動き出した今週 〜その二〜

実は、先週も急に思い立って、演奏を拝見したいドラマーの方の
別のライブへ伺い、幸運なことに、少しお話をすることもできたのですが
まさか今週もこんなことになるとは...。

今回は、先週日本橋三井ホールで初めて拝見したドラマーの方と
同じライブでコーラスを担当しておられた、お二人のうちの一人の方が
出演なさった別のライブです。

もう何年も、もしかしたらそれ以上の期間、行ったことのない下北沢という
駅で降りたのですが、ライブハウスのHPに掲載されていた駅からの案内文に
記載されている駅の出口が見当たらず、たどり着けるのかどうか
不安でいっぱいでした。
駅周辺の再開発で、最近変わったようだと気づいたのですが
目印になる大きなスーパーが見つかったので、そこから案内文を見ながら
なんとか伺うことができました。

私の大きな欠点は、ひとさまを覚える際、お顔というよりも
髪型や服装、雰囲気などの印象から入ってしまうというところで。
二度目以降に拝見しても、そういったことが違っていると
わからないことが多々あります。
この日も、入店して料金をお支払いする際
ご本人がカウンターのところにいらっしゃったのに
気づいていませんでした。

ドリンクを受け取るときに、持参したお花を渡したいと思い
お店の方にお尋ねしたところ、あとで直に渡した方が良いと
仰っていただいて、そのまま席で始まるのを待っていました。
途中で、お店の方がご本人を連れて席まで来てくださったときは
びっくりして、どうしようかと慌てました。
最初のひとことは「日本語でも良いでしょうか?」と。
日本語が堪能とは聞いていたのですが
お店の中での会話は英語も多かったので、拙い単語で伝わるかどうか
とても心配だったからです。
「大丈夫です!」と笑顔で仰ってくださってホッとしました。
数日前にご出演のライブで拝見したこと、お声がとても美しくて
ボーカリストとしての歌を拝聴したくて伺ったとお伝えし
お花をお渡ししたら、とても喜んでくださいました。
むしろ、私が幸せな気持ちになりました。

単純な衝動から、まったくアウェイの場所へひとりで行き
こちらは知っていても、相手は初対面という状況で
そんな会話ができる人間だとは、自分でも思っていませんでした。
この年齢でも、初めてできることがあるのだと
あらためてうれしさを感じた次第です。

開演予定時刻から30分くらい遅れてセッションが始まったのですが
帰路の都合で、私は22時ごろにお店を出る必要がありました。
それでも、ご本人の歌をオリジナルを含めて数曲聴くことができ
さらに、当日1枚だけお持ちになっていたCDも購入できました。
「To Hinaちゃん」とサインも書いてくださって
お声だけではなくお人柄も素敵な方でした。
またライブに行きたいとTwitterで書きましたら、見てくださって
日本語でメッセージをいただき、正直なところ、浮かれております。

歌で、いろいろな声の表現ができるなんて、本当に素晴らしい!
また機会があれば拝聴したいですし
自分の声は全く手が届かないですけれど、少しでもいいから
歌えるようになりたいと思いました。
どれくらい、時間が残っているかしら。

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