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漫画を描く時の要・キャラクターづくり

2009年頃からアメブロで描いていたひよこのマンガが、そこそこ人気が出て、影響力のあるブロガーとして、テレビ出演させていただいたりしました。その後、コミックエッセイの出版を経て、私なりの漫画の描き方や、ブログの盛り上げ方などについて、まとめておこうと思います。


大切なキャラクターづくり


マンガを描くには、キャラクターづくりが一番の要です。魅力的なキャラクターができれば、半分くらい成功したようなもの。

私のひよこたちも、最終的なキャラクターになるまでに、いろいろ段階を経ています。最初は、ただ何となくカワイイひよこを描いていただけでしたが、だんだんと性格や特徴を思いついては、キャラに肉付けされて行きました。

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2003年に最初のブログで絵日記を描き始めた頃は、自分自身を投影しているだけで、これといった際立ったキャラクターではなかった気がします。きちんとしたキャラクターが出来上がったのは、やはり2009年にアメブロで描き始めた頃からです。


1 お絵かき掲示板時代:ぷ~さんでひよこを描く


2002年頃にペンタブを買って、PCで絵を描き始めました。その頃、お絵かき掲示板が流行っていて、そのアプリを使ってヒヨコを描いてました。特に「ぷ~さん」というお絵かきアプリがお気に入りでした。

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2 ブログ黎明期時代:三本毛の健気なひよこ絵日記


ブログが登場して割とすぐの2003年頃、ブログでひよこの絵日記を描き始めました。当時は、千葉県船橋市北部の田舎に住む主婦でした。

絵は描いていたけれど、プロになれるなんて想像もしていなくて、何者にもなれず、欝々としていました。金銭的には恵まれたゆとりのある生活を送っていたのに、毎日が辛くて。一日何かひとつでも面白いことを見つけて絵日記にしようと決めて、ネタを探すようになったら、本当に毎日が楽しくなりました。

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もしかしたらこの頃の絵日記には、そんな私の想いがにじみ出ていたのかもしれません。その頃、いただいたコメントやメールだけでなく、見知らぬ方がブログをご紹介下さる際にも「ひよこちゃんが頑張ってる姿に励まされます」と書かれていることが多かったのです。


3 出版企画時代:ひよこ、哲学する


2005年に転機が訪れます。この頃通っていた企画講座で出版社にこのひよこマンガをプレゼンした結果、何と出版企画が通ってしまったのです。

編集さんと方向性について話し合った結果、無垢でカワイイひよこが「哲学的」だったら面白いのでは?ということになり、いきなり哲学な感じに。

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って、どこが??って感じですよね(^^;

編集さんが例に出されたのが「葉っぱのフレディ」とか「ぼくをさがしに」など、超名作絵本ばかりで(そうなぜか、例えがマンガではなく絵本でした)ハードル高すぎやろ、と言う感じでした。そんなんカンタンにかけたら、名作とは言われてませんよねぇ。

そうこうするうちに、その出版社が経営不振になってしまい、ついには倒産してしまいました。そんなわけで、私の最初の出版企画はあっさりと消えてしまったのです。(どちらにしても「葉っぱのフレディ」は無理だったよなぁ(笑))

4 ブログ迷走時代:名古屋弁のひよこを模索する


それでも、このひよこは、何かしらモノになるのではないか、と考えて下さる方は少なくなかったようです。いろんな方がこのひよこについてその後もアドバイスをくださったり、応援して下さったりしました。

ここで初めて、キャラクターづくりについて考えるようになりました。それまでは、何となく健気で無垢なひよこで、唯一のキャラ付けらしいものと言えば「食いしん坊」なことくらい。ありきたりなキャラクターでした。

ところで、私の当時のブログは、ひよこのマンガだけを描いていたわけではなく、他にアナログのイラストや、実家のある名古屋ネタなどを描いていました。(このnoteと同じくらい雑多な内容でした(笑))

そこである方から
「名古屋ネタと一緒にして、ひよこに名古屋弁をしゃべらせたら?」
と言われたことが、次の大きな転機になったのです。

そこで、主人公は、名古屋弁のひよこ=名古屋コーチンに決定。名古屋コーチンは地味な外見なのだけど、地鶏界のプリンセスを名乗っているという痛々しい設定が出来上がっていきました。

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5 アメブロ時代:『ひよこだがね』スタート


いよいよ2009年の春に、アメブロでブログを描き始めました。きっかけは、絵本作家仲間のHさんが「ひよこさん、今アメブロが熱いらしいわよ」と言って勧めてくれたのです。

で、こんな感じの「名古屋弁絵日記」からスタートして

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ダーリン=北海道出身のウコッケイ。ニワトリ界の本物のプリンスという設定も難なく決まりました。そこでこんな漫画も描いたりして

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最初は、オットは背中にバラをしょっている設定だったんですね(笑)んで、ご丁寧に元気がなくなると花がしおれるという設定までありました。

当時、まだ30歳くらいだった我がオットは、なかなかのイケメンで、(今はただのオッサンですが)、実際に地味顔の私より花が似あったのです。

んでも、自分たちのことを描く実話エッセイの場合、あまりにベタな創作を入れ込むとウケが悪いようで、この設定もそのうち消えて行きました。

というか、単純に毎回バラを描くのがめんどくさかっただけという。。。
だって、主人公とダーリンを描く労力の差はなかなかのもんでっせ。

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最初は二人だけだった登場ひよこが、だんだんと家族や親せきを巻き込んで

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こんな家系図めいたものまで登場するように。

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以上、キャラクターができるまで、でした。

次回からは、ネタ作りの工夫とか、どんなマンガが受けたか、とか、読んでもらうためにどんなことをしたか、など、いろいろ書いていこうと思います。


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陽菜ひよ子 / イラストレーター&漫画家&文筆家

著書『アトピーの夫と暮らしています』(PHP研究所)。イラストのお仕事は、NHK・Eテレ『すイエんサー』、書籍『おいし なつかし なごやのおはなし』(戸田恵子著、ぴあ)など多数。現在2冊目の本の執筆中。ひよことプリンとネコが好き。 http://www.hiyoko.tv/
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