楽して稼げます」っていうセミナーに通って儲かるのはセミナーの大元の主催者だけ。そのことに気付いたら、楽して儲ける方法なんて無いことがわかるはずなんだけどね。

明日は、ではどうしたら成功できるのか、について書きます。



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